日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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消費税増税に対して野田首相が強い意志を示す

「集大成の気持ちで」…紛糾9時間、深夜の決着

100人を超える民主党議員が出席した合同総会は29日午後3時過ぎに始まった。
休憩を挟んで約9時間後の30日午前0時前にようやく合意にこぎつけた。

首相が加わったのは午後6時半。冒頭、欧州の経済財政危機に触れ「危機管理という意味でも一体改革はやり抜かなければいけない。政権与党というのはつらいテーマ、苦しいテーマから逃げないことだ。力を貸してほしい。政治家の集大成の気持ちで訴えている」と語り、増税が実現すれば、政治家を辞めてもいいとの思いをにじませ、理解を求めた。「離党者が出たのは残念だ」としながらも、「この国の将来のために避けて通れないテーマに結論を出そう」と強調した。

国民の理解を得るため、議員定数削減や国家公務員給与削減などについて、来年の通常国会で関連法案の成立を図る方針も示した。
野党との向き合い方にも触れた。
「通常国会は日本にとって大きな正念場だ。野党には協力を呼び掛けるが、少しスタンスは攻めにいかないといけない。『君子豹変(ひょうへん)す』という決意だ」
低姿勢で協力を呼びかけるだけでなく、政府・与党として明確な方針を示し、むしろ野党が判断を迫られる構図としたいとの主張だ。

気迫あふれる熱弁に、大きな拍手が起きた。しかし、反対派はおさまらず、「法案提出ありきはおかしい」「こんな景気状況では増税に国民の理解は得られない」などと声を上げた。
ひるまぬ首相「民主党は政治改革家の集団だ」

【YOMIURI ONLINE】


野田首相は29日夜の民主党税制調査会の合同総会で自ら消費税増税反対派の説得にあたった。
首相は持論の財政健全化にかける執念を前面に打ち出すことで、辛うじて目標とする年内決着にこぎつけた。

「民主党は政治家の集団ではない。政治改革家の集団だと示そう」
午後3時過ぎからの合同総会が始まって約3時間半。休憩を経て再開された総会に姿を見せた首相は、15分間にわたって熱弁をふるった。
首相は増税の前提として、国会議員の定数削減、公務員給与の削減など行政改革、日本経済の成長のための日本銀行との連携強化などに取り組む考えを強調。
増税反対派が増税の是非だけでなく、「(消費増税を理由に)離党した議員たちの思いもくみ取ってほしい」「仲間を大切にしない組織はダメだ。冷たい」などと追及しても、首相は「仲間は大切にしている。(消費税率引き上げ関連法案提出の)お尻は3月と決まっている」と切り返した。
政府内には総会への首相出席に慎重論もあった。「反対派の突き上げで火だるまになるのではないか」(首相周辺)との懸念からだ。執行部には年内の意見集約は見送るべきだとの声も強かったが、首相はひるまなかった。

【YOMIURI ONLINE】



野田首相はここで消費税増税に対して強い決意を示しました。果たしてその結果は・・・?
政治にとって来年は大きな渦が巻き起こりそうです。
by kura0412 | 2011-12-30 14:38 | 政治 | Comments(0)

ゼロ税率見送りとなり

消費増税、医療機関負担増は診療報酬で- ゼロ税率は見送り

民主党の税制調査会と社会保障と税の一体改革調査会が、29日に開いた合同総会で了承した一体改革素案の税制部分のたたき台には、消費税を引き上げた場合に負担が増える医療機関に対して、その負担分を診療報酬で手当する方針が盛り込まれた。

議論の過程では、現行の社会保険診療への消費税非課税制度を見直して課税にした上で、「ゼロ」税率にする案なども浮上したが、原則的に複数税率を認めない方針で、今回は見送った。保険診療への消費税非課税による医療機関への負担は、いわゆる「損税」と言われ、医療界が早期の是正を求めていた。

