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またまた出ました当たらない予測

社保庁は来年度から11年度までの政管健保の収支見通しで、11年度で単年度4400億円の赤字に陥り、累積8100億円に膨らむ試算を発表しました。
その為に、保険料率の引き上げの検討を示唆したとの報道です。
今までならば、だから医療費の適正化、無駄を省くというところにもっていったのでしょうが、さすがにそこはもう限度ということか、保険料値上げという方向へもっていっています。
しかし、これとて、保険料上げたくなかったら無駄を省け、そこに引っ張るという意図もあるのだと思います。

この社保庁の予測あたるのでしょうか?
厚労省、社保庁共、過去この予測がどれだけ当たったかを検証したことがあるのでしょうか?
そして、それが誤っていても責任はないのでしょうか?
彼らはそれを予測することを仕事としているのではないでしょうか?
いささかこの種の統計予測jへの信頼性は殆どなくなっています。
by kura0412 | 2007-03-31 10:59 | 歯科 | Comments(0)

「総合的に診る歯科医師」は?

厚労省は後期高齢者医療制度の基本的な考え方をまとめ昨日の社保審に提示しました。
そこで、後期高齢者の報酬は若い人と共通のものが殆ど占め、そこに後期高齢者の特徴的なものを追加するなど、来年度の制度スタート時には基本的には現行の診療報酬体系を概ね踏襲し、その後の改定で段階的に修正を加えていくという報道です。
つまり制度が始まる来年度から一気に進めるのではなく、まず制度を作り、その運営を続けて行くの中で、修正を加えていく考えのようです。

それと共に、その考え方のの中で、従来の「かかりつけ医」という表現ではなく、「総合的に診る医師」という言い方に替えています。
当然病身連携で進める中での歯科における後期高齢者の対応として、いわゆるかかりつけ主治医の明確化には異論はありませんが、この議論の歯科独自の課題でもあった、後期高齢者以前からの継続的な口腔管理をどう結びつけるかという問題に対して、この「総合的に診る歯科医師」という考え方、言葉が使われるのか否か、今後その議論を注視する必要があるようです。
by kura0412 | 2007-03-30 15:44 | 歯科 | Comments(0)

歯科は医科レセプトよりはるかに多くの過誤の疑いが見れるそうです

大手企業を中心とする組合で構成する「保険者機能を推進する会」の07年度事業計画に、7月に関係機関に改善要請を行うことを盛り込んだとの報道です。
その理由として歯科は医科レセプトよりはるかに多くの過誤の疑いが見れるということを挙げています。また、同会は歯科レセプト電算化の標準様式についても提案していくとのことです。

さて、歯科のレセプト請求を更に細分化するのか?まるめるのか?

あの歯科の医科とは比較にならない細かさ知っての提案でしょうか??
by kura0412 | 2007-03-28 12:56 | 歯科 | Comments(4)

吹くとすれば公務員改革の断行しかありません

民主党に吹く風は安倍内閣のスキャンダル一つでも可能性十分ですが、拉致問題が劇的な解決が望み薄となってきた今、自民党にフォローが吹くとすれば公務員改革の断行しかありません。
その改革に対して、財務省側から反論文章が出たり、また今日は、自民党の政府案承認見送りなど後ずさりの報道が流れています。
最終的には安倍首相の裁断での決着が濃厚なこの問題で、小泉前首相のような問答無用の決断をしてリーダーシップを国民に印象を付けられるか否か、ここにかかってきました。
もし、これが実現すれば自民党に風が吹く可能性大です。しかし安倍首相に出来るでしょうか?
by kura0412 | 2007-03-27 16:42 | 歯科 | Comments(0)

歯科医師不足のインドネシアに国家プレジェクトとして

一般企業では海外進出というのが発展への一つのキーワードにもなっています。
歯科で海外となると歯科製品のレベル位しか話題にも挙がりません。

例えば、日歯主導で会員からインドネシアの歯科医師不足解消の為、海外での日本歯科医師によるプロジェクトを組んだ募ってみてはどうでしょうか?
既にカンボジアへの人道的な立場での海外派遣を積極的に展開されている先生方も活躍されていますが(正確には覚えていませんが)、一つのビジネスとしては捉えていません。また、日本から中国に海外進出をしている診療所もあると聞いたことがあります。しかし、これも国家的なレベルまでには発展するには難しいと思います。
もちろん歯科医師免許の問題などクリアしなければいけない点もありますが、これだけグローバルの時代です。余っていれば足りなところへ動く。この発想は少し幼稚でしょうか?国家的なプロジェクトに成り得ると勝手に思っているのですが?
by kura0412 | 2007-03-26 15:42 | 歯科 | Comments(2)

