胸の内

中医協の答申を受けて臨時記者会見を開催(日歯)

大久保会長は「これまでの厳しい状況下では,改定率という“枠組み”に縛られ,なんとかその制限の中で収めようという内容に議論が終始しがちであった」と述べ,「今後はさらなる連続性をもって,歯科医療はもとより日本の医療が一歩一歩ステップアップしていくための改定に向けて,引き続き努力して参りたい」と抱負を語った.
日本歯科医師会(大久保満男会長)は2月10日,中医協から厚生労働大臣へ平成24年度社会保険診療報酬改定に関する答申が行われたことを受けて,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において臨時の記者会見を開催した.

冒頭,総評として大久保会長は,まず会長に就任して臨んだ過去2回の改定を振り返った.
それまでは小泉政権下においていわゆる“医療費抑制政策”が執られていたが,平成20年度改定(+0.42%)をマイナス改定の連鎖から抜け出すための足がかりとし,政権交代を経た後の平成22年度改定(+2.09%)によって階段を上るための土台を築く地ならしができたと説明.そのうえで,今回の平成24年度改定では,前2回のプラス改定を踏み台にしながら「ようやく最初の一段を上ることができた」と,医療の充実や供給体制の確立といった“あるべき歯科医療の姿”の実現に向け,次回以降の改定に連続性をもって繋がりうる結果を得たことに一定の評価を示した.

次に,堀 憲郎常務が概要の解説を行った.
なかでも,日歯が以前より強く要望してきた“基本診療料(初再診料)の引き上げ”が叶わなかったことに対しては,「単科であり,個人経営の診療所が全体の約80%を占めるといった歯科の特殊性が理解されず,なかなか議論に取り上げられない」と,未だ続く歯科の認知度の低さを課題とした.
また,今回の改定項目の重点課題に“周術期における口腔機能の管理等,チーム医療の推進”や“在宅医療の推進”が挙げられたことに関しては,「一般の開業医の先生方にとっては,あまり馴染みのない分野に軸足を置いての改定となった印象があるかもしれない」と懸念を語ったうえで,「まだ試算の段階だが,周術期・チーム医療には15%,既存技術料評価には85%の予算配分になっている」と,医療現場の体力をこれ以上落とさずにできるだけ回復させるよう,財源の割り当てを要望してきたことを説明した.

【ヒョーロンニュース】



医科の方で再診料が焦点となっている時、歯科だけというのは難しかったのかもしれません。しかし、前回は初再診料に拘り過ぎた印象があっただけに、結果的には今回のような既存技術料へ振り分けた方がプラスになるかもしれません。
いすれにせよ、改定の評価はもう暫く経ってからです。
by kura0412 | 2012-02-14 16:51 | 歯科医療政策 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412