経産省からも予算が

【来年度予算】ヘルスケア産業に167億円-経済産業省

経済産業省は2013年度予算案で、今年度当初予算から754億円(7.3%)増の1兆1044億円を計上した。医療・介護関連では、介護ロボットの開発・導入促進や再生医療の育成などをテーマとする「ヘルスケア産業の育成」で、今年度当初予算から61.8%増の167億円が充てられた。
「ヘルスケア産業の育成」の内訳は、IT創薬技術の向上や次世代抗体医薬などの安定生産技術の開発などを行う「個別化医療に向けた次世代医薬品創出基盤構築事業」に37億円、再生医療製品の薬事審査の迅速化を目的とした臨床研究やデータ分析を行う「再生医療等産業化促進事業」に10億円が充てられた。

■「介護ロボット」に23.9億円、厚労省でも8300万円
高齢者の自立支援や介護従事者の負担軽減を目的とした介護ロボットの開発や、現場におけるニーズ調査を行う「ロボット介護機器開発・導入促進事業」には、23.9億円が計上された。
なお、介護ロボットについては、厚生労働省老健局の関係予算案でも、「福祉用具・介護ロボットの実用化の支援」として8300万円が充てられている。

【キャリアブレイン】



これから経産省も次第に医療に係わってきます。ここに歯科界もどう関連づけるか、まさにイノベーションが必要です。
by kura0412 | 2013-01-30 12:47 | 医療政策全般 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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