<   2007年 09月 ( 27 )   > この月の画像一覧

賃料、坪20万ですか

今朝の日経に銀座の店舗賃料の記事が載っていました。
その銀座の中心地ならば坪20万を超えている結果には驚くばかりです。

仕事柄どこへ行っても歯科診療所の存在は興味があり、銀座の通りのあちこちにも診療所があるのを羨んだこともありましたが、単純計算で15坪としても家賃300万ですか、

義歯調整料、再診料38点だけではとてもやっていけいないのは地方住む私でも分かります。そして、田舎でもこれではやっていけません。
by kura0412 | 2007-09-29 12:04 | 歯科 | Comments(0)

4つの保険を一つのカードに

12月をめどに社保カードの基本構想が厚労省の検討会でとりまとめられます。

年金、医療、介護、雇用各保険を1枚のカードにし、将来的にはICカードで自分の医療情報を見られるようにするなどの考えもあるようです。

この4つ、いずれも似ているようであっても全く違う保険です。
敢えて共通項を見出すとするならば、いずれもあの厚労省の管轄下ということだけです。

確か、社保庁の問題の事の発端は、基礎年金番号導入だったのでは?
by kura0412 | 2007-09-28 14:06 | 歯科 | Comments(1)

風向きが変わった指標か

各世論調査で意外と福田内閣の支持率がいい結果が出ています。

参議院選挙の大敗、そしてその後のゴタゴタ、特に安倍首相の辞任のタイミングの悪さを考えればもっと悪い結果かと予測していたのですが、日経でも福田内閣支持率59%、歴代4位と高位です。

それと共に、自民党の支持率が上がり、民主党を逆転しました。
そして、臨時国会の焦点であるインド洋の給油活動継続の賛否が継続するべきがするべきでないよりも上回りました。

これらの結果は、少し風向きが変わりかけている指標かもしれません。

その理由に挙げられるのが、福田首相の独特の人柄、それも豪腕の顔が見え隠れする小沢民主党党首との比較でなお際立たせます。
そして、意外と大きかったのが高齢者の医療費負担増の凍結を総裁戦から打ち出したことです。
これによって、小泉内閣から続く、改革一辺倒に行過ぎた部分を修正するとの雰囲気がその人柄と相まって、イメージアップに繋がった?そんな印象を私はもちました。

こうなると今度は民主党の対応が難しくなりました。

解散を求めるあまりに、自民党が歩み寄る提案をことごとく反対、対案で潰すことが国民にどう映るか?
ただ、また、政治資金の問題、ゴシップ一つ出ればその風向きも急転することも十分考えられる情勢です。

楽観視することは出来ませんが、高齢者の医療費負担増凍結をみると、少ながらし歯科界に若干のフォローの風がっ吹いてきた??また、また、私の甘さが出ているでしょうか?
by kura0412 | 2007-09-27 15:45 | 歯科 | Comments(0)

次の総選挙こそまさに最後の決戦

まさに自民党背水の陣内閣が発足しました。
これで総選挙の実施の時がいつとなっても、今の自公政権は最後の予感がします。

それは即民主党政権になるというばかりの意味ではなく、もし、総選挙で与野党逆転が成されなかったら民主党は崩壊します。
何故ならば、その結果が、民主党が主張する現在の民意であり、参議院の野党が過半数を得ていることの否定に繋がり、このねじれ現象が当面続くからです。
今、民主党にいる小沢アレルギーをもつ議員が飛び出し、自民党に入るか、あるいは新党結成かまでは予測できませんが、今の民主党のエネルギーは続きません。

もちろん民主党が勝てば、衆参両院で過半数を得るわけですので、完全な民主党政権の樹立です。恐らく、次の次の総選挙ぐらいまでは民主党政権は続くはずです。

だからこそ、今回の組閣、役員人事では派閥の領袖が殆ど入るオールスターキャストの陣容を引き、対する民主党も、小沢、菅、鳩山、岡田、前原と最強の布陣で、衆議院解散によって雌雄を決する最後の決戦に両党とも挑むことになるのだと思います。

そこで興味あるのは、果たしてそこに敢えて今回組閣に加わらなかった麻生が今後どうなるのか?
これは歴史振り返ってみた時にしかその結果が分かりません。

しかし、参議院選挙後のこの2ヶ月の政治空白が今後どう影響するか?
それは歯科界にも関係ある空白といえるかもしれません。
by kura0412 | 2007-09-26 14:11 | 歯科 | Comments(0)

仕立てのいいスーツがブカブカでした

昨日の安倍首相の入院中の会見を先生方どのようにご覧になりましたか?