ゼロ税率に関しては、党税調と一体改革調査会が実施したヒアリングで、日本医師会などの三師会が導入を求めていた。総会終了後の記者会見で、古本伸一郎・税調事務局長は、「保険診療については医療機関の損税として、いろいろな議論があった。最終的に診療報酬などで手当てをすることになった。消費税非課税の課税化により控除するという問題提起があったが、今回は行わない」と述べた。
一方、医療機関の高額な投資にかかる消費税負担に関しては、新たな一定の基準に該当するものを、区分して手当を行う。

【キャリアブレイン】



ゼロ税率となれば消費税が15%になっても即対応は可能でしたが、診療報酬で手当てといっても保障はありません。まだ紆余曲折のある消費税増税の議論です。歯科界でも今後も注視しなければいけない問題となりました。
by kura0412 | 2011-12-30 09:57 | 歯科医療政策 | Comments(0)

外堀から埋めていく作戦か

地方配分1.54%で合意 消費税増税で政府と6団体

社会保障と税の一体改革をテーマとした「国と地方の協議の場」が29日、首相官邸で開かれ、消費税率を10%に引き上げた場合の増収分5%について、地方自治体の取り分は1.54%分(年約4兆円)とすることで政府と全国知事会など地方6団体が合意した。
1.54%のうち1.20%分は地方税の地方消費税とし、残り0.34%分は自治体の財源不足を埋めるため国が配分する地方交付税の原資とする。現行分の5%は、これまで通り、税収の約4割を地方に渡す。
増収分の配分算定は、自治体が国の補助を受けずに実施する地方単独事業を含めた社会保障費42兆6千億円から、「医療など4分野に該当」「制度として確立」といった条件を満たす33兆4千億円を抽出。うち地方負担が3割強の10兆3千億円を占めるため、税率の引き上げ分5%を比例配分して1.54%と算出した。

【産経ニュース】




来年度は再来年度以降に増税織り込み済みのような予算案です。そして、民主党内ではの調整が遅れている中でのこの合意です。
外堀から埋めていく作戦なのでしょうか。
by kura0412 | 2011-12-29 18:06 | 政治 | Comments(0)

離党者9人

離党届を提出した民主党議員9人

民主党の内山晃元総務政務官(千葉7区、当選3回)ら同党衆院議員9人は28日午前、国会内で樽床伸二幹事長代行に会い、離党届を提出した。
野田政権が進める消費税増税などに反発したものだ。党内の亀裂が集団離党に発展したことで、野田首相の政権運営への影響は避けられない情勢だ。
民主党執行部は、年明けに役員会などを開いて離党を認めることにしている。9氏は年明けの新党結成を目指す。

離党届を提出したのは、内山氏のほか、当選2回の渡辺浩一郎(比例東京)、豊田潤多郎(比例近畿)、当選1回の斎藤恭紀(宮城2区)、中後淳(比例南関東)、石田三示(同)、三輪信昭(比例東海)、小林正枝(同)、渡辺義彦(比例近畿)の各氏。斎藤氏は鳩山元首相グループに所属し、他の8人はいずれも小沢一郎元代表グループに所属している。
内山氏は離党届を提出後、記者団に「大きく変質した民主党に失望した。(9人は)先陣だ。こういう思いを持っている議員はたくさんいる」と語った。内山氏はその後、輿石幹事長と国会内で会談した。輿石氏は「意思は固いのでしょう。あえて慰留はしない」と述べた。
9人が離党した場合、衆院の民主党会派は293人となる。

【YOMIURI ONLINE】



この動きはどの程度他の議員に波及して政局に影響を及ぼすでしょうか。
by kura0412 | 2011-12-28 17:28 | 政治 | Comments(0)

日医の自己採点は95点

日医原中会長、プラス改定は「95点」

日本医師会は22日、緊急記者会見を開き、2012年度診療報酬改定の改定率が全体(ネット)で0.004%の引き上げで決着したことについて、医師の疲弊や地域医療の崩壊を食い止めるものと評価する見解を発表した。同会の原中勝征会長は、「(100点満点で)95点くらい」とプラス改定の実現に高い点数を付けた。
日医の見解では、「医師の疲弊、産科医療・小児医療・救急医療など、地域医療の崩壊を少なからず食い止めるものと確信している」と診療報酬のプラス改定を評価。その上で、これまでプラス改定を主張してきた厚生労働省の政務三役や民主党に謝意を示している。

