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自民党友好団体に顕彰される

先日開催された自民党党大会で、顕彰された141の友好団体の中に日歯連盟の名が今年もありました。また81支部選ばれた優秀党組織の中には、ある県歯連盟の部会も選ばれています。【自由民主】

恐らく支部の党員数か何か数字的規程で決まったのだと思いますが、最近一般紙にスクープ的に書かれている状況ですので複雑な気持ちがします。
by kura0412 | 2010-01-30 13:49 | 政治 | Comments(0)

果たして官僚の巻き返しは

国家公務員法改正案:骨子まとまる 次官級も降格可能に

政府は29日午前の閣僚懇談会で、今国会で提出する国家公務員法改正案の骨子をまとめた。幹部人事を官邸で一元管理する内閣人事局を4月に設置し、次官級から局長級への降格を可能にし、省庁横断的な幹部職の異動もできるようにする。部長以上の幹部職を民間からも公募できる仕組みを盛り込む。

改正案では、内閣人事局で幹部候補者名簿を作成。官房長官が適格性を審査した上で、公募した民間人も名簿に掲載できるようにする。事務次官と局長級の名簿と、部長級以上の名簿の2種類で人材をプールし、首相や閣僚の判断で名簿から幹部を登用できるようにする。
次官級から局長級への降格は、政治主導での幹部人事を行いやすくする狙いがある。現行法では勤務実績の悪い人を降任できる分限処分しかないが、適用が難しかった。降格を容易にすることで、政権の考えに沿う次官を適宜配置できるようになる。

【毎日jp】



突如として出てきてこの改正案、次官会議廃止を更に上回る官僚側に衝撃が走っていると思います。
これで幹部クラスでの官庁の横断的な移動が可能となれば、厚労省に財務、経済産業の官僚が入り込むことも現実化してきます。
対検察に続き、対官僚との民主党政権の対決が激化しそうです。
by kura0412 | 2010-01-30 08:48 | 政治 | Comments(0)

「いのちを守る医療と年金の再生」という割には

(いのちを守る医療と年金の再生)

社会保障費の抑制や地域の医療現場の軽視によって、国民医療は崩壊寸前です。
 これを立て直し、健康な暮らしを支える医療へと再生するため、医師養成数を増やし、診療報酬を十年ぶりにプラス改定します。乳幼児からお年寄りまで、誰もが安心して医療を受けられるよう、その配分も大胆に見直し、救急・産科・小児科などの充実を図ります。患者の皆さんのご負担が重い肝炎治療については、助成対象を拡大し、自己負担限度額を引き下げます。健康寿命を伸ばすとの観点から、統合医療の積極的な推進について検討を進めます。
お年寄りが、ご自身の歩まれた人生を振り返りながら、やすらぎの時間を過ごせる環境を整備することも重要です。年金をより確かなものとするため、来年度から二年間を集中対応期間として、紙台帳とコンピューター記録との突き合わせを開始するなど、年金記録問題に「国家プロジェクト」として取り組みます。


今日国会で行った鳩山首相の施政方針演説の一部です。
「いのちを守る」を連発しましたが、確かに小泉内閣の強引な医療に対する姿勢は反転しましたが、医科の再診料の議論がるように、プラス改定となっただけでいのちを守ると明言するのは?です。
本当の意味でいのちを守るというのなら、少なくても日本の総医療費をOECD並みへの引き上げの公約実現は必須です。
by kura0412 | 2010-01-29 16:26 | 政治 | Comments(0)

医科の開業医の先生方から聞かれました

昨日、地元の医科の先生型と話す機会がありました。即、聞かれたのは「インプラントの事件はどうなっているの?」

歯科界だけでなく、医療関係者皆が気がかりな事件になっているのかもしれません。
by kura0412 | 2010-01-29 15:50 | 歯科 | Comments(0)

2次補正予算の中にも医療関係が

二番底を回避し景気浮上を狙う政府の2次補正予算が昨日成立しました。

医療には関係ないと思っていたら、70~74歳の窓口負担の1割据え置きなど7849億円と、結構その中に盛り込まれています。
しかし、生活の安心確保としての経済政策ですが、この予算が景気の下支えになるかとなると疑問は残ります。でも、医療、社会保障は生活の下支えとして大きな役割も担っています。難しい問題です。
by kura0412 | 2010-01-29 10:25 | 政治 | Comments(0)