仕立てのいいスーツがブカブカになって、色白い頬こけた顔で、途中原稿読んでいるロレツも少しおかしい感じで衰弱しきっているのを、専門家でもない私でも画面からもはっきり分かりました。
週刊誌情報によれば、酷い下痢で長時間の国会質疑にはオシメも必要な状態との話もありました。

しかし、それでも首相の重責に耐えられないお坊ちゃまの烙印を押され、その責任の放棄として非難の嵐です。

そんな安倍首相をみると、私は甘いのかもしれませんが安倍首相に同情します。

戦後のレジュウムの脱却という言葉は好きではありませんが、彼の壮大な時代の転換期へ挑戦、そして小泉内閣の歪みの修復に努力する姿勢は評価します。

しかし、政治の世界は勝ち組みが正義となります。そこが非情なな世界です。
政治家として再起を期待したいところですが厳しいでしょうか?とにかく、その重責も解かれたのですから早い回復を祈るばかりです。
by kura0412 | 2007-09-25 12:22 | 歯科 | Comments(0)

先進医療承認される

19日の中医協で歯科から「歯周外科治療におけるバイオ・レジェネレーション法」が先進医療が承認されました。

申請受付日は医科の他2件は7月9日なのに1月9日です。
自己負担分は41000円、特定療養費(保険給付)47000円です。
当該技術の医療機関の要件にはいくつかある中で、資格が要として歯周病専門医又は口腔外科専門医とあります。

歯科もようやく承認されたことは喜ばしいことですが、日歯として専門医に対してはまだ結論が出てはいません。
また、この先進医療という範囲が歯科では明確に線引きされないままです。
この決定によってこれから五月雨式に承認されて、混合診療の定義の線引きをする時に混乱することを危惧します。
by kura0412 | 2007-09-22 12:55 | 歯科 | Comments(2)

素晴らしいエネルギー

昨日は神奈川県主催「災害時医療救護活動研修会」の講師として招かれ、横浜で講演してきました。

東海地震を想定しての神奈川県、神奈川県歯に精力的な動きには、招かれながら勉強させていただいた思いです。
特に、働き盛りの先生方が集った、その担当された神奈川県歯の救急医療委員会の先生方のアクティブな活動には感銘を受けました。
損得なしで、献身的に歯科医師会活動、自己研鑽されている方があれだけいること、心強く感じます。
恐らく私の知らない地域でも、神奈川県歯のような先生方一杯いるのだと思います。
今後、いろいろな形でそのエネルギーを束ねることも、これからの歯科界に課せられた課題の一つと感じました。
by kura0412 | 2007-09-21 15:32 | 歯科 | Comments(0)

まさかと思いますが

一昨日の中医協総会で次期改定に向けたスケジュールが示されました。
10月からは産科・小児科・救急医療など各種他に関する評価だとについて審議を開始し、検討項目に入った歯科報酬については11月から審議する予定となっています。

懸念することは、総枠を広げることなく議論を進めると、歯科の検討に入った時には内容は理解されても、検討項目の順に決まってくると財源がなくなってしまうことです。
既に、産科、小児科などは喫緊の課題として、改定で評価の見直しを図るといわれています。
まさかとは思いますが、その煽りをまた歯科が被るということ考えは、絶対ないとは言えません。
by kura0412 | 2007-09-21 10:48 | 歯科 | Comments(0)

実現は福田氏の本気度にかかっています

総裁選挙に立候補する福田康夫氏の政権公約の一つとなっている来年4月から開始される74歳までの高齢者医療の自己負担分の1割の凍結に対して、内外からいろいろな意見が出ています。

これを実施すれば国費負担でも予定の500億円増(抑制されなくなる)との試算があり、果たして一時的な凍結なのか、それとも、これを切り口にして医療費、社会保障の財源論まで踏み込むつもりなのか、福田氏のその意図は現時点では分かりません。

その実現性に対して疑問視する意見もあるますが、民主党が反対しないこの程度の予算規模ならば簡単です。福田氏がどれだけ本気でこれを実現しようと考えているかにかかってきます。それが政治です。
by kura0412 | 2007-09-19 15:37 | 歯科 | Comments(0)

攻めずらい福田首相?

