日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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「マイナンバー」

共通番号の大綱決定 名称は「マイナンバー」

政府、与党の「社会保障改革検討本部」は30日、社会保障と税の共通番号制度の大綱を決定した。共通番号の正式名称は「マイナンバー」とし、国民一人一人に割り当て、2014年に健康保険証や年金手帳、介護保険証の機能をまとめたICカードを配布。15年1月から段階的に利用を開始する方針だ。

番号制度は年金、医療、介護保険、福祉、労働保険、税務の6分野で活用。政府は消費税率を上げる際には低所得者の負担を軽くする「給付付き税額控除」の導入を検討しているが、番号制度導入はその前提となる。
家庭ごとに医療や介護、保育などの負担を合算し、一定額以上は払わなくてすむようにする「総合合算制度」の導入も視野に入れる。
政府は大綱を基に法案化を進め、秋に国会に提出する予定。与謝野馨経済財政担当相は30日の記者会見で「番号制度は公平かつ便利な社会保障サービスを実現するため必要だ。国民の理解を得ながら早期に法案を提出したい」と述べた。
大綱には、東日本大震災の教訓を踏まえ、避難所への効率的な医薬品配布や、預金の速やかな引き出しなど災害時の活用策も盛り込んだ。
番号制度の必要性は自民党や公明党も認めているが、社会保障と税の一体改革全体の協議とも絡み、すんなりと野党の協力を得られるかは不透明だ。

【共同通信】



早ければ4年後には実用化です。
by kura0412 | 2011-07-02 12:19 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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