日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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逆風吹く民主の取るべき策は

自滅にむかう民主党を再建するには

政治もマーケティングです。
人々の共感をえる商品としての政策をいかに生み出し、また人々の支持を得るために知恵を絞り、人々に働きかけることはマーケティングそのものです。どのようにという手法は時代によって、また状況によっても変化してきますが、本質は変わりません。
その視点から見れば、安倍総理は実にいいマーケィングを展開して成功したと思います。しかし、政権の座を滑り落ちた民主党は茫然自失という状態のようです。

参院選をにらんで「靴底減らし運動」の一環として「全国行脚」を行ったり、アベノミクスを批判するビラを作成したりしたようですが、安倍内閣の支持率が高止まりし、民主党に逆風が吹き荒れているとはいえ、なにか痛々しさを感じます。
「奇手、妙手があるわけではない。愚直に地域を回り、訴え、国民の声を聞くしかない」という海江田代表の言葉にも、リーダーとしての資質を疑わせるものがありますが、そのとおりでしょう。奇手、妙手があるわけではありません。
なぜなら民主党の存在理由から揺らいでいるのですから、小手先の手法で立ち直れるというものではありません。
マスコミだではなくネットでも民主党叩きの嵐も吹いています。しかしそんな時こそ、党を根本から変えるチャンスなのです。
「ニコニコ超会議2の民主党ブースがガラガラで、まばらで、閑古鳥で、スルーされて、相手にされなくて、人がいない」という証拠画像がネットに流れていても、実際はそうではなかったことを伝えてくれる人もいるのですから、世の中は捨てたものではありません。

民主党の人が読んでくれるかどうかはわかりませんが、おすすめしたいのは、政党そのもの、また掲げる政策を商品だと考えると、マーケティングでいう「中核価値」をどう考え、またどう再創造することです。
ところで、政党や政策の「中核価値」とはどのようなものでしょうか。
どう定義するかはその政党の個性だと思いますが、「希望」だと定義してみると今の状況がよくわかります。

安倍内閣がなぜ高支持率なのでしょうか。それはアベノミクスというブランドで包まれた「希望」を売っているからです。
多くの人々が、もしかすると日本の経済が立ち直るかもしれないと感じ、また富裕層では株価が上がったという体験がさらに「希望」をふくらませています。その商品も、もしかすると欠陥品かもしれないのですが、欠陥が発覚し、失望のどん底に落ちるまでは、すくなくとも国民の多くは「希望」を捨てたくはないのです。

では民主党は、どんな「希望」を国民に提供できるのでしょうか。
もっといえば、もう全方位で自民党と対峙する勢力を失っています。すべての国民に受けることなど考えるほど愚かなことはありません。特定の人たち、しかも影響力の大きい人たちにターゲットを絞ったほうが、切れ味が鋭くなり、基盤をつくるためには有利になってきます。
国民の声を聞くこともいいのですが、今日のマーケティングでは、いくら消費者の人になにが欲しいかを聞いても答えは返ってきません。仮説が必要で、仮説を示してはじめて、本音が返ってきます。

つまり、まずはコンセプトを再創造することが第一です。
それなしには、国民のほんとうの声も返ってきません。今なら、国民の声を聞いても、どんな声が返ってくるかは想像がつきます。

民主党が消滅しても時代の流れ、また自己責任でしかたがないのですが、日本維新の会が、東西冷戦時代を背負ったまま齢を重ねた老人たちを背負ってしまったために、切れ味も悪くなり、急速に人気を失ってしまいました。
このままでは、政権交代の緊張感をつくりだす健全な野党が日本の政治からなくなってしまいかねない状況になっています。
党内でさまざまな考えがあり、国民に「希望」を感じてもらうだけのエッジの効いた政策を打ち出せないなら、いったんは解散して、野党の再編を狙うのも一手かもしれません。
まずは存在意義、存在価値がいかにすれば生まれ、また高まるかの原点づくりから始めて欲しいものです。
敵は自民党ではなく、自らの思想の弱さだと発想を変えれば、また異なった戦略も自ずと生まれてくるはずです。
これだけ変化が激しく、海外の影響も大きく受ける時代ですから、やがてまた政権交代を国民が望む時機はかならず再び到来してくると思います。その時に国民がよりよい選択をできる価値ある野党づくりは政治家の使命ではないでしょうか

【大西宏・マーケティングエッセンス】



一度政権を取ってターゲット絞ることが難しくなっても、この考えで向かうしか方法はないのかもしれません。
by kura0412 | 2013-05-02 12:16 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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