福田対麻生の総裁選挙でも演説対決は、予想通り、特に街頭では圧倒的に麻生氏が優勢の雰囲気です。
マスコミはこれをもって福田優位を派閥倫理が働いて元の自民党へ戻ったとの論調を展開するのだと思います。

実は、ここで今回の総裁選挙の大きな選択肢を忘れています。

当然、国民の眼、民意は忘れてはなりませんが、自民党総裁として今回大切なのは対小沢、対民主党という視点です。

となると、麻生氏ではあのしゃべりでは標的になるのは眼に見えてきます。
一方、福田氏は、のらりくらい、でもポイントは外しません。民主党が攻めずらいのは明らかに福田氏です。

恐らく、福田氏が選ばれるとすれば年内解散はなく、あっても予算成立後が有力です。
また、今後の流れによっては、自民党は衆議院の与野党逆転までの大敗はないかもしれません。

ただ、問題は福田内閣になって、再び政治資金の問題が浮上してくると?
何もないいというのも考えずらいのは当然です。
福田首相が誕生しても政局の混迷に変化はありません。
by kura0412 | 2007-09-18 10:12 | 歯科 | Comments(3)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

プロフィールを見る
画像一覧

ミラー片手に歯科医師の本音

『口腔健康管理とかかりつけ歯科医』

今回の改定を医療全体的にみると三つの注目すべき特徴がありました。一つは伸び続けていた調剤には厳しい結果となったこと。7対1の入院基本料の要件の厳格化。そして改定の中で「かかりつけ」という概念が明確に組みこまれまれました。
「かかりつけ」に関しては医師、薬剤師に加え歯科でも導入されていますが、「かかりつけ歯科医」はあくまでも「保険用語に一つ」というイメージがあります。しかしながら医科、薬科ではこの「かかりつけ」を軸に医療体制の新しいイメージを描きつつ、今後の政策を積み重ねる意気込みを感じます。そこにあるのは、地域包括ケアの推進がベースにあっての考えです。例えば、今回の改定では紹介状のない大病院の初診・再診料自己負担は大幅なアップとなりました。また、調剤の方ではかかりつけ薬剤師指導料算定をきっかけに、患者とのコミニュケーションを密に図ろうとする試みを目指します。
一方、医療政策として改定と対をなす基金は、歯科医療の環境整備にも益々重要な意味を持ちます。ただ、今回改定の中でも可能性の秘めた項目としていくつか点数化は見られましたが、基金が改定とリンクすることなく、独立しての事業になっている印象は拭えません。限られた予算の中でのやり繰りです。W改定に向けての改定と基金との相乗効果を目指す為の戦略と、それに沿った事業の立案が必要となってきます。
包括ケアを視野に入れての「かかりつけ歯科医」でポイントとなるのが口腔ケアです。その有用性は医科からも視線が注がれています。然るに、口腔ケアという言葉が、ブラッシングのみの狭義に捉えられている現状があり、本来の口腔ケアの意味する嚥下機能も含めた口腔全体を管理する視点の広がりが不足しています。その観点からみると、今回日本歯科医学会が「口腔健康管理」と称した新たな口腔ケアの概念の提唱は機知を得た提案です。摂食機能療法などを加えた従来の歯科治療を「口腔機能管理」、歯石除去、PTCなど歯科衛生士の実施するエリアを「口腔衛生管理」、そして一般の方が実施する口腔清拭、食事介助などを「口腔ケア(狭義)」として、この三点を総じて「口腔健康管理」としました。
広義の口腔ケアとして定義する考えは、真の意味での「かかりつけ歯科医」が目指す所です。既にW改定に向けての作業が進む中で、この概念を一日も早く歯科界内部で意見の確認をしながら、国民への認知を広めなければなりません。
日医はかかりつけ医機能研修制度を創設し、独自の「かかりつけ医」というものを推し進めようしています。そしてその講習の中に「かかりつけ医の摂食嚥下障害」のメニューも組み込まれています。また、地域包括ケアに向けた「かかりつけ連携手帳」の作成に着手し、そのスピードは目を見張るものがあります。『かかりつけ歯科医』、『口腔健康管理』、『摂食嚥下障害』のキーワードは、地域包括ケアの中で育ちそうな芽であることは間違いありません。残す課題は、地域包括ケアを主導する日医、地区医師会との更なる連携の強化と事業実現に向けてのスピードを加速させることです。




