日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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首脳会談が最初のバトル

攻める安倍氏、守る首相 「解散」3つのシナリオ

野田佳彦首相(民主党代表)と安倍晋三自民党総裁との間で、早くも「解散」をめぐる攻防が始まった。
首相が「近いうち」と約束した解散時期に関し、まずは安倍氏が「年内だろう」と先制のジャブ。これに対し、首相も「新総裁も三党合意は守ると総裁選中におっしゃった」と応戦した。攻める安倍氏に、守る首相。2人の今後の出方を予想すると、解散の3つの可能性が見えてくる。

■10月解散
野田首相は26日午後(日本時間27日未明)、米ニューヨークでの記者会見で、10月1日にも行う内閣改造後に安倍氏との党首会談を行う考えを示した。安倍氏も会談に応じる方針で、ここで解散時期をめぐる具体的なやりとりが交わされるのは確実だ。
首相は記者会見で「だれにも具体的な時期を明示することはない」と予防線を張っているが、安倍氏は26日夜のテレビ朝日番組で「まず、そのこと(近いうちの解散)をちゃんともう一度、保証してほしいと主張していく」ときっぱり。「近いうち」の定義についても「年内ということだろう」と明確にし、事実上は10月中旬召集予定の臨時国会中との認識を示した。
野田・安倍会談が決裂した場合、この臨時国会は冒頭から大荒れの展開となる。安倍・自民党が野党最大の“武器”である内閣不信任決議案の提出を視野に入れているからだ。

民主党の衆院の議席は現在、247議席。すでに離党届提出済みの松野頼久元官房副長官や、新たに離党の意向を示した玉置公良衆院議員ら4人を除けば、国民新党(3議席)と合わせても過半数(239議席)割れまで「マジック8」というピンチだ。
さらに、先の民主党代表選で敗れた原口一博元総務相は新グループ結成に向け動いており、離党予備軍は「十数人」とも言われている。与党過半数割れの可能性は十分で、不信任案可決が現実味を帯びる。
不信任案が可決されれば、その先には「10月解散」が待ち受ける。

■来年1月解散
内閣不信任案を可決された末の「追い込まれ解散」ほど首相にとって不利なものはない。そこで浮上するのが、自民党が特例公債法案と「一票の格差」是正を含む衆院選挙制度改革関連法案の成立に協力することと引き換えに、首相が解散を確約するケースだ。党首会談では「社会保障制度改革国民会議」への協力も求めるとみられる。
ただ、衆院選挙制度改革法案が成立しても、衆院議員選挙区画定審議会(区割り審)で区割りを決める作業と周知期間で2、3カ月はかかるとされる。視野に入るのは来年1月の通常国会冒頭の解散だ。
もっとも、民主党は一連の法案を成立させた上で、再び解散を先送りしかねない。代表選の最中に首相が「問責決議が出てきたという状況の変化があった」と言ってのけただけに、その可能性は大いにある。

■来春持ち越し
「解散恐怖症」が蔓(まん)延(えん)する民主党の“本音”は平成25年度予算案成立後の来春以降の解散だ。
その間に新党「日本維新の会」の支持率が低下することにも期待を寄せる。党首会談が決裂し、不信任決議案の可決も不発に終われば、輿石東幹事長が唱える来夏の衆参同日選も現実味を増す。
しかも、自民党幹事長には「解散しないから(特例公債法案の)審議に応じないというのはあるべきでない」と語っていた石破茂氏が決まった。輿石氏は周囲に「おおいいじゃねえか」と語り、愁眉を開いた。
安倍氏が民主党に対決路線で臨むのが確実なだけに、民主党内には今後、石破氏への“淡い期待”が広がる可能性は高い。そんな民主党内の空気を感じてか、石破氏は27日、党運営をめぐる安倍氏との距離感について「極めて近い」と記者団に断言した。
安倍氏の対決路線に石破氏が同調し、特例公債法案などが成立しなければ、自民党に責任を押しつけるだけ-。民主党にはそんな計算もちらつくが、これ以上の先送り政治が世論から支持を得られるはずはない。

【産経新聞】



安倍・石破コンビの最初の関門は年内解散の確約であり、首脳会談が大きなポイントとなりそうです。
by kura0412 | 2012-09-28 12:30 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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