日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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「参議院比例区は20議席を大きく超えることはない」

衆参同日選の可能性は極めて低いが、自公で過半数獲得はほぼ確実!

今年最大の政治決戦である参院選は7月4日に予定される公示まで、あと1ヵ月半に迫った。
この段階での選挙予測は自民党、民主党などが内々に行っている情勢調査に基づくのが最も有効な方法だ。報道機関による選挙情勢調査は公示後となるからだ。両党から漏れ伝わってくる情報を総合すると、自民、公明両党は非改選議席を含めた過半数を確保するのに必要な63議席以上を獲得し、衆参ねじれは解消される見通しだ。

複数区で16議席、1人区でも25議席は可能
本題に入る前に、今でも聞かれることが多いので、衆参同日選の可能性について触れておきたい。
首相・安倍晋三、官房長官・菅義偉、自民党幹事長・石破茂ら政府・与党の首脳陣から時折、同日選を考えている旨の話が伝わる。その情報が衆院選を恐れる民主党によって増幅され、あたかもその可能性があるかのような雰囲気が醸し出されている。
だが、その可能性は極めて低い。
政治に「絶対」はないので、絶対ないと断言するつもりはない。しかし、安倍、菅、石破と話していてそのニュアンスをかぎ取ると、同日選論は野党に対するけん制、あるいは脅しであり、本気で考えているわけではない。自民党衆院議員で選挙の準備をしている者はいない。同日選を嫌う公明党は都議選、参院選に全力投球しており、もし同日選の可能性が出てくれば猛反発するのは必至だ。

本題に入ろう。選挙区選(改選数73)は改選数が2以上の複数区16と、改選数が1の「1人区」31選挙区に分かれる。
自民は複数区で各選挙区1人ずつの計16議席を獲得する見通しだ。
東京(改選数5)で自民は自民、民主両党調査で2議席を獲得しそうな勢いを保っている。そうなると、複数区で17議席となる可能性がある。
勝敗の分かれ目となる1人区で自民が不安視するのは沖縄と、前々回2007年と前回10年に連敗している岩手、山梨、三重、滋賀、奈良の計6選挙区だ。ここで全敗しても25議席獲得は可能。これらの選挙区でも民主党現職が離党し候補乱立となった岩手などで自民が勝つこともあり得る。

選挙区で41、比例で17の計58議席
比例代表(改選数48)は全国制なので報道機関各社の世論調査と同じような結果になることが多い。
自民は政党支持率でも、投票先政党率でも40%前後に達し、他の政党はヒトケタ台にとどまっている。このため、「自民25議席という調査もある」(官邸筋)と言う。

しかし、自民の議席は過去の実績から見て、最高でも22議席、おそらく18-20議席にとどまるのではないか。参院選比例代表で各党の最多議席は1986年に自民党が取った22だ。この時は改選数が50と現在より多く、かつ衆参同日選だった。
改選数が48となった2001年以降4回の参院選での最多は01年の自民、07年の民主のいずれも20議席だった。前者は「小泉旋風」、後者は年金記録漏れなどが社会問題化し民主に強い追い風が吹いていた時である。自民は今は好調でも7月21日とみられる投票日時点で「自民党に勝たせすぎてはいけない」というバランス感覚が働くと20議席を大きく超えることはないとみるのが妥当だろう。

こう見てくると、固く見積もっても自民は選挙区で41、比例で17の計58議席を獲得することになる。連立を組む公明党は最低でも8議席。自公両党で計66議席となり、非改選議席59と合わせ125議席と過半数を超す。

野党に目を転じると、複数区、とりわけ改選数が2の「2人区」(10選挙区)で優位に立つ自民が奪ったあとの残り1議席を、民主と、維新あるいはみんなの党の候補が争う。
民主は7選挙区で維新と、3選挙区でみんなと戦う構図だ。この戦いが改選議席でどこが野党1党になるかを決めることになる。
だから、維新の会共同代表の大阪市長・橋下徹の失言で内心、ほくそ笑んでいるのは民主である。維新から支持が離れれば、民主に有利に働く。維新は昨年暮れの衆院選比例代表で自民に次ぐ1226万票と得たが、それは「ふわっとした民意」(橋下)。橋下の失言は参院選における維新の議席に響くのは間違いない。

【田崎史郎・ニュースの深層】




安倍内閣の高支持率で比例区でも大きく議席を伸ばす予想をしていたのですが、専門家の分析は違うようです。
by kura0412 | 2013-05-21 17:52 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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