小さな人間の独り言ー医科の再診の議論で

改定率が決定して、現在中医協での最大の話題は医科の再診料です。この問題が、さも開業医が優遇され、勤務医の労働過多の解決策のような扱われ方になっています。

おかしな話です。
確かに歯科からみれば医科の先生は羨ましい存在であることは事実ですが、その多くの先生方は地域医療を必死に守られています。
現在の71点の妥当性までは分かりませんが、少なくても開業医の収入で大きな役割を果たす再診料を、下げなければいけない環境ではないはずですし、18年度改定でのる歯科の経験から考えても影響は大きいはずです。
本来ならば、歯科も一緒に日医と共にその議論の中に入りたいところですが、私のような意見を言えば、その時点で歯科への跳ね返りは目に見えています。苦しいところです。

それよりも、医科のこの議論の結果が、今回のアップ率の多くを初再診に充てるとされている歯科に、どんな影響があるのかが気になります。
小さな人間の独り言です。
by kura0412 | 2010-01-28 11:43 | 歯科医療政策 | Comments(1)

この方針を固めたことを知っている関係者とは?

小沢氏再聴取、見送りへ=関与捜査は継続-政治資金規正法違反事件

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」による土地取引をめぐる事件で、東京地検特捜部が、小沢氏への2度目の事情聴取を見送る方針を固めたことが27日、関係者の話で分かった。小沢氏は23日の聴取に、政治資金収支報告書の虚偽記載への関与を全面否定していた。
特捜部は、小沢氏の供述内容に疑問点はあるものの、事件に対する同氏の主張をまとめた供述調書を作成したことで、任意聴取による最低限の目的は果たせたと判断したもようだ。引き続き、同氏の事件への関与の有無を捜査する。

【時事ドットコム】




この方針固めたことを知っている関係者とは?
by kura0412 | 2010-01-28 08:53 | 政治 | Comments(0)

新たな技術の研究と医療制度の改正は両輪

臨床関係のアカデミックな文献はたいして分からない私ですが、今月の日本歯科評論の誌上シンポジュウム「象牙質・歯髄複合体再生療法の現状と展望」は面白い内容でした。
http://www.hyoron.co.jp/

「象牙質・歯髄複合体再生療法」ですか、私の現役時代に実用化され診療そのものが大きく変化するかもしれません。

が、
非常にアカデミックで国民の健康には寄与する治療であるにも拘らず、残念ながらこの種の治療を促進する医療制度が日本の歯科医療には存在しません。
新たな技術の研究と医療制度の改正は両輪でなければなりません。
by kura0412 | 2010-01-27 16:12 | 歯科医療政策 | Comments(0)

中期的の数値目標、複数年度予算

中長期の財政再建策議論 政府検討会、3月までに論点整理

政府は25日、財政再建策を検討する「中期的な財政運営に関する検討会」の初会合を開いた。中長期の再建目標を示す「財政運営戦略」と、2011年度から3年間の予算をコントロールする「中期財政フレーム」をつくるのが狙い。3月末までに論点をまとめ、6月までに具体化する。焦点は膨れ上がる社会保障費の抑制や消費税率引き上げなどの負担論議。ただ、夏の参院選を控え、踏み込んだ数値目標を打ち出せるかは不透明だ。

検討会は国家戦略室が設置し、仙谷由人国家戦略・行政刷新相や松井孝治官房副長官など政府側の政治家のほか、片山善博慶大教授ら6人の有識者で構成。初会合では一橋大の田中秀明准教授が海外の財政フレームの事例を説明した。今後は2週間に1回程度のペースで会合を開く。
政府が目指す中長期の財政運営の手法は(1)財政再建に向けた数値目標を示し、中長期の財政健全化への道筋を示す財政運営戦略(2)目標達成に向けて、11年度から3年間の歳出・歳入の大枠をコントロールする中期財政フレーム――の2本立てだ。

【NIKKEI NET】



この3年間で予算をコントロールする方式は 、従来から似たようなスタイルで地方行政では行われています。(3年間のローリング方式)今後、社会保障、医療の予算面でも大きな影響を及ぼすことが予想されます。
by kura0412 | 2010-01-26 16:50 | 政治 | Comments(0)

口腔から生活を診る

歯科医が区に通報していた 東京・江戸川区の小1男児虐待死

死亡した小1長男(7)への傷害容疑で東京都江戸川区の両親が逮捕された事件で、近所の歯科医が昨年、「虐待の疑いがある」と区に通報、学校側も家庭訪問して暴行があったことを確認していたことが25日、区や学校への取材で分かった。

