「歯科全体のパイを広げる」

参議院選挙に向けて従来以上の取り組みを行う(日歯連)  

髙木会長は,“医科・歯科格差”と言われることがよくあるが,この言葉を“使いたくない”と述べ,医科は医科で伸びてもらい,歯科が遅れている分を取り戻したいとした上で,歯科界全体のパイを広げていく考えを繰り返し表明した.
日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は1月25日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において定例の記者会見を行った.会見では,次期参議院選挙の対応等について,以下のような紹介がなされた.

次期参議院選挙に向けて
昨年末に衆議院総選挙が行われたが,税制の問題,社会保障等,参議院選挙を見据えた中で政府の政策が決まりつつある.
日歯連盟としては,次期参議院選挙が「勝負」となるが,政界再編は不透明である.自民党は衆参のねじれを解消したいと考えており,野党はそうはさせまいと巻き返しを狙っている.そのような中で戦われる石井みどり氏の選挙は生やさしいものではなく,本格的に取り組まなければ,われわれの望むような結果にはならない,と組織の引き締めを行っている現状が示された.
昨年10月12日,歯科三団体(日本歯科医師連盟,日本歯科技工士連盟,日本歯科衛生士連盟)は政策協定に合意し,石井議員との間でこれを取り交わしたが,従来以上に真剣な選挙への取り組みが行われるのではないか,との期待を表明した.
石井みどり氏は,参議院議員として二期目に入り,自民党の中でもさまざまな役職についている(例:女性局長を歴任).石井議員が活動してきた組織(地方部会等)を動かしてみようと,各地域の自民党にも働きかけ,協力を呼びかけている.先の衆議院選挙では,自民党の参議院議員が全国各地を応援に回っていたが,今度は衆議院議員からの応援をお願いすることも可能ではないか,との見通しを語った.

日歯連盟の2年間を振り返って
日歯連盟役員の任期が残すところわずかとなった(日歯連盟・会長は3月の評議員会で推薦・承認を受けるが,評議員の推薦する者が複数にわたった場合は投票により決する).髙木会長は,この2年間が非常に短く,さまざまなことがあったと振り返った上で,“もう一度チャレンジしたい”との意向を明らかにした.2年前,日歯連盟・会長に就任するにあたり,下記の3点について述べた.
①歯科医療費の確保(予防の評価,新技術・機器・器材の導入,歯科医師が活躍する分野を広げること,税制問題,審査・指導・監査の緩和,撤廃など).
②人脈強化(歯科医師だけでなく,理解を示してくれる政治家,官僚とのパイプづくりと行政におけるポストの確保).
③医療政策(転換期にある歯科医療の“あるべき姿”を国民に訴え,世論をバックに,実際に政策を実現させるためのプロセスを示し,具現化する仕組みをつくること).
2年間の実績をもとに,次年度(平成25年)の事業計画をつくるべく検証してみると,“道半ば”であり,歯科の遅れを取り戻し,もう少し前に進めるために尽力したい,との強い決意を明らかにした.

【ヒョーロンニュース】
by kura0412 | 2013-02-06 16:23 | 歯科医療政策 | Comments(0)