余震6強の波紋

復興阻む余震ショック 「また物資がなくなる」「落ち着いてきたのに」

大きな余震は、大震災から復興に向かおうとする被災地を直撃した。一夜明けた8日も、住民らには余震のショックが色濃く残った。集団避難先で震度6強に見舞われた住民は「地震がどこまでも追いかけてくる感じだ」。東日本大震災から1カ月を前にライフラインの復旧も進んでいたが、広範囲な停電が見舞った。「こんなの余震じゃない」「また物資がなくなるのでは?」とガソリンスタンドやコンビニに列ができた。

■宮城・栗原 
「ここは津波が来なくて天下太平と思ったのに」。津波で壊滅的被害を受けた宮城県南三陸町から同県栗原市に集団避難した住民は、深夜の強い揺れに不安をのぞかせた。
避難先の栗原市は震度6強を観測。宿泊施設に避難中の漁師、大森達也さん(54)はあまりの揺れに山崩れが心配になり、駐車場に出てしばらく外にとどまった。
この余震で栗原市は停電と断水に。避難で使えるようになった電気と水が、再び使えなくなる生活に逆戻りした。避難している阿部春美さん(65)は「百パーセント安全な所は、どこにもない」と漏らした。
南三陸町も揺れが激しく、復旧したばかりの道路に亀裂が入り、ブロック塀や物置きが倒れた。同町の避難所にいた主婦、三浦利子さん(56)は「こんなの『余震』じゃない。勘弁してほしい」と訴えた。

■岩手・奥州 
震度6弱だった岩手県奥州市では8日、物資不足が再び起こるのではないかと考えた住民が、コンビニエンスストアやガソリンスタンドに殺到した。
市内のガソリンスタンドでは、開店前に数十台の車が給油の列で道路は大渋滞となった。
市内のコンビニでは午前8時前、停電で蛍光灯が消えた薄暗い店内に、水や食料を抱えた10人以上の列ができた。パンやおにぎりは棚から一つもなくなり、代わりにスナック菓子を手に並ぶ客も目立った。
パンの袋4つとスナック菓子を抱えた同市前沢区の小学校事務員、氏家美保さん(36)は「東日本大震災のときのように食べ物がなくなるのが怖くて」と不安を口にした。

■宮城・気仙沼 
避難所となっている宮城県気仙沼市の気仙沼高校第2体育館。気仙沼市商工会議所の坂井政行さん(59)は8日朝、支援物資を保管する第1体育館のライトが落ちているのを見つけた。「避難者がいる場所ではなくて良かった」と話し、小出不二子さん(71)は「女性の『キャー』という悲鳴で目が覚めた。もう余震は収まったと思っていたので、びっくりした」。
体育館に避難した建設業、藤田康二さん(57)は8日から仕事を再開する予定だった。しかし、余震による停電で延期に。「やっと仕事を再開して、普段の生活に近づけると思ったのに」。がっくりと肩を落とした。

【産経ニュース】



震度6強といのはかなり怖い地震です。本来ならば、この地震で相当な被害があっても不思議のない強さだと思います。これが余震なのですから、今回の震災の大きさがいかに凄いのかを改めて感じます。
そして、この余震の波紋は表向きの被害以上に被災地内外に相当堪えます。しかし復旧、復興を長い目で考え、苦しくてもここは耐えるしかありません。
by kura0412 | 2011-04-09 11:05 | 地震 | Comments(0)

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