日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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震災あっても社会保障改革は進められます

政策推進の全体指針を閣議決定- 財政・社保の持続性確保が柱

政府は5月17日、東日本大震災後の政策全体の方向性を示した「政策推進指針」を閣議決定した。指針では、財政・社会保障の持続可能性の確保に向けた取り組みを着実に進めることなどを掲げている。政府は今後、指針に沿って政策の検討を進め、政策推進の全体像を今年半ばに公表する予定だ。
指針では、「大震災を踏まえた経済財政運営の基本方針」として、「従前からの大きな課題である財政・社会保障の持続可能性の確保、信認維持の必要性は、大震災によって更に高まっており、着実な取り組みを進める」と掲げている。

基本方針によると、社会保障と税の一体改革を今後3年以内に実行。改革の継続により、財政・社会保障の持続可能性を確固たるものにする。財政については、震災復興の財源確保と社会保障・税一体改革、行政刷新の取り組みなどにより、健全化を着実に進める。経済財政の展望を点検するため、内閣府は今年半ばごろに中長期試算を行う見通しだ。
指針によると、「財政・社会保障の持続可能性確保」と「新たな成長へ向けた国家戦略の再設計・再強化」の2本柱で日本再生を実行する。
財政・社会保障の持続可能性確保に向け、社会保障・税一体改革の成案を6月末までに得るほか、昨年6月に閣議決定した中期財政フレームを今年半ばごろに改訂し、経済成長や社会保障改革と一体化させながら、財政健全化を着実に推進する。

一方、国家戦略を再設計するため、「新成長戦略実現会議」を月内に再開。「新成長戦略」について、質的な転換が必要なものや、新たに取り組む必要があるものを今夏までに検証し、新たな戦略の具体像を年内に提示する。
閣議後に記者会見した与謝野馨社会保障・税一体改革担当相は、指針のポイントについて、「復興財源の確保と社会保障・税一体改革、財政健全化戦略を一体的に検討していくことが必要である旨が合意された」と述べた。

■TPP交渉参加「11月までに態度決める」
一方、環太平洋パートナーシップ(TPP)協定の交渉参加については、「総合的に検討する」との書きぶりにとどめ、判断の時期には踏み込まなかった。
与謝野氏は、「大前提として、昨年11月の閣議決定の路線はゆるがせにしていない」「TPPをやるという総理の決意は変わっていない」と強調。判断時期については、各国の話し合いが進む11月までに態度表明する必要があるとの認識を示した。

【キャリアブレイン】



震災あっても社会保障と税との一体改革は進められます。
by kura0412 | 2011-05-18 16:11 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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