日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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人事を政権堅持に利用するにしても

挙党態勢は不透明…首相、離党防ぐ布陣に腐心

民主党代表選で再選された野田首相は、内閣改造・党役員人事で、党の結束を維持し、新たな離党を防ぐ布陣作りに腐心する考えだ。
しかし、党内の溝が深まる中で挙党態勢を築くことができるかどうかは不透明で、難しいかじ取りを迫られる。

「3候補を応援された皆様。(選挙戦で)私の至らない点について、厳しくご指摘をいただいた。しっかり胸に刻んで、これからの政権運営と党運営に当たっていきたい」
首相は21日の臨時党大会で再選を決めた直後のあいさつで、代表選を戦った原口一博元総務相、赤松広隆元農相、鹿野道彦前農相の支持者にこう呼びかけた。
その後の記者会見では、「当選1回生の皆さんは、これまであまり政府の中での役割はお願いしたことがない」と述べ、当選1回衆院議員を内閣改造で政務官などに起用する考えを示唆した。首相の対立陣営に加わった議員や、政権運営に不満をくすぶらせている若手らを「チーム力の強化」の名目で政権内に取り込み、党内融和に努める狙いがあるとみられる。

こうした首相の発言に、赤松氏は「挙党態勢でやってもらえるとありがたい」と期待感を示した。赤松氏の陣営は、党や政府の役職への起用を求める「推薦リスト」を提出する案も検討しているという。鹿野氏も、「限られた人たちだけで物事を決めていくということは好ましくないと訴えてきた。幅広く有為な人材の登用が大切だ」として、人事を注視する構えだ。
一方、離党を視野に入れ、代表選で原口氏を支持した議員には「野田首相が、どこまで党を変えるつもりがあるのかを見て、離党を判断する」との声もある。代表選を通じ、消費増税や原子力発電所の再稼働を含めたエネルギー政策などで、首相と「反野田」陣営の溝の深さが浮き彫りになっており、対立3候補を推した議員が満足するような挙党態勢の構築は容易ではない。

【読売新聞】



人事を政権堅持に利用することは常ですが、ここまで露骨なのはあまり覚えがありません。
by kura0412 | 2012-09-24 17:11 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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