日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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「できた、できていないことがございますが」

できたこと、できていないことがございますが
民主党政権がこれまで取り組んできたことをご報告します。

平成22年度予算ーいのちを守る予算
•「コンクリートから人へ」の理念に基づき、公共事業予算を18%削減。社会保障(9.8%増)、教育(5.2%増)などに税金を重点配分しました。
•地方の経済状況に配慮し、地方交付税を昨年より1.1兆円大幅に増やしました。
•生活保護の母子加算復活や父子家庭も児童扶養手当の対象にするなど、社会的に弱い立場の方々に対しても、きちんと支援しました。

事業仕分けームダづかい根絶
•前政権が作った補正予算を検証し、経済対策の効果が乏しいと考えられる不要不急の予算を2.9兆円削減しました。
•密室で行われてきた予算編成過程を透明化。税金の使われ方を国民が監視することで、税金のムダづかいを根絶します。事業仕分け第2弾は、4月から。独立行政法人、公益法人を対象に「ムダづかい構造」にメスを入れます。

子ども手当ー6月に中学卒業までの子ども一人月額1万3千円の手当を支給開始
•子どもたちは日本の宝です。少子化が進む中、安心して子育てができる環境を整備することが喫緊の課題です。日本は先進国中、子育てにかける予算が最も少ない国の一つで、合計特殊出生率※3もG7中最低です。子ども手当の実現は、子育てを未来への投資と考え、次代を担う子どもの育ちを社会全体で応援するものです。
•また子ども手当とともに、保育所の定員を毎年5万人(従来の目標の2倍)増やすことを目指します。保育等の現物サービスを充実させ、安心して子どもを生み育てられる社会の実現に向けて全力で取り組みます。

高校無償化ー公立高校の授業料は無料、私立高校生等に対しては年額12万~24万円の支援金を支給
•全ての子どもたちに教育のチャンスを与えます。4月から公立高校の授業料を無料にし、私立高校生には世帯所得に応じて年約12万円~24万円を支給します(学校が代理受領)。家庭の教育費負担を軽減し、希望する全ての生徒が、安心して勉学に打ち込める社会を実現します。

戸別所得補償制度ー農業の戸別所得補償、先ず米を対象に米戸別所得補償モデル事業を実施
•食料自給率向上のために、水田を有効活用して、麦・大豆・米粉用米・飼料用米等の戦略作物の生産を支援する水田利活用自給力向上事業も実施します。
•畜産・酪農、漁業の所得補償、森林・林業の直接支払への取組みも着々と進めています。

雇用対策ー雇用の安定・セーフティネットを拡充
•非正規労働者の255万人が雇用保険に加入可能に
•失業者の国民健康保険料を約半額に
•無料職業訓練、訓練中の生活支援(月額10万円)を拡大
•求職中の住宅手当制度も利用しやすく
•派遣社員の雇用を安定(製造現場への派遣を原則禁止、日雇い派遣禁止)

高速道路の原則無料化
•間もなく合計1,626㎞(全体の約18%)で社会実験を実施

約束を守れなかったことを、お詫びします。ー暫定税率
税収の急激な落ち込み、温暖化対策との関係、原油価格が安定的に推移していることなどから、ガソリン税などの税率水準を維持しました。なお、自動車関連では以下の措置を講じています。
•ガソリンなどの価格が高騰した場合(ガソリンの指標価格の平均が3ヵ月にわたり160円/リットルを超えた場合)には、ガソリンであれば約25円/リットル、軽油は約17円/リットルを引き下げます。
•自動車重量税については、環境に優しいクルマを中心に約1,700億円の減税を行います。
•自動車取得税については、これまでのエコカー減税を引き続き行います。

【民主党HP】



一つだけ誤りが、税金を重点配分したとありますが、22年度予算は国債比率が税収をうわまっており、このことへの不安が鳩山政権への不安に一つになっています。
さてこれを国民がどう評価しているか。
by kura0412 | 2010-05-21 08:48 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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