『食べる=生きる』

地方消滅で日本の少子化高齢化に対して大きな警笛を鳴らした日本創成会議が「高齢者の終末医療を考える」と称したシンポジュウムを先日開催しました。その議論を聞くに、地方消滅と終末医療?そんな一見結びつかない二つが、これからの日本の大きな課題となっています。それと共に、改めて人の死という死生観を医療分野の一角に位置する歯科医師として、見つめ直す時期が今あるものと感じます。
高齢化になって、いわゆる寝たきり老人に対していろいろな考え方が示され、特に胃瘻の是非については大きな意見が分かれるところです。欧米においては日本で常習化している高齢者、寝たきり老人への適応が少ないとのこと。この点に関しては中医協でも前回の改定では、嚥下検査の有無によって評価を変えるという対応がなされ、また今回の改定での議論では、その経過の調査結果も示されています。しかしその一方、この問題が話題になって、胃瘻によって日常生活が暮らせるレベルになる患者さんまで拒否するような実例があり、医療現場その対応に苦慮する場面が多々見られる話も聞きます。
この問題は、医療、介護費増大から語られることが多かったのですが、タブー視されていた死に対する考え方が社会問題の遡上に挙がっていることは、大きな時代の変化として捉えられます。そして、食べることは従来から歯科界も提唱するように、単に延命だけが目的ではありません。生きていることの喜びを感じる、人間としての尊厳に係わる重要な日常生活の一つなのです。
医療関係者以外でも「食べる=生きる」を唱える人がいます。「食べることは、呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれているもの。」とは、料理研究家・辰巳芳子氏が唱えている私の好きな一文です。そして欧米での判断基準となる「食べる」ことの有無が延命治療の是非判断の基準となる考え方は、経済問題を抜きにしてもその専門家集団である歯科界の属するものが改めて真摯に議論し、一つの考え方を社会に示す責務があると考えます。
然るに、だかからといって歯科界が社会の先頭に立って、自らが死生観の変更を訴える必要はありません。これは社会全体で既にうごめく潮流であり、歯科界はあくまでもこの分野に特化した専門家として食べることの重要性、必要性を改めて世に唱え、それを臨床の場で実践を積み重ねれば良いのです。果たしてこれをも医科が歯科から奪い取り、領域拡大を目指すのでしょうか。
この死生観の議論の推移を見守ると共に、食べることへの支援を更に強める為に、摂食嚥下への歯科領域からの積極的なアプローチが必要となってきています。何故ならば、咀嚼と嚥下は対となって多くの結果を導き出すことが立証され、食べることを特化した専門家としての医療人としては、現状のままでは取り組みが不十分だからです。歯科医療は新たなる視点をもって社会に貢献する時代の到来です。あとはそれを導き、フォローする具体的な政策を積みかさねることです。歯科医療は真の意味での生きる喜びを支援する世界を導きます。



『飲み込みは大丈夫ですか』

基金における事業が一つのきっかけとなって、在宅診療、医療連携が新たな展開に進み始めています。それぞれの医療環境の実情を踏まえて、地域独自の取り組むこの基金を利しての新たな事業は、診療報酬と対になるこれからの歯科医療全体へ大きく波及する政策です。そしてこの基金は、来年度において今年度予算規模に介護関係が上乗せされる計画となっており、医療介護の垣根を越えた地域包括ケアシステム構築としての発想が必要となっています。
歯科における在宅診療の中心は、従来の診療所における診療の延長としての義歯調整から始まり、口腔ケアの対応へと進んでいます。口腔ケアの効果は、既に誤嚥性肺炎予防という観点から医科の関係者は元より介護関係者にも認知されています。それに加えてここきてスポットライトが浴びているのが、今回の基金でもいくつかの地域で事業が計画される摂食嚥下の分野です。
しかしながら、介護保険の認定審査項目にも「えん下」という項目がありながら、実際に摂食嚥下の対応は、一部の大学病院、リハビリテーション、耳鼻科があって積極に取り組んでいる病院以外、殆ど対応出来ていないのが介護、医療の世界の現状です。その理由は簡単です。採算が合わないからです。特に歯科においては無報酬に等しい状態です。
 嚥下の対応は、適応が少ない耳鼻科領域の手術以外その改善方法の中心は訓練、姿勢の改善、食形態変更のアドバイスなどで薬の処方もありません。検査も歯科では保険算定が認められていない内視鏡・造影検査と問診を中心としたスクーリングテストです。近年、摂食機能療法が歯科でも算定可能となりましたが、それは鼻腔栄養、胃瘻増設患者に限定されており、重度になる前の本来対応が必要な患者さんには算定出来ません。
そしてもう一つこの分野を歯科が推し進めるハードルとなるのが、隣接する医科の反応です。現在、摂食嚥下リハビリテーションは歯科医師を中心としたアプローチと耳鼻科、あるいはリハビリテーション科の医師を中心としたアプローチの二つがあります。本来ならば他の疾患でもあるように医科が歯科は口腔内のみと突っぱねるところですが、儲からない中で耳鼻科医の成り手が減少し忙しく手が回りません。それと共に、「摂食・嚥下リハビリテーション学会」の「・」がなくなり「摂食嚥下リハビリテーション学会」に名称を変えたように、嚥下と摂食、咀嚼は一連の動作であり、咀嚼のプロである歯科医師を係わりから排除することは出来ません。咀嚼して嚥下することによって食べることが出来るのです。
もし、嚥下を歯科の領域と社会から認知されれば、歯科診療所が「食べる」ことの社会ステーションと成り得ます。口から食べることへの支援が生きる為、生活を支える源であることが歯科診療所から発信が可能と成ります。したがって報酬的評価は低くても、嚥下に問題ある人が歯科診療所に相談することへの広がり目指し、その実現に向かっての政策を積み重ねる必要があります。先ずは先生方が診療所で「飲み込みは大丈夫ですか」の一言を問える環境作りがその第一歩です。