まだ存在価値のあることを示す

昨日、今回、自民党内に設置された「歯科診療に関するPT」が開催され、50名以上の議員が出席したとのことです。
そのメンバーも、派閥の領袖や厚労族の幹部などかなり重厚なメンバーも含まれているようです。
もちろんその出席者の目的は、日歯からの協力であることはいうまでもありません。
しかし、あの事件があって大きなダメージを受けている日歯連盟ですが、まだ、政治の世界の中では存在価値があるということを示す結果でもあります。
あとは、いかなる戦略と戦術をもってこの集ったメンバーにどう働きかけ、要望の実現へつなげるか、そこが課題です。
by kura0412 | 2007-03-24 10:58 | 歯科 | Comments(4)

こんなトラックバック止めた方がいいですよ

昨日のトラックバックにも進入してきていますが、こうゆう類が歯科というキーワードで僕のブログにも飛び込んできます。
前に異常にH系がトラックバックに入った時は削除しましたが、これも歯科の現状を示すものと考え意識的に残しています。

もし、関係者の方がこの日記を読んでいたら、僕のブログにトラックバックしても他の歯科医師の先生の印象悪くするだけですので止めた方が得策ですよ!

こうやって、他のブログにも飛び込んで営業しているのですね?
受けた側は歯科にどうイメージをもつのでしょうか?
IT化万歳!
考えてしまいます。
by kura0412 | 2007-03-23 17:03 | 歯科 | Comments(0)

医療政策を議論する輪を広げる

予てから、歯科医療の発展には医療技術の他に医療政策の研究が必要と思う中、医科には、日医総研の他に、内閣特別顧問にも就任している黒川清先生が、日本医療政策機構を設立し、医療政策をというものに大きなスポットを当てています。
歯科界にもこのように、もっと政策を勉強し、議論し、研究し、そしてそれを具現化する場の必要性を、ここのところ政策策定のお手伝いをしている中、日に日に感じています。
先日の代議員会で日歯総研設置が決定しましたが、その政策の議論の輪を、インプラントの講習会が盛況であるように、もっともっと幅広い先生方までに広げることが今、最も大切だと感じています。
by kura0412 | 2007-03-22 16:24 | 歯科 | Comments(0)

いるかは入れ替えしなければ

開業して丁度20年経過しました。その間に12年前一回ユニットの入れ替えをしています。
しかし、開業当時ほどの患者数はこなしていませんから、そう故障もなく現在のユニットは頑張っています。ただ、私の現在の形成は当初のタービンから5倍速主流に移って、使いずらいのが正直なところです。
しかし、けっして患者さんに迷惑かけたりするわけでもなく、私のストレスを少し我慢すれば対応できます。ただ、現役をあと20年続けると想定して考えると、今のユニットが使うことは厳しいです。
となると、中期的にはいつ入れ替えるか?その課題が生まれてきます。
本来ならば金利がまだ安い今が借金追加のチャンスだというのは分かっているのですが、現状をみると、とてもその勇気はありません。
このIT化が問題になっている中、リースアップしていたレセコンも、機種が古くなりメンテが出来なくなり入れ替えしなければなりません。
医療政策、医療制度を考えることも重要ですが、現実をどう対処するか、これはもっと大切です。
by kura0412 | 2007-03-20 17:58 | 歯科 | Comments(1)

同じ開業医として代弁してもらう為に

土曜の夜は参議院選挙に立候補をする石井みどり先生の講演を聞きに行きました。
僕と石井先生は、先生が日歯役員時代、一度会議で意見を交わしただけの面識しかありませんでしたが、先生の今回の立候補に対しては、僕らと同じ開業医として、是非、その声を代弁して、この閉塞感漂う歯科界を少しでも改善の方向へ導いてましいと、率直に願っています。
聞くところ、先生は今年になって選挙運動に専念する為、自ら診療所を臨時閉鎖して、退路を絶って選挙に挑んでいるとのことです。

