何故医療機関が当面対象外なのでしょうか

国による賠償仮払い、医療機関は当面対象外- 原発事故

福島第1、第2原子力発電所の事故をめぐる国による損害賠償の仮払いの対象に、医療機関が含まれないことが、文部科学省への取材で分かった。
同省原子力損害賠償対策室では、「東京電力による本補償支払いまでの長期化が見込まれる観光業などが当面の対象」と説明している。しかし、東電による本補償の内容はまだ明らかにされておらず、原発周辺の医療関係者らは、「観光業などに対象が限定されることには非常に不安を感じる」と戸惑っている。

損害賠償の国による仮払いは、7月29日に成立した「原子力事故被害緊急措置法」(仮払い法)に基づくもので、政府が9月13日にも閣議決定する仮払い法の施行令に盛り込まれる。原子力損害賠償対策室によると、売り上げ減などの損害が原発事故によるものかどうかの判断が難しく、本補償までの期間が長引くと見込まれる観光業者などに絞って、東電に代わり国が損害賠償を立て替える。医療機関は当面、仮払いの対象にせず、東電による本補償の進ちょく状況を見極めるという。
東電による本補償は、同省の「原子力損害賠償紛争審査会」が8月5日に策定した原子力損害の範囲などに関する中間指針に沿ったものだが、福島県内の医療関係者らは、この中間指針の内容自体を「不十分」と指摘。損害賠償のスキームとして東電への補償請求を選択しないケースもあり得るため、国による仮払い対象に医療機関も加えるべきだと強く求めている。

■法人への補償スキームは来週公表へ―東電
福島第1、第2原発の事故に伴う損害賠償問題で、東電は法人や個人事業主への本補償の内容を来週中に公表する予定だ。
請求書類と損害額を証明する書類などを基に東電側が補償額を決定し、「合意書用紙」を提出した法人や個人事業主に補償金を支払う仕組みだが、合意書などの書式は9月12日現在、明らかになっていない。

【キャリアブレイン】



このことで医師の移動が加速するかもしれません。
ちなみに日歯の資料によると、福島原発事故で警戒地域で33件、緊急時避難準備区域に27件の会員の先生方がいるとあります。
by kura0412 | 2011-09-13 18:34 | 政治 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラーを片手に歯科医師の本音

回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。

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