両親は電気工、〇本健二容疑者(31)と妻の無職、〇草容疑者(22)。長男、〇渡君は搬送翌日の24日、病院で死亡した。〇渡君は今年、学校も休みがちだったが、区や学校側は通報を生かせなかった。
江戸川区によると、昨年9月14日、岡本容疑者宅近くの歯科医が「海渡君の左ほおと両脚にあざがある。『パパにぶたれた。ママは見ていて何も言わなかった』と話しており、虐待が疑われる」と同区子ども家庭支援センターに電話。センターは海渡君が通っていた区立松本小に連絡した。

【産経ニュース】



この事件のような外傷による虐待を疑うケースは無論のこと、学校検診でも多数のウ蝕があって治療勧告しても、数年に渡って通院の経歴ない場合なども、家庭に問題があることを疑うようなケースはかなり見受けられます。
今後、口腔から生活を診ることを更に広めることも大切です。
by kura0412 | 2010-01-26 09:07 | 歯科 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラー片手に歯科医師の本音

『口腔健康管理とかかりつけ歯科医』

今回の改定を医療全体的にみると三つの注目すべき特徴がありました。一つは伸び続けていた調剤には厳しい結果となったこと。7対1の入院基本料の要件の厳格化。そして改定の中で「かかりつけ」という概念が明確に組みこまれまれました。
「かかりつけ」に関しては医師、薬剤師に加え歯科でも導入されていますが、「かかりつけ歯科医」はあくまでも「保険用語に一つ」というイメージがあります。しかしながら医科、薬科ではこの「かかりつけ」を軸に医療体制の新しいイメージを描きつつ、今後の政策を積み重ねる意気込みを感じます。そこにあるのは、地域包括ケアの推進がベースにあっての考えです。例えば、今回の改定では紹介状のない大病院の初診・再診料自己負担は大幅なアップとなりました。また、調剤の方ではかかりつけ薬剤師指導料算定をきっかけに、患者とのコミニュケーションを密に図ろうとする試みを目指します。
一方、医療政策として改定と対をなす基金は、歯科医療の環境整備にも益々重要な意味を持ちます。ただ、今回改定の中でも可能性の秘めた項目としていくつか点数化は見られましたが、基金が改定とリンクすることなく、独立しての事業になっている印象は拭えません。限られた予算の中でのやり繰りです。W改定に向けての改定と基金との相乗効果を目指す為の戦略と、それに沿った事業の立案が必要となってきます。
包括ケアを視野に入れての「かかりつけ歯科医」でポイントとなるのが口腔ケアです。その有用性は医科からも視線が注がれています。然るに、口腔ケアという言葉が、ブラッシングのみの狭義に捉えられている現状があり、本来の口腔ケアの意味する嚥下機能も含めた口腔全体を管理する視点の広がりが不足しています。その観点からみると、今回日本歯科医学会が「口腔健康管理」と称した新たな口腔ケアの概念の提唱は機知を得た提案です。摂食機能療法などを加えた従来の歯科治療を「口腔機能管理」、歯石除去、PTCなど歯科衛生士の実施するエリアを「口腔衛生管理」、そして一般の方が実施する口腔清拭、食事介助などを「口腔ケア(狭義)」として、この三点を総じて「口腔健康管理」としました。
広義の口腔ケアとして定義する考えは、真の意味での「かかりつけ歯科医」が目指す所です。既にW改定に向けての作業が進む中で、この概念を一日も早く歯科界内部で意見の確認をしながら、国民への認知を広めなければなりません。
日医はかかりつけ医機能研修制度を創設し、独自の「かかりつけ医」というものを推し進めようしています。そしてその講習の中に「かかりつけ医の摂食嚥下障害」のメニューも組み込まれています。また、地域包括ケアに向けた「かかりつけ連携手帳」の作成に着手し、そのスピードは目を見張るものがあります。『かかりつけ歯科医』、『口腔健康管理』、『摂食嚥下障害』のキーワードは、地域包括ケアの中で育ちそうな芽であることは間違いありません。残す課題は、地域包括ケアを主導する日医、地区医師会との更なる連携の強化と事業実現に向けてのスピードを加速させることです。




