どんなアプローチを試みたのか

民主、高齢者医療WTと介護WTが合同でヒアリング

民主党厚生労働部門会議の高齢者医療制度改革ワーキングチーム(WT、主査=柚木道義衆院議員)と介護保険制度改革WT(主査=藤田一枝衆院議員)は12月1日、合同会議を開き、淑徳大の結城康博准教授からヒアリングした。

ヒアリングで結城准教授は、社会保障審議会介護保険部会の取りまとめの「ペイアズユーゴー原則(歳出増か歳入減を伴う施策の導入や拡充を行う際、それに見合う安定財源を確保する原則)」に対し、「財政規律に縛られては、ニーズに合った医療・介護施策はできない」と主張した。また、内閣府の世論調査で、高齢者医療制度や介護保険サービスへの税負担割合増を容認する意見が多かったと紹介し、「ある程度の公費負担増もひとつの選択肢だろう」と指摘。高齢者の自己負担増とサービス抑制は回避すべきと強調した。
さらに、国が取り得る社会保障の在り方として、▽公費負担を増やすか、国全体でのペイアズユーゴー原則による財源確保により、サービスを拡充するファーストベスト▽交付金や基金など外付けの公費投入で消費税増税の時期まで対応し、ある程度サービス拡充するセカンドベスト▽高齢者や会社員の一部への保険料上乗せでサービスを現状維持するサードベスト―の3つを提示。サードベストが現状では最も現実的としながらも、「消費税増税が実現したときに、医療や介護への税投入の優先順位が低いのではないか」と危惧を示した。

会合後に記者会見した高齢者医療制度改革WT事務局長の梅村聡参院議員は、同WTでの取りまとめの内容に関して、「来年の統一地方選挙に(結城准教授が示した)サードベストで突っ込む道を政権与党として取れるのかという問題も併せて判断したい」と述べ、保険料引き上げのみによる財源確保に慎重な姿勢を見せた。
今後、合同会議の予定はなく、高齢者医療制度と介護保険制度で重なる分野については、両WTの役員による会合で対応していく予定。また、高齢者医療制度改革WTの取りまとめについては、厚生労働省の「高齢者医療制度改革会議」が最終取りまとめを予定する20日に間に合わせるため、22日としていた予定を前倒しし、15日にも取りまとめたいとしている。

【キャリアブレイン】



何度も指摘しているように、このWTが政策実現に対してどれだけ影響を与えるかは現時点では不明です。
ただ歯科の場合、トップダウンだけで政策が決定することは少なく、こういった平の所での議論は議員の視線を集める為にも非常に重要になってきます。果たしてこのWTに対して歯科界はどんなアプローチを試みたのか今後の報告を注視します。
by kura0412 | 2010-12-02 12:31 | 歯科医療政策 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412