長期の支援体制の構築を

被災地、深刻な栄養不足
避難長期化 衛生環境改善せず

「背中の床ずれの具合を見せてくださいね」
宮城県気仙沼市で23日午後、脳梗塞で寝たきりの女性(67)宅を往診した京都市の勤務医、脇元洋果(ひろか)医師は、そう声をかけ、床ずれした部分を水道水できれいに洗い、塗り薬を塗った。
女性の家では、停電が2週間ほど続き、床ずれ防止用のエアマットが動かなくなってしまった。電話は通じず、病院に相談することもできなかったという。

地元で多くの開業医も被災するなか、脇元医師ら日本プライマリ・ケア連合学会では全国から交代で被災地に入り、現在は7人の派遣医師が高齢者宅の往診などを行っている。
同学会で調整役を務める林健太郎医師によると、かかりつけ医に通院できなくなり、高血圧などの持病が悪化したり、相次ぐ余震の恐怖から不眠になったりし、体の不調を訴える高齢者も多い。
断水で歯磨きや入れ歯の手入れがおろそかになり、細菌が口の中で増殖したり、のみ込む力が低下したりして、誤嚥(ごえん)性肺炎を起こす高齢者もみられる。
林医師は「地元の医師が通常の診療を行えるようになるまで、長期的な支援活動が必要だ」と話す。

栄養不足も深刻だ。
NPO団体などが4月11~17日に宮城県内の避難所230か所を調査したところ、野菜や肉、魚などを調理した副食が1日平均1回以下のところが55%あり、12・5%はゼロだった。
岡山大病院臨床栄養部の坂本八千代副部長は「ビタミンやミネラル、たんぱく質が不足している。サプリメントなどの栄養を補う食品を活用することも必要だ」と指摘する。

【読売新聞】



被災地におられる先生、また同じ県歯でありながら支援が可能な先生、そして全国の先生方の支援のあり方、これらを区分しながら息の長いケア体制の構築が求められています。
特に、被災地の先生方は、ご自身の生活もあるわけで、長期に渡る時、この部分を最大限尊重することがまず条件です。
by kura0412 | 2011-04-25 15:47 | 歯科医療政策 | Comments(0)