歯科医師会役員は疲れている

若い先生には歯科医師会の役員になると多くのメリットがあると思っている先生が、未だに多くいると聞きます。特に、一連の事件勃発後、一億円の献金をしてみたり、高級料亭で懇談したなどの報道が更にそれに輪をかけます。
しかし、実際は違います。
都道府県の役員はもとより、日歯の役員の先生方のその生活ぶりをみても、決してその職についてついて収入的に利益を生むとは思われません。役員として得られる報酬のほとんどは代診代、代診を置かない先生は、それに伴う収入減の補填の足しにしているのが現状と聞きます。
日医の代議員会の質疑の中で、常務理事は月収118万円の話が出ています。日歯は多くてもその三分の一程度ではないでしょうか?多くの役員の先生方は、最低の臨床の時間を確保しながら、会務を勤めている。これが実際です。
ならば、なぜ、時として争ってまでやるか?
私は、一つの使命感と、一般の臨床だけでは得られないその職に付いて初めて経験出来るような場面が与えられる。それが、その職の地位が上がれば上がるほど、その先生には貴重な経験となる。そこに行き着くと考えています。
しかし、ある日歯の執行部の先生のスケジュールを見たとき、その内容は尋常ではありません。日常は強気のその予定を拝見した先生が、昨日少し弱音をはきました。疲れたいるのだと思います。また、それでなくても多忙な所に、一連の事件の後始末。分かります。でも、やっていただくしかありません。日歯改革を訴える時、この役員多忙の問題も、是非、検討課題の一つに加えてもらいたい。このままでは、本当に、前向きの仕事が出来ずに、守りだけ、型通りの仕事しかできなくなります。
私自身の問題としても、代診をお願いしていた先生が来年度から開業するので、代診については頭の痛い問題です。私の診療所が求めるいい先生がいればいいのですが、いなければ、休診を更に増やすか?会務を辞めるか?そんな選択もしないといけなくなっています。
by kura0412 | 2004-10-02 11:25 | 歯科 | Comments(0)

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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