日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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各支援団体が判断に苦しんでいるようです

中部の団体、自民離れ 参院選めぐり6県業界調査

7月の参院選をめぐり、自民党を支援してきた中部6県(愛知、岐阜、三重、長野、福井、滋賀)の農協(JA)や医師会など7業界の計42団体のうち、比例代表での自民支持を決めたのは現時点で13団体にとどまることが中日新聞の取材で分かった。前回2007年参院選で自民支持だった37団体から大幅に減少。さらに今回は「自主投票」の方針を固めた7団体と「未定」の15団体を合わせると全体の半数の22団体が自民と民主との間で揺れている姿を浮き彫りにした。

対象は、各県にある7業界の政治団体である歯科医師連盟と薬剤師連盟、農政連盟、医師連盟、土地改良政治連盟(土政連)、看護連盟、建設業協会。いずれも過去の国政選挙では基本的に自民支持だった。5県で自民から民主支持に回ったのは、上部組織が民主公認の歯科医師の支援を決めた歯科医師連盟。長野だけは民主、自民両党を支援する。

自民支持が減り、未定が増えた要因は、医師連盟と農政連盟の動き。民主寄りの新会長が今月1日に就任した医師会の政治団体、医師連盟は前回、5県で自民を支持したが、今回は全6県が未定。
農協の政治団体、農政連盟も前回は4県が自民支持だったが、今回、自民支持を明言する県はなく、愛知、三重の2県が自主投票、4県が未定と回答。
また、ほかに自主投票を決めたのは愛知、三重、長野の土政連と岐阜、三重の建設業協会の計5団体だった。

【中日新聞】



各団体が判断に苦しんでいる中、自民党から民主党支援へ大きく舵を切ったのは日歯連盟だけでした。これが今後、連盟活動にどう影響するのか否か!?
by kura0412 | 2010-04-09 11:26 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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