無駄撲滅チーム

無駄撲滅チーム始動!!

本日、自民党・行革推進本部の無駄撲滅チームが年金と医療の予算についてヒアリングを開始し、私も行革本部の幹事として年金予算の議論に参加しました。そのことをtwitterでご報告したところ、幾つかのコメントをいただきました。
よい機会ですので、今回の無駄撲滅PTの目的について、私の理解するところを書かせていただきたいと存じます。

そもそも、無駄撲滅PTは、政権交代前の自公政権下において、河野太郎議員の発案で、当時地方政府を中心に行われていた事業仕分け(あるいは棚卸し)の手法を国の予算にも取り入れてはどうかということで始まったものでした。当時、私も数名の河野チームの一員として議論に参加させていただきました。その後、この無駄撲滅チームの手法は、民主党政権で事業仕分けという形で引き継がれていきました。
しかし、元々の河野PTと民主党には、手法は同じでも大分乖離がありました。民主党は、大衆受けを狙ったセンセーショナルな項目を多く取り上げ、カメラを入れて公開をするなどの手法で臨みました。また、政策そのものの適否にまで踏み込んだ議論を展開したのが民主党でありました。
一方で、河野PTは、その時その時の話題になっているトピックを中心的に取り上げるということでは必ずしもなく、また、政策の是非に踏み込むのが目的ではなく、どんなに小さな予算科目であっても、政策を実行するのに今の予算の使い方が一番いいのか、非効率な面はないのかを議論するものでした。本日の議論もそういうものとなっています。
したがって、例え予算規模が1億円のものであっても、その執行が適切に行われているか、もっとよい使い道はないかを地道に検証する内容となっています。
本日議論になった年金分野でいえば、保険料方式の年金がいいのか税方式がいいのかといった政策論には踏み込まず、保険料方式の下で納付率を上げる取組みとして今の予算の使い方が本当に適切かを議論するのが、我々の手法であります。

本日の議論の一部を紹介すると、納付率を上げる手法として、コンビニ振込やクレジットカードの利用促進というものがあり、その手数料について国が負担するという予算があります。この手数料負担の予算は、現在は、厚生労働省に計上されています。
しかし、既に保険料の徴収事務そのものは年金機構に移管され、社会保険庁には徴収率向上の目標などが設定されているわけです。そうであれば、徴収率向上の手段の一つであるコンビニ振込やクレジットカード利用促進の予算も厚生労働省ではなく年金機構に計上すればいいのではないか。そうすれば、単に手数料を負担するというだけでなく、利用実績が高いコンビニには奨励的な加算手数料を支払うなどの工夫もできるようになるのではないか。あるいは、コンビニやクレジットカードの活用による納付率の向上についてより定量的目標値を設定するなども必要ではないか。
こういうことを、我々のPTでは議論していくことになります。

ちなみに、復興予算については、既に4月、5月で河野PTで集中的に実態調査、ヒアリングをし、既に、行革推進本部に対し報告書を提出しております。毎年積み上げで予算を計上するのではなく、ザクッとこれぐらいといって計上する基金方式の問題点などにも鋭く切り込んだ内容となっています。

現在の日本の予算制度の最大の問題は、事後チェックがないことです。
財務省は事前査定には相当時間をかけてやっています。しかし、実際にその事前査定通りの成果を挙げられたか、実はもっといいやり方があったのではないかを事後的に検証する仕組みは現在ありません。本当は、政党の無駄撲滅PTなどではなく、この事後チェックも行政の中でしっかりとやるべきなのですが、今はまだそこまでの意識が行政側にありませんので、暫くの間、我々のPTでそうした議論を行政にぶつけ、行政の意識改革をしていきたいと考えております。

【木原誠二衆議院議員ブログ】



無駄撲滅社会保障編

自民党の無駄撲滅プロジェクトチームの社会保障ヒアリングが始まった。
年金は福田峰之代議士が主査、木原誠二代議士他のメンバー。
医療は鈴木けいすけ代議士が主査、小林鷹之、牧島かれん両代議士ら。
私は医療のパートのヒアリングに加わる。
事業の説明が全く意味不明だったり、達成目標が極めてあいまいだったりする事業があり、ぎりぎりと詰めると、「これはXXXXありきの事業ですから」。(XXXXに当てはまる言葉を入れよ)

かつて福田内閣の時に、文科省のヒアリングで説明が意味不明の事業に突っ込むと、「これはXXXX代議士のご提案で...」というのが出てきた。
当然にそうした事業にはダメ出しをする。
それだけではない。

たとえば8020運動推進特別事業。平成24年度に約2億円。
成果目標は「都道府県内に8020運動推進評価委員会を設置し、歯科保健医療推進の体制整備をおこなう」とあり、管理指標は委員会の設置個数、目標は47。
さらに「補助をおこなった都道府県数」で、指標は47。
各都道府県に528万5千円を配ることが目的になっている。
8020運動なんだから、80歳に20歯を残している人の数や割合が目標になるべきだろう。
人口の多い東京も少ない県も一律、528.5万円が補助金として支払われる。なぜ、同じ金額なのかと問われても、厚労省には理屈がない。
しかも各都道府県歯科医師会に支出された金額の3分の2は、研修会講師他謝金。

新人看護職員研修事業。看護師の資質向上及び医療安全の確保を図るための事業だ。
成果目標は「看護職員の質の向上や離職防止が成果目標であり、これは定量的な実績として示せるものではない」!?
定量的な実績が示せないならば、この事業、やめたらどうか。
管理指標、「研修実施都道府県数」。

医療情報連携・保全基盤推進事業。平成24年度、復興特別会計。9億5千万円。
「医療機関の医療情報システム内の主要情報を外部に保存し、災害などの非常時のバックアップとするとともに、連携する医療機関からも情報を見て診療に役立てられるよう、「情報連携・保全基盤整備」を行う。
平成24年度、21か所。内、被災三県はゼロ!
一か所あたり5千万円近いコストだ。しかも、ほとんど情報共有は進んでいない。

社会保障関連の予算は、「聖域ではない」どころか...。そういえば、かつての与党時代、河野チームは厚労省予算には触らせてもらえなかった。
今回は、腰を据えてやらせていただく。

【河野太郎衆議院議員ブログ】



チームの名称で一瞬ドキッとしたのですが、その実際は少し違うようです。
これからは、予算を獲得しただけでなくその中身も納得できて、かつ有効な使われ方を説明できるような対応が求められているようです。
by kura0412 | 2013-06-22 17:53 | 政治 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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