『この道しかなかった中で』

この原稿を書いている今、衆議院選挙の結果は分かっていません。しかし事前の各マスコミみれば自民党圧勝予測です。選挙は投票箱が閉められるまで何が起こるか分かりませんが、少なくても安倍退陣はなく、任期2年を残しての安倍首相の解散の決断は見事成功となりそうです。
メディアは大義ない解散と騒ぎましたが、今回の安倍首相の解散目的は明確です。日本の経済再生を目指し、自らが提唱したアベノミクスの敢行の為の長期政権への道を切り開くことです。無論、長期政権となってもアベノミクス成功の確定はありません。しかし野党からは、アベノミクスに代わって日本経済再生を可能とする具体的な対案は示されませんでした。マニフェストに踊らされて政権交代を選択したことを悔やむ多くの有権者は、その提示なしで現在の野党にもう投票することは出来ません。また第三極への期待感も、離れたりよりを戻したりの腰の落ち着きのなさを感じ、一時のブームに終わりそうです。となると自民党のキャッチフレーズ「この道しかない」、安倍政権に託すしか今回の選挙では有権者に選択肢がなかったことになります。では長期政権となるこれからの政治情勢を踏まえて、歯科界はどう安倍政権と向き合わなければいけないのでしょうか。
今回の総選挙でのマスコミの世論調査では、有権者は社会保障に対しては経済再生と並び非常に関心をもっていましたが、その政策論戦は殆ど成されませんでした。特に自民党が示した政策は、医療に関してはないも等しいような扱いです。唯一あったのが、既にスタートしている社会保障改革のプログラム法案のスケジュールに則って進めるということです。但しこのプログラム法案の対となす消費税増税が延期となったわけですので、そのスケジュールの変更は必要になってきました。恐らく16年度改定に対しては、これを理由に財務省から厳しい対応を迫られるのは必至です。
この現実の意味するものは、現行の医療制度、水準を是とする考え方がベースにあります。消費税増税、経済再生となって税収が増えたとしても、けっして医療の大幅な拡充が成されるわけではありません。それどころか、もし経済再生と成らなければ医療費はそぎ落とされる可能性もあります。これからは少子高齢化、財政再建を踏まえて、いかにレベルを落とすことなく現行の医療を保つことへの模索が始まります。しかしながら理不尽な政策に対して、責任ある医療人として対応することは当然であり、大きな改善が必要な歯科と、既に一定の医療経営環境を維持している医科とでは立ち位置が異なります。先ずはこの点への内外の理解を求めることがスタートとなります。
選挙終わるのを待って各種医療政策への対応が加速的に進みます。幸いにして政治の世界では現在の歯科医療の現状は理解されつつあり、一つ一つの政策毎の対応スタンスが求められています。果たしてこの道しかなかった中で、歯科界はどう歩みを進めるべきなのでしょうか。歯科界の政策対応能力と政治力の真価が問われています。




以前の記事

2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

健康・医療
政治・経済

画像一覧