12年度診療報酬改定をめぐる議論の焦点は、年明け以降の中央社会保険医療協議会(中医協)での点数設定に移る。この日の会見で原中会長は、前回の10年度改定の影響として「(報酬が)非常に大きな病院に配分され、地域の診療所や小さな病院の倒産が顕著になってきた」と指摘した上で、「今回(12年度改定)はそうではなく、中医協の委員の方々は、国全体を考えた配分をしていただきたい」と注文を付けた。
また、1.2%の引き上げで決着した介護報酬の改定率に関しても、「これまで進めてきた処遇改善の取り組みが逆行することなく、介護の質の低下を免れた」などと評価する見解を示した。

■民主党との関係「皆保険維持の共通認識ある限り一緒に」
原中会長は、民主党政権との関係について、「世界一の国民皆保険制度を子子孫孫まで維持するという共通の認識がある限り、一緒にやっていきたい」と語った。また、12年に行われる日医会長選への自身の出馬に関しては、「一切考えていない。3月31日まで現在の執行部で任期を全うすることだけを目標にしている」と述べるにとどめた。

【キャリアブレイン】




最後まで改定見送りを撤回を示さなかった日医の自己採点は、95点とかなりの高得点です。
by kura0412 | 2011-12-27 17:25 | 医療政策全般 | Comments(0)

保険診療課税問題も越年か

保険診療課税問題、たたき台は27日以降に- 民主税調と一体改革調査会の総会

民主党の税制調査会(藤井裕久会長)は26日、社会保障と税の一体改革調査会(細川律夫会長)と合同総会を開き、社会保障と税の一体改革素案の取りまとめに向けた議論を続けた。
この日は当初、社会保険診療の消費税非課税問題などの個別論点に関する「たたき台」を示す予定だったが、群馬県の八ッ場ダム建設再開と東京外環道路凍結区間工事についての意見交換に時間を費やしたため、税制の本格的な議論ができず、たたき台提示は27日以降に先送りされた。

合同総会の冒頭にあいさつした藤井会長は、「この連休にいろんな動きがあったのは、事実。一部に(消費税引き上げの)物語を作った人がいるが、まだ何も決まっていない。自由に、ご討議いただきたい。ただ、ある日には確実に決定しなければ、与党の責任は果たせない」と述べた。
この日の合同総会は3時間に及んだが、税制の議論は約1時間にとどまった。個別論点では、消費税引き上げに伴う逆進性への対応策と、食料品に軽減税率を適用することのみを検討した。総会終了後の記者会見で、古本伸一郎・税調事務局長は、「この3日間に選挙区に戻った議員から、消費増税に関する生の声をつぶさにお聞きした」と説明した。総会は27日以降も連日開催する予定で、一体改革素案の年内取りまとめを目指す考えだ。

【 キャリアブレイン】



消費増税案、年内見送り 民主党税調、慎重派に配慮

野田佳彦首相は27日、政府・民主三役会議で消費増税法案の素案策定について「税率と時期を含めて年内に党内でまとめてほしい」と指示した。だが、民主党税調役員会は同日、増税慎重派に配慮し、税率や時期を入れない形で29日までに意見集約する方針を確認。素案策定は事実上、年明けに先送りされる方向だ。

首相は会議終了後、首相官邸で記者団に「先送りできない課題だ。民主党のためでもない。この国の現状と将来を考えた時に避けて通れない。政府・与党の決定は年内メドで、党内の集約は年内だ」と強調した。
消費増税法案の素案策定をめぐっては、党内に異論が根強く、この日の会議では平野博文国会対策委員長が「冷却期間をおいた方がいい」と先送りを進言した。これに対し前原誠司政調会長は「年内でも年明けでも一緒だ」と主張。首相も「努力してほしい」と求めたという。

【asahi.com】



保険診療の課税問題も越年しそうな雰囲気です。
by kura0412 | 2011-12-27 16:48 | 政治 | Comments(0)

自己採点で80点

歯科はプラス1.70%――平成24年度診療報酬改定率
   
前回に引き続き,医科を上回る診療報酬改定率となったことについて大久保会長は,医療費の中に占める技術料の割合が医科と歯科では異なることを指摘.「技術料は医科で84%を占めるのに対して,歯科では93%を占めている」と解説し,歯科医療の現状が考慮された今回の決定を高く評価した.

