日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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予算関連法案、公明党も反対の流れに

<予算関連法案>修正、より困難に 公明から反対論続々

公明党は4日、国会内で財政・金融部会を開き、赤字国債の発行を認める公債特例法案と、法人税の実効税率を5%引き下げる所得税法改正案に関する党内論議を開始した。だが、両法案を含む11年度予算関連法案を巡っては、山口那津男代表ら幹部が相次いで反対方針を表明し、すでに流れは決しつつある。民主党は公明党の主張を取り込むことで何とか成立にこぎつけたい考えだが、法案修正の幅は狭まる一方だ。

「恒久法という観点から、修正の余地があるのかどうか。かなり厳しい」。公明党の井上義久幹事長は4日の記者会見で、恒久財源確保のめどが立たないことを理由に、子ども手当法案に反対する意向を示した。
井上氏は公債特例法案についても「(11年度予算案は)財政再建の道筋が示されていない。赤字国債の発行権限を政府に与えられない」と反対を表明。税制改正関連法案も「極めて場当たり的で、財源あさり」と切り捨てた。
3日夜には山口代表がCS放送の番組で「予算関連法案には賛成できないのか」と問われ、「それが筋だ」と明言した。山口氏は民主党との修正協議に含みを残しているものの、4日の財政・金融部会でも反対意見が大勢を占め、実際にはハードルは高い。
従来の公明党には、党の政策を実現させるため法案への賛否をぎりぎりまで留保する傾向があった。今回、幹部が早々と反対を表明したのは、与野党の攻防が大詰めを迎える年度末に「混乱の責任を押し付けられたらかなわない」(幹部)という計算も働いている。
公明党の石田祝稔元副農相は4日の衆院予算委員会で、農家の戸別所得補償制度について、政府が今国会への法案提出を見送ったことを追及した。「(補助金で)予算措置するという判断になった」と説明した鹿野道彦農相に、石田氏は「国会軽視だ」と憤った。

それでも民主党は公明党に期待を寄せる。安住淳国対委員長は4日の会見で「『大幅修正』の具体的な中身をぜひ教示いただきたい」と述べ、法案修正のための幹事長会談などを呼びかける考えを示した。だが、公明党幹部は「『事実上、修正は無理』と言っているのに勘違いしている」とにべもない。
「これからも丁寧に議論を進めていきたい」。4日夜、記者団から今後の国会運営を問われた菅直人首相は言葉少なに語った。

【毎日jp】



ここまでの状況になると、余程政府民主党が譲歩をしない限り、公明党が関連法案賛成にまわる可能性は少なくなってしまいました。
となると、与野党とも関連法案の賛否の仕分けに取り掛かかり、対立する軸を明確にする必要があるようです。
by kura0412 | 2011-02-05 10:00 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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