一つの導火線になってくれれば

がん治療前に口腔ケア提供-がんセンターと日歯が提携

独立行政法人国立がん研究センター(嘉山孝正理事長)と日本歯科医師会(大久保満男会長)は8月31日、がん患者の口腔内の合併症を予防・軽減するため、連携して手術前の患者に口腔ケアを提供することを盛り込んだ合意書を取り交わした。2013年度までに、全国のがん診療連携拠点病院と地域連携歯科医療機関の連携体制の構築を推進していくことを目指す。初年度には、同センターで手術を受ける予定のある関東圏の1都4県(東京、千葉、埼玉、神奈川、山梨)の患者を対象に、各都県の歯科医師会に所属する歯科医らが口腔ケアや歯科治療を提供する。

来年度以降は、化学療法や終末期医療の患者を段階的に対象に加える。また、全国のがん診療連携拠点病院などにも連携体制の構築を呼び掛ける。
がん患者に歯科治療やブラッシング指導を提供することで、口腔合併症の軽減や肺炎の予防などにつなげる。
その結果、がん治療そのものの質の向上が望めるといい、同センターの嘉山理事長は同日の記者会見で、「日本全国に広げていきたい」と強調した。会見には、同センターでがん治療を受けた患者も出席し、「がん患者が安心して歯科治療が受けられるよう、(今回の試みを)広く伝えてほしい」と訴えた。
同センターと日歯が作成した事業計画書によると、同センターで手術を受ける患者はまず、手術日が決定した段階で、連携に参加する歯科医によるブラッシング指導や口腔ケア、歯科治療などを受ける。がん患者はその後、手術に臨み、退院後も必要であれば継続して口腔ケアや歯科治療を受けられるように同センターと連絡を取る。
連携に加わる歯科医は、各地域の歯科医師会が開く連携講習会を受講した会員。講習は、連携システムやがん患者とのコミュニケーションなどに関するもので、年内は9月25日の甲府市を皮切りに、1都4県で順次開催する。

【キャリアブレイン】



これが医科歯科連携、また、国民が口腔に対する関心への高まりのきっかけになってくれれば良いのですが。そして次の課題は、この話題をどう繋げて息の長い運動に転化するかです。
by kura0412 | 2010-09-01 08:51 | 歯科医療政策 | Comments(0)