日本歯科医師会(大久保満男会長)および日本歯科医師連盟(髙木幹正会長)は,12月21日に政府が平成24年度診療報酬改定率を決定したことを受け,翌22日に,東京・市ヶ谷の歯科医師会館において共同で臨時記者会見を開催した.
診療報酬全体の改定率は「+0.004%」とほぼ据え置きに近い状態だが,本体部分を+1.38%引き上げる一方,薬価引き下げで帳尻を合わせた.各科の改定率に関しては,医科が+1.55%,歯科が+1.70%,調剤が+0.46%の引き上げ,また,今回同時改定となる介護報酬は+1.2%の引き上げであった.
診療報酬改定率の決定を受けて大久保会長は,「財源が厳しくマイナス改定への意向も強い中,わずかでもプラスの改定率を得られたことは大変ありがたい」と理解を表明.歯科単独での要望であった+4.7%の引き上げ率には届かなかったものの,疲弊した歯科医療に危機感を抱いて提言し続けた結果のプラス改定に,前回と同じく,100点満点中「80点にきわめて近い」という高評価を下した.
また,髙木会長も「組織代表の議員をはじめ,歯科関係の議員によくご尽力いただいた」と評価を示し,年明けの中医協にて行われる改定率の配分に関しては,「現場の実態を踏まえた配分となるよう,日歯とも連携しながら関係議員に働きかけ,しっかりとしたシステム作りを目指していきたい」と意欲を述べた.

【ヒョーロンニュース】



自己採点で80点だそうです。また、物議を醸しださなければいいのですが。
by kura0412 | 2011-12-26 16:15 | 歯科医療政策 | Comments(0)

1.70%は何処へ

診療報酬改定 0.004%増、実質据え置き 介護報酬は1.2%

藤村修官房長官、安住淳財務相、小宮山洋子厚生労働相は21日夜、首相官邸で来年度の診療報酬改定について協議し、手術料などの「本体」はプラス1・379%、「薬価」はマイナス1・375%とし、全体では小数点以下3ケタの部分で0・004%増というギリギリのプラス改定とすることで合意した。
介護報酬は、介護職員の待遇改善費を見込んで1・2%アップ。前回(09年度)の3・0%増に続き2回連続のプラスとなった。

診療報酬は1点10円で、医師らの収入となる。10年ぶりに全体で増額改定となった前回10年度(全体0・19%増、本体1・55%増、薬価1・36%減)に続くプラスとはいえ、小数点以下3ケタでの調整は極めて異例。約40兆円の12年度見込み医療費を約16億円伸ばすだけで、事実上の据え置きと言える。プラス改定を求めた厚労省、民主党の顔を立てつつ、増額を嫌う財務省側にも配慮した政治決着となった。
一方、介護報酬を1・2%増としたのは、介護職員の賃金を月額1万5000円上積みしている交付金を今年度末で廃止するためだ。12年度以降、代わりの財源(国費ベースで約500億円)は介護保険財政で賄う。

診療報酬を巡り、財務省は2・3%(国費ベースで2300億円)程度の引き下げを求めた。しかし、これに民主党側は猛反発し、一部議員がマイナス改定なら消費増税に反対すると示唆したこともあり、前原誠司政調会長は20日、政府側にプラス改定を要求していた。

【毎日新聞】



今回の改定率結果に対してはいろいろな評価があると思います。
本体の改定率としては全体では1.38%プラスですが、医科は1.55、歯科は1.70%プラスとなりました。
果たしてこれからのいわゆる貼り付け作業でどう配分されるのか、改定率決まり次期改定は次のステップに移りました。
by kura0412 | 2011-12-24 17:30 | 歯科医療政策 | Comments(0)

