歯科の医療特区には

復興支援で福島の「医療特区」など認定- 岩手、宮城に続き

政府はこのほど、東日本大震災の被災地で規制緩和などを認める「復興特区」として、福島県が申請していた「保健・医療・福祉復興推進特区」を認定した。
県内の病院や介護施設で、医療従事者の配置基準の緩和などを認める。「医療特区」については、これまでに岩手、宮城両県が認定を受けている。

医療特区の認定は20日付。病院に配置する医療従事者数の基準となる、患者と処方せんの数の計算方法を、通常の「前年度の平均値」から「直近3か月の平均値」に緩和する。また、医師の配置基準を通常の9割相当とし、医師の確保などが難しい医療機関を支援する。
また、介護老人保健施設(老健)の医師の配置基準も弾力化する。また、病院との連携などを条件に、病院や老健などを運営する法人以外にも、指定訪問・介護予防訪問リハビリテーション事業所の開設を認める。
このほか、県と県内59市町村が共同で申請していた「ふくしま産業復興投資促進特区」も同日付で認定された。医薬品・医療機器メーカーなどを対象に、工場を新設・増設した際の税制上の減免などを認める。

【キャリアブレイン】



歯科での医療特区にはどんなものが考えられるでしょうか。保険外併用療養制度の歯科領域の拡大はどうでしょうか。
by kura0412 | 2012-04-24 16:01 | 歯科医療政策 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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