日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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中央突破を図ろうとしています・単独で一体改革閣議決定へ

改革大綱、17日に閣議決定 野党拒否で方針転換

政府は14日、消費税増税を柱とする社会保障と税の一体改革大綱素案を、17日にそのまま「一体改革大綱」として閣議決定する方針を決めた。
野田佳彦首相は与野党協議を経て大綱を閣議決定し、消費税増税関連法案を国会提出する道筋を描いていたが、野党が協議を拒否する姿勢を崩さない上、3月末までの提出を目指す関連法案作成に約1カ月かかることから方針転換した。

藤村修官房長官は14日午後、国民新党の下地幹郎幹事長と官邸で会談しこうした方針を伝達。閣議決定後に自民、公明両党など野党側に協議をあらためて呼び掛けることも確認した。
これに先立ち、首相は藤井裕久民主党税制調査会長と官邸で会談。藤井氏は会談後、与野党協議が実現しない場合でも消費税増税関連法案の国会提出はやむを得ないとの認識を記者団に重ねて示した。
藤村氏は記者会見で「政府は3月末までに関連法案を国会提出する義務があり、しかるべき時期に大綱をまとめる必要がある」と説明。岡田克也副総理は会見で、野党に閣議決定後の協議を呼び掛けた。

政府、与党の「社会保障改革本部」が1月6日に決定した大綱素案は、消費税率を「2014年4月に8%、15年10月に10%」に引き上げると明記。高齢化に伴う年金、医療、介護費用に充てて財政健全化を進めるとともに、子育て支援などの充実も盛り込んだ。
衆院議員定数80削減や国家公務員給与削減の関連法案成立、最低保障年金創設を含む新年金制度関連法案の13年国会提出などにも言及している。

【共同通信】



野田政権は先が読めない中での中央突破を図ろうとしています。
by kura0412 | 2012-02-16 09:51 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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