入り口が40年前になっても

歯科大入学者数,昭和45年時の水準(日歯)

日本歯科医師会(大久保満男会長)は5月27日,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において定例の記者会見を開催した.
会見では会務状況が報告された後,3月29日に発表された歯科医師国家試験合格者や歯科大学・歯学部入学者に関する記者からの質問に対して,日歯の見解が示された.それによると,私立歯科大学・歯学部入学者数は,最大で6割の定員割れが生じている学校があり,志願者数・入学者数ともに前年を下回っているとされた.国公立大に関しては文科省からの発表はなされていないが,前例を踏まえると定員割れは生じていないであろうとする見込みから,大学全体での入学者数は約2,100名前後となり,昭和45年時の水準に戻ったとした.
これを受けて,宮村一弘日歯副会長は「入口にあたる入学者数では昭和61年,平成5年に削減された定員数を下回っているが,歯科医師数は現在10万人を上回るとされており,過剰問題が解決したとは思っていない」と述べた.

歯科医師過剰問題に関して大久保満男会長は,「高齢化社会における歯科医療の必要性は,国民にも十分に理解されているはずだが,志願者数などの数字からみて,国民の認識は市場原理へ傾いている」との見方を示し,『生きがいを支える国民歯科会議』において,「歯科医療に対する提言をいただき,歯科の意義について答えを出したい」とした.
また,大久保会長は私立歯科大学・歯学部への志願者数が減少していることについて「歯科医師という職業に対する期待が低下しているのではないか」との認識を示し,6月16日開催予定の第3回『生きがいを支える国民歯科会議』での国民の意見を踏まえて「日歯が国民に示すべき“歯科”という職業の意義を考えたい」との意向を示した.

【ヒョーロンニュース】



入り口の数が40年前に戻ったとして、ベースに大きな変化があるわけです。この問題、出来たとしてもソフトランディングでの解決は厳しくなってきたかもしれません。
by kura0412 | 2010-06-03 10:53 | 歯科医療政策 | Comments(0)