メタボンをどう解釈するか?

大臣折衝でもなかなか議論に隔たりのある「混合診療」、議論が交錯する一番の理由は、その定義のあいまいさ、そこにあると私は思っています。
そして、規制改革会議が求める全面的な解禁となれば、医療供給側としても、中には、絶対に認めることの出来ない部分があり、混合診療絶対反対という報道をされるわけです。ようやく、ここにきて個々の事例についての議論が始まっていますが、やはり最後は、小泉首相の判断での決着と私は予想しています。
問題は歯科です。
医科側がその反論理由に言っている「解禁になれば、新しい技術が保険に収載されなくなる」新しい技術、治療法が近年全く保険に導入されていない歯科としては、混合診療、自由診療と言葉は換わっても、その意見には、経験上納得します。
では、解禁となったら、メタルボンドは、やはり、現状のまま自由診療なのか?混合診療に組みいられるのか?既に新技術とはいえないこの治療を、価値観の違い?アメニテイー?
ただ、財政的に導入されていなかった、歯科の今までの経過をどう整理するのか?現在の議論の輪には入れなくても、一つ一つの診療をわれわれ自らが検証をする準備の必要があるようです。
by kura0412 | 2004-12-11 11:02 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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