私自身は、一人の歯科界に生きる人間として、今、その改善に出来るのは、日々の臨床で精一杯地域に貢献すること、そして、民主主義の原点である選挙によってその自分の意思を示すことと思っています。
主義主張に対して異論があるのは仕方にせよ、この選挙そのものを否定して歯科界の再生はありません。地域の一人の開業医でできることは限られていますが、せめて周囲の人間だけにでも投票を呼びかけようと考えています。

しかし、最近の選挙は風任せの様相を呈し、また、その風も自民党、また、民主党どちらに吹くかは現時点では分かりません。石井先生に対しても非常に厳しい選挙であることは言うもでもありません。
by kura0412 | 2007-03-19 15:57 | 歯科 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラー片手に歯科医師の本音

『口腔健康管理とかかりつけ歯科医』

今回の改定を医療全体的にみると三つの注目すべき特徴がありました。一つは伸び続けていた調剤には厳しい結果となったこと。7対1の入院基本料の要件の厳格化。そして改定の中で「かかりつけ」という概念が明確に組みこまれまれました。
「かかりつけ」に関しては医師、薬剤師に加え歯科でも導入されていますが、「かかりつけ歯科医」はあくまでも「保険用語に一つ」というイメージがあります。しかしながら医科、薬科ではこの「かかりつけ」を軸に医療体制の新しいイメージを描きつつ、今後の政策を積み重ねる意気込みを感じます。そこにあるのは、地域包括ケアの推進がベースにあっての考えです。例えば、今回の改定では紹介状のない大病院の初診・再診料自己負担は大幅なアップとなりました。また、調剤の方ではかかりつけ薬剤師指導料算定をきっかけに、患者とのコミニュケーションを密に図ろうとする試みを目指します。
一方、医療政策として改定と対をなす基金は、歯科医療の環境整備にも益々重要な意味を持ちます。ただ、今回改定の中でも可能性の秘めた項目としていくつか点数化は見られましたが、基金が改定とリンクすることなく、独立しての事業になっている印象は拭えません。限られた予算の中でのやり繰りです。W改定に向けての改定と基金との相乗効果を目指す為の戦略と、それに沿った事業の立案が必要となってきます。
包括ケアを視野に入れての「かかりつけ歯科医」でポイントとなるのが口腔ケアです。その有用性は医科からも視線が注がれています。然るに、口腔ケアという言葉が、ブラッシングのみの狭義に捉えられている現状があり、本来の口腔ケアの意味する嚥下機能も含めた口腔全体を管理する視点の広がりが不足しています。その観点からみると、今回日本歯科医学会が「口腔健康管理」と称した新たな口腔ケアの概念の提唱は機知を得た提案です。摂食機能療法などを加えた従来の歯科治療を「口腔機能管理」、歯石除去、PTCなど歯科衛生士の実施するエリアを「口腔衛生管理」、そして一般の方が実施する口腔清拭、食事介助などを「口腔ケア(狭義)」として、この三点を総じて「口腔健康管理」としました。
広義の口腔ケアとして定義する考えは、真の意味での「かかりつけ歯科医」が目指す所です。既にW改定に向けての作業が進む中で、この概念を一日も早く歯科界内部で意見の確認をしながら、国民への認知を広めなければなりません。
日医はかかりつけ医機能研修制度を創設し、独自の「かかりつけ医」というものを推し進めようしています。そしてその講習の中に「かかりつけ医の摂食嚥下障害」のメニューも組み込まれています。また、地域包括ケアに向けた「かかりつけ連携手帳」の作成に着手し、そのスピードは目を見張るものがあります。『かかりつけ歯科医』、『口腔健康管理』、『摂食嚥下障害』のキーワードは、地域包括ケアの中で育ちそうな芽であることは間違いありません。残す課題は、地域包括ケアを主導する日医、地区医師会との更なる連携の強化と事業実現に向けてのスピードを加速させることです。