0.004%プラス改定

診療報酬本体1.379%引き上げで決着- 介護報酬はプラス1.2%

政府は21日、2012年度診療報酬改定で、医師の人件費などに当たる「診療報酬本体」を1.379%引き上げることを決めた。
医薬品や医療材料の公定価格である「薬価・材料費」は1.375%下げる。診療報酬全体では0.004%の引き上げとなる。診療報酬全体では、10年ぶりに引き上げられた10年度改定に続き、2回連続でのアップ。また、介護報酬に関しては1.2%上げる。

折衝終了後、小宮山厚労相は厚労省内で、記者団に対し、「首の皮一枚でもプラスにすると言ってきた」「それは約束通り」などと述べた。
記者団との主なやり取りは以下の通り。
―一応据え置きという形になったと思うが…。
 (記者の質問を遮り)据え置きではありません。0.004%プラスですから。首の皮一枚でもプラスにすると言ってきた。そこがプラスになったことに意味がある。わずかですがプラスにした。それは約束通り。

―0.004%への見解、感想を。
 できることなら、プラスでももうちょっと上の幅へ行けばよかったという希望はある。ただ、当初、財務省が診療報酬本体に切り込むという話もしていた中で、党からの意向も踏まえ、今回こういう形で決着ができたことはよかったと思っている。

―介護報酬への見解は。
 私どもはプラス2%を求めてきた。このプラス1.2%は、物価を反映させる形で2%から0.8%を引いた数字なので、実質的にこちらが取りたかった最低限のものは取れたと思っている。

―率直にプラスにできた感想を。
 自公政権が社会保障費を年2200億円ずつ削り、医療が本当にひどい状態だった中、前回改定でわずかでもプラス改定にしたことで、診療科の偏在がやや改善された。
財務省側からは当初、「前回プラス改定だったので、今回はいいだろう」という話もあった。だが、やはり一定のレベルをキープしなければ改善したものが、また悪化してしまう。ほんのわずかでもプラス改定にすることが、しっかりと医療の仕組みを維持できるだけの財源は付けていくという政権の意思表示だと考えていた。欲を言えばきりがないが、そういう意味ではよかった。

―介護職員の処遇改善はこの数字で可能か。
 介護報酬に含めても1万5000円分の処遇改善は可能だと思っている。ただ、社会保障(と税)の一体改革の中で、15年までに介護職員の賃金を月額4万円引き上げるという目標を立てている。そういう意味で1万5000円より少しでもプラスにしたかったが、残念ながら1万5000円をキープするにとどまった。

【キャリアブレイン】



プラスはプラスで間違いありませんが、この単位は驚きです。、
テレビのニュースをみると、厚労・財務大臣折衝に前原政調会長も加わっていたようです。
by kura0412 | 2011-12-22 08:45 | 政治 | Comments(0)

厚労・財務相折衝で決まられるのか

診療報酬改定で厚労、財務両大臣が折衝- 小宮山厚労相「終始、平行線」

小宮山洋子厚生労働相は20日、2012年度の予算編成をめぐり安住淳財務相との折衝に臨んだ。しかし、診療報酬の引き上げを求める小宮山厚労相に対し、安住財務相は10年度に実施した前回の改定で対応済みとの立場を崩さず、終始平行線をたどった。

小宮山厚労相が折衝終了後、厚労省内で記者団に明らかにした。政府は12年度予算案を24日に閣議決定する方針で、両大臣はこれに向けて21日以降も折衝を続けるが、調整は難航しそうだ。
小宮山厚労相は20日の折衝で、小児科、産科、外科、救急医療などを充実させるため、薬価を含む診療報酬全体で前回並みの引き上げ(0.19%)を主張。財務省側が求める長期収載品薬価の大幅引き下げについても、「あり得ない」と反論した。
介護関連では、介護職員の処遇改善が必要との認識では一致した。しかし、安住財務相は社会福祉法人が内部留保を蓄えていることを理由に、介護報酬の引き上げに難色を示したという。

【キャリアブレイン】



最終的には大臣折衝では決まらないかもしれません。となると、やはり最終的判断は高い時点での政治的決着となりそうです。
by kura0412 | 2011-12-21 14:09 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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