日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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菅首相を支える二人も

会期延長-作戦を練り直し、野党との信頼関係を再構築する国会の会期が70日延長され、8月いっぱいまでになりました。
この間、どうしてもやらなければいけないのは、特例公債法の成立、第2次補正予算とその関連法案の成立、そして、できれば菅総理が主張している固定価格買取制度を実現させるための法案の成立、この3つです。
しっかりとそれらをやり遂げるためには、与野党が協力しなければいけません。特に一番重要なのは、特例公債法を何とか早く成立させることです。これがないと、前回申し上げたとおり、国家予算があってもそれを支出することができなくなります。

この特例公債法の成立は、野党の協力がないとできません。もちろん、3分の2条項(衆議院による再可決)を使うというのも1つの考え方ですが、数はぎりぎりで、必ずしも確信が持てるわけではありません。
それよりは、自民党や公明党の賛成を得て、特例公債法を成立させることが、より現実的で達成可能なことだと思います。
自民党の石原幹事長、公明党の井上幹事長と話をしていくなかで、何とかいろいろなやり取りをして一定の約束をすれば、特例公債法について、賛成してもらえるような感触を私は得ていました。
ですから、文書を作って、その他のことも含めて1つのパッケージとして、民主党と自民党、公明党が、分野は限られるものの協力していこうという方向性を出しました。

しかし、残念ながらこの文書は最終的には成立しませんでした。したがって、これからどうやって特例公債法を成立させていくのかについて、しっかりともう一度作戦を立て直していかなければなりません。
2次補正予算は、野党の皆さんも協力してくれると確信しているので、それを梃子(てこ)に、特例公債法についても、しっかりお願いをしていくことになると思います。具体的な作戦はこれから練り直します。
そして、この間、国のことを考えて大変協力していただいた、自民・公明両党の関係者、とりわけ、石原幹事長、井上幹事長に対して、梯子(はしご)を外す形になってしまい、大変申し訳なかったと思います。これから、しっかり関係を構築し直して、国のため、国民のために協力して頑張っていきたいと思います。

【岡田克也民主党幹事長ブログ】


野田財務相が菅首相を批判 自民議員の政務官起用で

野田佳彦財務相は28日午前の記者会見で、菅直人首相が自民党の浜田和幸参院議員を総務政務官に起用したことについて「国会審議を考えると、野党の態度硬化は非常に厳しい状況だ。正面玄関に立って頭を下げて協力をお願いするのが筋だ」と批判した。
自民党は浜田氏の起用に反発しており、公債発行特例法案や再生エネルギー特別措置法案などの審議への影響は必至。民主党執行部からも今回の人事への不満が出ており、「ポスト菅」有力候補の野田氏も同調したことで混乱は深まりそうだ。
自民党の谷垣禎一総裁は28日の党役員会で、「自民党に協力を求めないという選択をした」と対決姿勢を示した

【共同通信】



菅首相を支える大きな柱の二人も菅首相の考えには付いていけなくなってきているようです。
by kura0412 | 2011-06-28 12:30 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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