『食べる=生きる』

地方消滅で日本の少子化高齢化に対して大きな警笛を鳴らした日本創成会議が「高齢者の終末医療を考える」と称したシンポジュウムを先日開催しました。その議論を聞くに、地方消滅と終末医療?そんな一見結びつかない二つが、これからの日本の大きな課題となっています。それと共に、改めて人の死という死生観を医療分野の一角に位置する歯科医師として、見つめ直す時期が今あるものと感じます。
高齢化になって、いわゆる寝たきり老人に対していろいろな考え方が示され、特に胃瘻の是非については大きな意見が分かれるところです。欧米においては日本で常習化している高齢者、寝たきり老人への適応が少ないとのこと。この点に関しては中医協でも前回の改定では、嚥下検査の有無によって評価を変えるという対応がなされ、また今回の改定での議論では、その経過の調査結果も示されています。しかしその一方、この問題が話題になって、胃瘻によって日常生活が暮らせるレベルになる患者さんまで拒否するような実例があり、医療現場その対応に苦慮する場面が多々見られる話も聞きます。
この問題は、医療、介護費増大から語られることが多かったのですが、タブー視されていた死に対する考え方が社会問題の遡上に挙がっていることは、大きな時代の変化として捉えられます。そして、食べることは従来から歯科界も提唱するように、単に延命だけが目的ではありません。生きていることの喜びを感じる、人間としての尊厳に係わる重要な日常生活の一つなのです。
医療関係者以外でも「食べる=生きる」を唱える人がいます。「食べることは、呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれているもの。」とは、料理研究家・辰巳芳子氏が唱えている私の好きな一文です。そして欧米での判断基準となる「食べる」ことの有無が延命治療の是非判断の基準となる考え方は、経済問題を抜きにしてもその専門家集団である歯科界の属するものが改めて真摯に議論し、一つの考え方を社会に示す責務があると考えます。
然るに、だかからといって歯科界が社会の先頭に立って、自らが死生観の変更を訴える必要はありません。これは社会全体で既にうごめく潮流であり、歯科界はあくまでもこの分野に特化した専門家として食べることの重要性、必要性を改めて世に唱え、それを臨床の場で実践を積み重ねれば良いのです。果たしてこれをも医科が歯科から奪い取り、領域拡大を目指すのでしょうか。
この死生観の議論の推移を見守ると共に、食べることへの支援を更に強める為に、摂食嚥下への歯科領域からの積極的なアプローチが必要となってきています。何故ならば、咀嚼と嚥下は対となって多くの結果を導き出すことが立証され、食べることを特化した専門家としての医療人としては、現状のままでは取り組みが不十分だからです。歯科医療は新たなる視点をもって社会に貢献する時代の到来です。あとはそれを導き、フォローする具体的な政策を積みかさねることです。歯科医療は真の意味での生きる喜びを支援する世界を導きます。



『飲み込みは大丈夫ですか』

基金における事業が一つのきっかけとなって、在宅診療、医療連携が新たな展開に進み始めています。それぞれの医療環境の実情を踏まえて、地域独自の取り組むこの基金を利しての新たな事業は、診療報酬と対になるこれからの歯科医療全体へ大きく波及する政策です。そしてこの基金は、来年度において今年度予算規模に介護関係が上乗せされる計画となっており、医療介護の垣根を越えた地域包括ケアシステム構築としての発想が必要となっています。
歯科における在宅診療の中心は、従来の診療所における診療の延長としての義歯調整から始まり、口腔ケアの対応へと進んでいます。口腔ケアの効果は、既に誤嚥性肺炎予防という観点から医科の関係者は元より介護関係者にも認知されています。それに加えてここきてスポットライトが浴びているのが、今回の基金でもいくつかの地域で事業が計画される摂食嚥下の分野です。
しかしながら、介護保険の認定審査項目にも「えん下」という項目がありながら、実際に摂食嚥下の対応は、一部の大学病院、リハビリテーション、耳鼻科があって積極に取り組んでいる病院以外、殆ど対応出来ていないのが介護、医療の世界の現状です。その理由は簡単です。採算が合わないからです。特に歯科においては無報酬に等しい状態です。
 嚥下の対応は、適応が少ない耳鼻科領域の手術以外その改善方法の中心は訓練、姿勢の改善、食形態変更のアドバイスなどで薬の処方もありません。検査も歯科では保険算定が認められていない内視鏡・造影検査と問診を中心としたスクーリングテストです。近年、摂食機能療法が歯科でも算定可能となりましたが、それは鼻腔栄養、胃瘻増設患者に限定されており、重度になる前の本来対応が必要な患者さんには算定出来ません。
そしてもう一つこの分野を歯科が推し進めるハードルとなるのが、隣接する医科の反応です。現在、摂食嚥下リハビリテーションは歯科医師を中心としたアプローチと耳鼻科、あるいはリハビリテーション科の医師を中心としたアプローチの二つがあります。本来ならば他の疾患でもあるように医科が歯科は口腔内のみと突っぱねるところですが、儲からない中で耳鼻科医の成り手が減少し忙しく手が回りません。それと共に、「摂食・嚥下リハビリテーション学会」の「・」がなくなり「摂食嚥下リハビリテーション学会」に名称を変えたように、嚥下と摂食、咀嚼は一連の動作であり、咀嚼のプロである歯科医師を係わりから排除することは出来ません。咀嚼して嚥下することによって食べることが出来るのです。
もし、嚥下を歯科の領域と社会から認知されれば、歯科診療所が「食べる」ことの社会ステーションと成り得ます。口から食べることへの支援が生きる為、生活を支える源であることが歯科診療所から発信が可能と成ります。したがって報酬的評価は低くても、嚥下に問題ある人が歯科診療所に相談することへの広がり目指し、その実現に向かっての政策を積み重ねる必要があります。先ずは先生方が診療所で「飲み込みは大丈夫ですか」の一言を問える環境作りがその第一歩です。




