日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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嫌いなものは嫌いだったのです

友好を強要した日本は韓国に謝罪をーお隣の国「韓国の起源」

日本は韓国に謝らなくてはならない。戦後ずっと、日本のことが大嫌いな韓国に対して、日韓友好を一方的に強要してきたのだから。日本は韓国に嫌われている事実を受け入れ、韓国をもうラクにしてあげるべきだ。

一連の日本叩きによって、李明博大統領の支持率が上昇 した。また、野田首相が大統領宛てに送った親書も送り返される ことが決定したようだ。
今回、多くの日本人が痛感したのは、韓国は日本のことが死ぬほど大嫌いという事実である。歴史認識で韓国寄りの立場を取る民主党政権でも、韓国は日本を非難し続ける。「未来志向」で開明的な李明博大統領でさえ、激しく日本を叩く(李明博大統領だからこそ、というのが私の分析 だが)。さらにレームダック状態だった李明博大統領の支持率が日本叩きをしただけで上昇するのだから、韓国というのは無条件に日本が大嫌いなのだ。

日本人が今回だけは韓国に対して折れないのは、個別の問題(竹島問題、天皇侮辱発言問題、歴史認識問題)が理由というよりも、絶え間ない日本叩きによって、韓国のホンネを知ることになったからである。
日本人は外交を「ご近所づきあい」と同じ目線で考えがちだ。そのため、「お隣の国・韓国」に対しては、「ご近所づきあい」と同じように、ひたすら波風が立たないよう努めてきた。しかし、日韓友好が幻想だと思い知らされた今回、日本は「ご近所づきあい」モードを捨てて、冷静に外交を考えるようになっている。
戦後の日韓関係、とりわけソウル五輪以降の日韓関係をよく思い出してほしい。日韓友好ということがしきりに叫ばれたが、その友好を唱えていたのは実は日本だけではなかっただろうか。日韓共催W杯でも、日本国内では「お隣の国・韓国」との友好関係がクローズアップされたけれども、韓国国内ではまるで韓国単独開催であるかのように物事が進んでいた。近年も、韓流ブームを筆頭に日本国内では日韓友好ムードが盛り上がっていたが、韓国では相変わらず日本嫌いのムードが支配し続けていたのである。

日本人は、他者から嫌われることを避けたがる。
「嫌われている私」という事実が1つでもあると、精神的に落ち着かない。だからこそ、「韓国って日本が嫌いなのかも?」という事態に直面すると、その現実を見ないようにするために、ひたすら韓国の要求(客観的事実に反する歴史認識問題までも)を受け入れ、日韓友好を必死に訴えてきた。「これで韓国は日本が嫌いじゃなくなったはず」と自己暗示をかけてきたのである。しかし、李明博大統領の日本叩きによって、すべての暗示が解けてしまった。
そう、日韓友好はそもそも存在しなかったのだ。日本人が自己暗示のために、一方的にラブコールを送っていたに過ぎない。日本はいい加減、韓国に死ぬほど嫌われているという現実を受け入れる必要がある。
日本の八方美人的な傾向から距離を置いてみれば、国も人も、他者から嫌われるのがある意味自然な姿だと言える。また、外交において好き嫌いは本質ではない。相手に嫌われていても、利害が一致すれば手を組むことはできる。

韓国との関係を考えれば、少なくとも朝鮮半島情勢において利害は一致する。限定的に日韓は手を組めばいいのであって、無理に全面的な友好を求める必要はないのだ。
どうせ、今必死に日韓友好というラブコールを日本が送り、すべてにおいて譲歩したところで、朝鮮半島が統一されれば韓国は日本への敵意をむき出しにする。それまでの一時的な“同盟”と割り切り、限定的に外交・軍事面での協力をしていけばいいのである。もちろん、経済面では市場原理で取引を続ければいいだけの話であって、韓流スターについても好きな人はこれまで通りに“消費”すればいい。

そもそも、本当に韓国のことを思うなら、韓国の気持ちになって考えてみるべきだ。
死ぬほど大嫌いな相手(日本)に対して、別に仲良くなる気などなく、不満をひたすらぶつけているだけなのに、なぜか相手からは一方的に仲良くしようと擦り寄ってこられる。また、大統領就任当初は外交的に余裕がないので「未来志向」という言葉で日韓関係を棚上げしているだけなのに、それを真に受けて「未来志向だよね! 仲良くしよう!」とさらに擦り寄ってくる。どう転んでも好きになるはずもない相手から友好を強要されるなんて、さぞ不快だったことだろう。

親書を送り返すという外交上の非礼をするのも、「これ以上仲良くするのはやめてくれ」という韓国からの血の叫びである。
日本は「嫌われたくない」というエゴを捨て、韓国が日本を死ぬほど嫌う自由を認めなければならない。日韓関係は昔から冷え切っているという現実を受け入れ、「これまで無理矢理仲良くしようとしてごめんなさい」と謝罪するのもいい。また、何か外交上のイベントがあるたびに、「韓国君はどう思う? 一緒にやる?」などと声をかけてきた悪しき習慣もやめるべきだ。日韓友好は韓国を苦しめるだけである。

追記:ちなみに、「お隣の国・韓国」という言い回しはいつ頃できたのだろうか。この言い回しは非常によくできていて、「お隣の国・韓国」と言われると、多くの日本人は「やっぱりお隣とは仲良くしないとねえ」と、ごくごく自然に友好最優先モードに入ってしまう。この「お隣の国・韓国」という言い回しのせいで日本による日韓友好強要が加速し、日韓関係はかえって歪なものになってしまった。
「お隣の国・韓国」の起源についてはおそらく諸説あるだろうが、私の知る限りでは、やはり朝日新聞が最初に多用し始めたように思う。時期的には、ソウル五輪開催が決定し、韓国で民主化が急速に進みつつあった時代だ。
1984年8月16日付の朝日新聞では、ロス五輪に関する記事の中で「お隣の国、韓国報道陣のすさまじい応援ぶり」について触れられているが、これはあくまでもスポーツ記事である。政治的な意図を持って書かれた初出は1987年12月18日付の朝日新聞社説ということになるだろう。

「最も近いお隣の国韓国に、国民の手で直接選ばれた新大統領が誕生した。大きな混乱やテロもなく、選挙は全般的にみれば順調に行われた。韓国政治史上、画期的な出来事であり、民主政治前進への人びとの固い決意を示すものだった。
韓国の政治はこれまで、力と力とが衝突し、一方が他方を倒す歴史であった。度重なるクーデター、長期独裁政権、秘密警察の暗躍などがこの国のイメージを暗いものにしてきた。しかし今度の選挙はこのイメージを変えた。日本はもとより世界のマスコミが連日、大量に『韓国』を報道した。その中から各国の人びとが、若々しく、時には荒々しい民主主義の息吹を感じとった。日本人の韓国に対する認識もこれで大きく変わったのは確かだろう」(「韓国の人びとが選んだ道」より)
この朝日新聞の高らかな宣言をきっかけに、日本は日韓友好を加速させていく。しかし、民主化をしたところで、韓国が日本のことを嫌いだという事実は変わらなかった。いや、むしろポピュリズム的な大統領が民衆を煽ることで、韓国の日本嫌いはより強くなったと言えるかもしれない。「お隣の国・韓国」という言い回しによる日韓友好キャンペーンは、四半世紀の時を経て、ついに破綻を迎えたのである。

【宮島理のプチ論壇】



隣国ですからそれなりのお付き合い程度にして、嫌いなものを無理に好きさせる、する必要はないのかもしれません。こんな考えをするのは残念は残念ですが。
by kura0412 | 2012-08-24 12:06 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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