『食べる=生きる』

地方消滅で日本の少子化高齢化に対して大きな警笛を鳴らした日本創成会議が「高齢者の終末医療を考える」と称したシンポジュウムを先日開催しました。その議論を聞くに、地方消滅と終末医療?そんな一見結びつかない二つが、これからの日本の大きな課題となっています。それと共に、改めて人の死という死生観を医療分野の一角に位置する歯科医師として、見つめ直す時期が今あるものと感じます。
高齢化になって、いわゆる寝たきり老人に対していろいろな考え方が示され、特に胃瘻の是非については大きな意見が分かれるところです。欧米においては日本で常習化している高齢者、寝たきり老人への適応が少ないとのこと。この点に関しては中医協でも前回の改定では、嚥下検査の有無によって評価を変えるという対応がなされ、また今回の改定での議論では、その経過の調査結果も示されています。しかしその一方、この問題が話題になって、胃瘻によって日常生活が暮らせるレベルになる患者さんまで拒否するような実例があり、医療現場その対応に苦慮する場面が多々見られる話も聞きます。
この問題は、医療、介護費増大から語られることが多かったのですが、タブー視されていた死に対する考え方が社会問題の遡上に挙がっていることは、大きな時代の変化として捉えられます。そして、食べることは従来から歯科界も提唱するように、単に延命だけが目的ではありません。生きていることの喜びを感じる、人間としての尊厳に係わる重要な日常生活の一つなのです。
医療関係者以外でも「食べる=生きる」を唱える人がいます。「食べることは、呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれているもの。」とは、料理研究家・辰巳芳子氏が唱えている私の好きな一文です。そして欧米での判断基準となる「食べる」ことの有無が延命治療の是非判断の基準となる考え方は、経済問題を抜きにしてもその専門家集団である歯科界の属するものが改めて真摯に議論し、一つの考え方を社会に示す責務があると考えます。
然るに、だかからといって歯科界が社会の先頭に立って、自らが死生観の変更を訴える必要はありません。これは社会全体で既にうごめく潮流であり、歯科界はあくまでもこの分野に特化した専門家として食べることの重要性、必要性を改めて世に唱え、それを臨床の場で実践を積み重ねれば良いのです。果たしてこれをも医科が歯科から奪い取り、領域拡大を目指すのでしょうか。
この死生観の議論の推移を見守ると共に、食べることへの支援を更に強める為に、摂食嚥下への歯科領域からの積極的なアプローチが必要となってきています。何故ならば、咀嚼と嚥下は対となって多くの結果を導き出すことが立証され、食べることを特化した専門家としての医療人としては、現状のままでは取り組みが不十分だからです。歯科医療は新たなる視点をもって社会に貢献する時代の到来です。あとはそれを導き、フォローする具体的な政策を積みかさねることです。歯科医療は真の意味での生きる喜びを支援する世界を導きます。



『飲み込みは大丈夫ですか』

基金における事業が一つのきっかけとなって、在宅診療、医療連携が新たな展開に進み始めています。それぞれの医療環境の実情を踏まえて、地域独自の取り組むこの基金を利しての新たな事業は、診療報酬と対になるこれからの歯科医療全体へ大きく波及する政策です。そしてこの基金は、来年度において今年度予算規模に介護関係が上乗せされる計画となっており、医療介護の垣根を越えた地域包括ケアシステム構築としての発想が必要となっています。
歯科における在宅診療の中心は、従来の診療所における診療の延長としての義歯調整から始まり、口腔ケアの対応へと進んでいます。口腔ケアの効果は、既に誤嚥性肺炎予防という観点から医科の関係者は元より介護関係者にも認知されています。それに加えてここきてスポットライトが浴びているのが、今回の基金でもいくつかの地域で事業が計画される摂食嚥下の分野です。
しかしながら、介護保険の認定審査項目にも「えん下」という項目がありながら、実際に摂食嚥下の対応は、一部の大学病院、リハビリテーション、耳鼻科があって積極に取り組んでいる病院以外、殆ど対応出来ていないのが介護、医療の世界の現状です。その理由は簡単です。採算が合わないからです。特に歯科においては無報酬に等しい状態です。
 嚥下の対応は、適応が少ない耳鼻科領域の手術以外その改善方法の中心は訓練、姿勢の改善、食形態変更のアドバイスなどで薬の処方もありません。検査も歯科では保険算定が認められていない内視鏡・造影検査と問診を中心としたスクーリングテストです。近年、摂食機能療法が歯科でも算定可能となりましたが、それは鼻腔栄養、胃瘻増設患者に限定されており、重度になる前の本来対応が必要な患者さんには算定出来ません。
そしてもう一つこの分野を歯科が推し進めるハードルとなるのが、隣接する医科の反応です。現在、摂食嚥下リハビリテーションは歯科医師を中心としたアプローチと耳鼻科、あるいはリハビリテーション科の医師を中心としたアプローチの二つがあります。本来ならば他の疾患でもあるように医科が歯科は口腔内のみと突っぱねるところですが、儲からない中で耳鼻科医の成り手が減少し忙しく手が回りません。それと共に、「摂食・嚥下リハビリテーション学会」の「・」がなくなり「摂食嚥下リハビリテーション学会」に名称を変えたように、嚥下と摂食、咀嚼は一連の動作であり、咀嚼のプロである歯科医師を係わりから排除することは出来ません。咀嚼して嚥下することによって食べることが出来るのです。
もし、嚥下を歯科の領域と社会から認知されれば、歯科診療所が「食べる」ことの社会ステーションと成り得ます。口から食べることへの支援が生きる為、生活を支える源であることが歯科診療所から発信が可能と成ります。したがって報酬的評価は低くても、嚥下に問題ある人が歯科診療所に相談することへの広がり目指し、その実現に向かっての政策を積み重ねる必要があります。先ずは先生方が診療所で「飲み込みは大丈夫ですか」の一言を問える環境作りがその第一歩です。