『この道しかなかった中で』

この原稿を書いている今、衆議院選挙の結果は分かっていません。しかし事前の各マスコミみれば自民党圧勝予測です。選挙は投票箱が閉められるまで何が起こるか分かりませんが、少なくても安倍退陣はなく、任期2年を残しての安倍首相の解散の決断は見事成功となりそうです。
メディアは大義ない解散と騒ぎましたが、今回の安倍首相の解散目的は明確です。日本の経済再生を目指し、自らが提唱したアベノミクスの敢行の為の長期政権への道を切り開くことです。無論、長期政権となってもアベノミクス成功の確定はありません。しかし野党からは、アベノミクスに代わって日本経済再生を可能とする具体的な対案は示されませんでした。マニフェストに踊らされて政権交代を選択したことを悔やむ多くの有権者は、その提示なしで現在の野党にもう投票することは出来ません。また第三極への期待感も、離れたりよりを戻したりの腰の落ち着きのなさを感じ、一時のブームに終わりそうです。となると自民党のキャッチフレーズ「この道しかない」、安倍政権に託すしか今回の選挙では有権者に選択肢がなかったことになります。では長期政権となるこれからの政治情勢を踏まえて、歯科界はどう安倍政権と向き合わなければいけないのでしょうか。
今回の総選挙でのマスコミの世論調査では、有権者は社会保障に対しては経済再生と並び非常に関心をもっていましたが、その政策論戦は殆ど成されませんでした。特に自民党が示した政策は、医療に関してはないも等しいような扱いです。唯一あったのが、既にスタートしている社会保障改革のプログラム法案のスケジュールに則って進めるということです。但しこのプログラム法案の対となす消費税増税が延期となったわけですので、そのスケジュールの変更は必要になってきました。恐らく16年度改定に対しては、これを理由に財務省から厳しい対応を迫られるのは必至です。
この現実の意味するものは、現行の医療制度、水準を是とする考え方がベースにあります。消費税増税、経済再生となって税収が増えたとしても、けっして医療の大幅な拡充が成されるわけではありません。それどころか、もし経済再生と成らなければ医療費はそぎ落とされる可能性もあります。これからは少子高齢化、財政再建を踏まえて、いかにレベルを落とすことなく現行の医療を保つことへの模索が始まります。しかしながら理不尽な政策に対して、責任ある医療人として対応することは当然であり、大きな改善が必要な歯科と、既に一定の医療経営環境を維持している医科とでは立ち位置が異なります。先ずはこの点への内外の理解を求めることがスタートとなります。
選挙終わるのを待って各種医療政策への対応が加速的に進みます。幸いにして政治の世界では現在の歯科医療の現状は理解されつつあり、一つ一つの政策毎の対応スタンスが求められています。果たしてこの道しかなかった中で、歯科界はどう歩みを進めるべきなのでしょうか。歯科界の政策対応能力と政治力の真価が問われています。




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