学校と地域の係わりを改めて考える

今回の地震の被災で一番被害の大きかった東山(塩谷、南荷頃、小栗山)地区という地域があります。ライフラインだけでなく、交通網が遮断され陸の孤島となり、住民全員がバラバラになって避難生活を現在送っています。したがって、8日から小千谷市内全校一斉に学校再開しても、その地域の子供達62名(3名死亡)が通う東山小学校には通うことは出来ません。
昨晩、その地域のPTAを中心とする住民の皆さんと市教育委員会との懇談会が開かれました。そこで教育委員会から提示した、東小千谷小学校の校舎の一部を借りての授業再開を理解を示していただくと共に、今後復興に向けてこの地域一致して、復興を目指すことの意見が大半を占めたとの話を聞きました。
実は、この東山小学校は、2年前に三つの学校を統合して作られた学校です。その過程は私の教育委員会の仕事の中でも、一番力を注いだ想いの強い学校です。校舎も被害を受け、また、通学道路は寸断しています。今後、この学校の行くへには多くの困難なハードルが待ち構えています。しかし、この学校の存在が地域復興のシンボルであることは、昨日の話を聞いても間違いないようです。
学校と地域との係わりは、現在教育の世界では常に課題となっていることです。今回の被災を受け、また、その復興を目指す時、その強さを改めて感じます。
by kura0412 | 2004-11-06 12:03 | 中越

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412