『この道しかなかった中で』

この原稿を書いている今、衆議院選挙の結果は分かっていません。しかし事前の各マスコミみれば自民党圧勝予測です。選挙は投票箱が閉められるまで何が起こるか分かりませんが、少なくても安倍退陣はなく、任期2年を残しての安倍首相の解散の決断は見事成功となりそうです。
メディアは大義ない解散と騒ぎましたが、今回の安倍首相の解散目的は明確です。日本の経済再生を目指し、自らが提唱したアベノミクスの敢行の為の長期政権への道を切り開くことです。無論、長期政権となってもアベノミクス成功の確定はありません。しかし野党からは、アベノミクスに代わって日本経済再生を可能とする具体的な対案は示されませんでした。マニフェストに踊らされて政権交代を選択したことを悔やむ多くの有権者は、その提示なしで現在の野党にもう投票することは出来ません。また第三極への期待感も、離れたりよりを戻したりの腰の落ち着きのなさを感じ、一時のブームに終わりそうです。となると自民党のキャッチフレーズ「この道しかない」、安倍政権に託すしか今回の選挙では有権者に選択肢がなかったことになります。では長期政権となるこれからの政治情勢を踏まえて、歯科界はどう安倍政権と向き合わなければいけないのでしょうか。
今回の総選挙でのマスコミの世論調査では、有権者は社会保障に対しては経済再生と並び非常に関心をもっていましたが、その政策論戦は殆ど成されませんでした。特に自民党が示した政策は、医療に関してはないも等しいような扱いです。唯一あったのが、既にスタートしている社会保障改革のプログラム法案のスケジュールに則って進めるということです。但しこのプログラム法案の対となす消費税増税が延期となったわけですので、そのスケジュールの変更は必要になってきました。恐らく16年度改定に対しては、これを理由に財務省から厳しい対応を迫られるのは必至です。
この現実の意味するものは、現行の医療制度、水準を是とする考え方がベースにあります。消費税増税、経済再生となって税収が増えたとしても、けっして医療の大幅な拡充が成されるわけではありません。それどころか、もし経済再生と成らなければ医療費はそぎ落とされる可能性もあります。これからは少子高齢化、財政再建を踏まえて、いかにレベルを落とすことなく現行の医療を保つことへの模索が始まります。しかしながら理不尽な政策に対して、責任ある医療人として対応することは当然であり、大きな改善が必要な歯科と、既に一定の医療経営環境を維持している医科とでは立ち位置が異なります。先ずはこの点への内外の理解を求めることがスタートとなります。
選挙終わるのを待って各種医療政策への対応が加速的に進みます。幸いにして政治の世界では現在の歯科医療の現状は理解されつつあり、一つ一つの政策毎の対応スタンスが求められています。果たしてこの道しかなかった中で、歯科界はどう歩みを進めるべきなのでしょうか。歯科界の政策対応能力と政治力の真価が問われています。




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