日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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「関西の歯ブラシ産業、活況が続く」

今朝の日経の景気ウオッチのコーナーの中で「関西の歯ブラシ産業、活況続く」とのタイトルの記事がありました。

昨年は過去最高の生産を記録。ここ5年の間に市場全体で1割近く売り上げも増し、メーカー各社は増産に向けて設備投資を積極化し、この原料、燃料の高騰であえぐ関西の中小企業の中で、歯ブラシ業界の活況が際立っていると紹介しています。

その好調の理由に、口腔ケアへの関心が男女問わず幅広い世代に広がっているため。そして、一時シェアを伸ばしていた時期のあった中国産から、安全性や信頼感から国内産に回帰してきたとのことです。

流れはあるんです。要はそれをどう道付けるかだと思うのです。
by kura0412 | 2008-04-28 18:13 | 歯科 | Comments(0)

衆議院補選の結果を受けて難しい判断を迫られる

注目の衆議院山口2区の補選は民主党が勝利しました。自民党の敗因は後期高齢者医療制度でした。

こうなると福田内閣も説明不足だけを理由で対応が済まされるのか?制度改正まで踏み込むのか?難しい判断が迫られそうです。
そして歯科界も、この機を利してこの制度改正にどう取り組むのか?これまた難しい判断が迫られています。
by kura0412 | 2008-04-28 12:26 | 歯科 | Comments(0)

後期高齢者医療制度の問題が騒がれていながら

l後期高齢者医療制度の問題がこれだけ社会問題となり、政局の大きな争点となろうとしながら、その現場に直面する歯科からそれほど大きな問題点の声が挙がらないのをどう捉えれば良いのでしょうか?

正直、この制度そのもののを歯科関係者はしっかりと理解してなく、また、明細に伝わっていません。
また、この制度、つまり75歳以上の人に歯科が医科のように大きく関わっていないことも理由の一つにあります。
この点は返してみると、現在の公的医療制度における歯科の置かれた立場を表わし、また、改善、そして新たな観点から歯科の公的医療保険の関わり方を再考することを示唆しています。
制度そのものを見直す意見も出ており、その観点からすると、歯科では、まず現在暫定的に据え置かれた前期高齢者の一部負担の問題がクローズアップされてきます。
by kura0412 | 2008-04-25 15:27 | 歯科 | Comments(0)

介護ロボットの活用?

昨日の経済財政諮問会議で、民間議員から遠隔医療の推進、介護ロボットの活用、フィリピン人介護師の受け入れ促進などを求める意見があったとの報道です。

介護ロボット?何を考えているのでしょうか?

医療、介護は労働集約型産業であり、また、人と人との接点が最も大切なこと分かっていての発言でしょか?
今、この問題の解決、また、産業という視点からも最も大切なのは、既存の制度、それに関わる人の雇用をしっかりと守ることです。そして、それが最も費用負担の少ない方法です。国民にも理解し易い話題を提供してもらいました。
by kura0412 | 2008-04-24 11:39 | 歯科 | Comments(0)

消費者心理の冷え込み

やはり最近の値上げラッシュで、消費者の購買心理はかなり冷え込んでいるようで、日経の調査では、外食、衣料・身の回り品全体、クリーニング、食費全体の順で減らす方向にいっています。
当然この心理は、医療、特に歯科への影響は必至です。0.42はこの流れで吹っ飛ぶかもしれません。しかし、もし改定が来年度だったらもっと悲惨な結果だったと思います。
by kura0412 | 2008-04-23 16:32 | 歯科 | Comments(0)

こうやってイメージを作り上げています

昨日の日経1面トップに『健保、3000億円の負担増』と高齢者医療の支援金について載っていました。

こうやって今だ医療亡国論のイメージを作り上げています。
ちなみに、健保全体の積立金は4兆3000億円あることも、最後に付け足しのように書いてあります。

歯科界も先を見据えた、こうゆうイメージ作りを反面教師として参考にしなればなりません。
by kura0412 | 2008-04-21 16:54 | 歯科 | Comments(2)

どこに対立軸を求めるか

与野党国会議員、特に自民党と民主党の中でも、政策によって党を隔てて、意見の一致、また対立がみられ、果たして対立軸は何かと疑問をもつことがしばしばあるようになりました。

しかしながらその中ではっきりと区別されるのが選挙、選挙の支持基盤の違いです。
でも、個々の政策での差異がいろいろあるわけです。選ぶ方も非常に難しく、結局はその時のムードが大きな選択肢になるような気がします。
こう考えると、分かりやすい対立軸を唱えて、一気にムードを作った小泉首相の選挙戦術はお見事というしかありません。
さて、そんな芸当ができる政治家が、今、与野党の中で誰がいるでしょうか?
by kura0412 | 2008-04-19 17:02 | 歯科 | Comments(0)

国民の信頼回復に協力することやぶさかではありませんが

年金から始まって、薬害C型肝炎の問題、また、今回の後期高齢者医療制度のトラブル、厚労省への国民のイメージは失墜しています。
その多くが事務的な問題であり、行政に対して本来チェックすべき政治も、さすがにその末端までの確認は、事前にはできなっかたのが正直なところです。

国民の信頼を回復することはそう簡単には出来ませんが、やはり大きな視点で、これからの時代における社会保障の重要性を訴え、一つずつ着実に実績を積み上げていくしかありません。
その協力は歯科界としても惜しむことはないのですが、果たして厚労省は?
by kura0412 | 2008-04-18 17:41 | 歯科 | Comments(0)

総枠を拡げるには事業主負担増で

この医療の危機的状況を打開する為には、医療費全体のボリュームを大きくするしかなく、それには形はいろいろあるにせよ、どこかの負担は避けられません。
しかしながら、財政再建問題、不透明感が漂う経済状況、また、後期高齢者医療制度における国民の反応をみると、その対象は慎重に進めなければ、逆に医療供給側のエゴとして捉えられる可能性があります。

そんな中、最近、日医では、その再現を事業主負担の引き上げを訴えるようになりました。
確かに、欧米と比べるとその負担は著しく少ないという話を聞きます。短期的には歳出増とはなりますが、このことで現在の公的医療保険を守ることが出来るならば、民間保険の負担増を考えたり、疾病予防によって雇用安定となることを考えると、事業者としてもけっして不利益だけではないはずです。
しかし、その理解を得て実行することも大きな壁であることも当然です。どうゆう展開に持ち込めば実現するのかは思案のしどころです。
by kura0412 | 2008-04-17 15:27 | 歯科 | Comments(0)

原因は準備不足です。そして目線が違います

われわれは改定時でののゴタゴタは慣れっこになっていましたが、さすがに国民(市民)相手では通用しないようで、後期高齢者医療制度は大騒ぎになっています。

はっきりいって行政の準備不足に尽きます。

今回の場合は、いくつか福田首相の裁断で変更点はあったいせよ、施行期日は決まっていたのですからその準備期間はあったはずです。それも制度の内容ではなく、事務的、また、広報不足が問題なのですから、国民からの非難は免れません。

そして、その原因を辿った行く着くところは、行政の優しさの欠如と、目線が国民と違うところです。

これでこの制度が政局を争うテーマになりそうです。さて、歯科界はどうするか?
by kura0412 | 2008-04-16 16:33 | 歯科 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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