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難しいですね、政治の世界は

政治の世界は本当に難しいです。
なんともないイベント、会議でもその積み重ねが大きな政治の力にもなります。それを一気に成し遂げようとすると一連の事件のようなことになってしまいます。
そして時にはスピードと決断を瞬時に求められることもしばしばです。
しかし小泉前首相の出現で、勢い、パフォーマンスによって、コツコツと築き上げてきた小さな積み重ねも、一気に崩れることもあるようになっています。どうしたらいいのでしょうか?
でも、どんな難しくても、法治国家で生きていくには政治から逃げることは出来ません。もし、政治から逃げたその瞬間、その分野は終末を迎えます。
歯科界も政治から逃げては駄目です。医療にルールがなければ医療ではなくなります。それを定めるのは政治であり、政治を動かすのは一人一人の国民の判断です。
でもこれを歯科界全体に理解させるにはどうすればいいのでしょうか?
by kura0412 | 2006-11-30 16:49 | 歯科 | Comments(0)

語ることの大切さを感じる

現在、私の地元、小千谷市教育委員会では中学校区5つのブロック分けて、地域で保護者、先生、行政そして地域の方が集まって懇談会を開催しています。この懇話会を企画したのは私で、既に10年経過しています。
昨日開催された地域は、問題提起を地元の校長先生にしてもらい、テーマをもって10人程度のグループに分かれて討議しました。
5年までぐらいのうちは、行政への陳情会みたいな雰囲気だったのが、昨日などは、かなりしっかりとした問題提起、実践例の紹介など、非常に有意義な懇談の場となりました。
もちろん、教育の問題ですので結論が出るものではありません。しかし、語り合うことで参加者に意識が芽生え、いろいろな立場の考えを知り、問題点が抽出されます。
昨今、ややもすれば語ることを避けがちな風潮があります。語ることの大切さを改めて感じました。
歯科界ももっと語らねばと思います。
何とか語る場を先生方に提供できないかと、挑戦してみたくなりました。
by kura0412 | 2006-11-28 08:45 | 歯科 | Comments(14)

bjリーグ関係者と交流して

この土日は今嵌っている、バスケットbjリーグの試合観戦してきました。そしてバスケ観戦だけではなく、その関係者の何人と交流が出来ました。
多くがニュービジネスの成功者や、頭の回転が速い私よりも若い世代の方々ばかりでしたので、物凄い刺激も受けました。
時代は間違いなく変わっています。
もう少しテンポアップしないと、歯科界は社会から取り残される可能性があるような気がしてなりませんでした。
試合は私がブースト(応援)している「新潟アルビレックス」が昨シーズンの覇者「大阪エベッサ」に連勝して、現在首位独走中となりました。今朝はその応援で声を出し過ぎて声が出ません。
by kura0412 | 2006-11-27 16:45 | 歯科 | Comments(2)

いい人間関係を作るには

昨日は地元のスポーツ関係者の大臣表彰のお祝いの会に出席してきました。というよりも、いろいろな関係で発起人代表でその会を切盛りする立場でした。
200人近い出席者の会であったにも関わらず、受賞されたご本人が肩肘張らない、非常にユニークな方で、会全体が和やかで非常に楽しい会になったこと、その立場にいて嬉しい限りでした。発起人代表といっても、殆ど私より年配の方々でしたので、かなり飲まされました。
ここの所この種のお祝いの会が目白押しなのですが、人の付き合いはやはり同じ気心が通じる人が多くなるのは当然です。どこの会場でも感じる、その祝う人の個性、人柄が会全体に滲むのは、ある意味でその祝う人の人間関係だけでなく、その祝ってもらう方の姿が映しだされるのかもしれません。
いい人間関係作るには、まず、自分を磨く。ということでしょうか。
by kura0412 | 2006-11-25 11:04 | 歯科 | Comments(0)

世界と比較して二題

日本より少子化が進む国があるののをご存知ですか?
お隣韓国は、特殊出生率が1.08、タイでも1.2を割り込んできているとのことです。
そんな海外の話をしてた時に、世界の医療制度の中で補綴が医療制度の中に大きく入り込んでいるのは日本だけという話になってきました。
現在、公的保険の総枠のほぼ半分が補綴です。総枠が増えようとしない現状で、その枠の中に押し込めること自体無理なのか、それともその総枠を甘受して、日本の素晴らしい制度として堅持するのか、どうなんでしょうか?
by kura0412 | 2006-11-24 16:14 | 歯科 | Comments(1)

虚しい現実をみた

昨日、日歯の会館で座談会が開催され傍聴してきました。
座談会出席者は土田武史早稲田大教授、田中滋慶大教授、石井拓男東歯大千葉病院長、そして大久保満男日歯会長の面々です。土田早稲田大教授、つまり中医協会長です。
座談会の内容は日歯広報や業界紙に掲載されると思いますので省略しますが、結論からいうと、歯科からの二人と他の二人の議論が全くかみ合っていなかった。つまり、中医協会長が日歯の会館の中に入った、この事実が残っただけという印象でした。
しかし中医協の会長といえども本当に歯科のこと知らないんですね、最後に土田教授のコメントで「歯科の診療内容は詳しくは知らない」とポロッと発言がありました。これが虚しい現実です。
by kura0412 | 2006-11-22 11:45 | 歯科 | Comments(4)

「慶応大歯学部」?

共立薬科大と慶大との合併ニュースが今朝の報道を賑わしています。
数日前に歯科界にもM&Aはあるかとブログに書いたばかりだけに驚いています。

共立薬科大卒より、慶大薬学部卒、
こちらの方が生徒集まるでしょうし、いろいろな意味でメリット多そうです。
「慶応大歯学部」「早稲田大歯学部」、可能性はなくはないかも知れません。
by kura0412 | 2006-11-21 08:44 | 歯科 | Comments(5)

何を話そうか、聞こうか、お願いしようか

今度、ある厚労族の政治家とじっくり話す機会が出来そうです。
それで今悩んでいるのが、何を話そうか、聞こうか、お願いしようかです。
あまりも一杯あり過ぎて私の頭の整理がつきません。
これは、それだけ歯科界に課題が多いことを現しているのかもしれません。いくら厚労族といえども、歯科についての知識が乏しいのが現実です。どう考えても一回では無理です。まず、懇談のシリーズ化をお願いしなければいけません。
by kura0412 | 2006-11-20 15:11 | 歯科 | Comments(0)

医療は高齢化社会の成長産業、だそうです。

今朝の日経に「医療は高齢化社会の成長産業」というタイトルでのコラムが載っていました。
内容的には日経のいつもの論調ですが、この筆者が医療経済、医療現場を全く分かっていないと感じる部分が後段にありました。

技術進歩の著しい医療の費用を際限なく公的保険だけで賄うという非現実的な政策では、国民皆保険を維持することは困難である。むしろ公的保険では、基礎的な医療を確実に保障し、それを上回る部分を民間消費として自由に拡大させれば、高い質の医療サービスが実現する。
世界一の競争力をもつ日本の製造業と比べて、低い水準にある日本の医療や医薬品産業の現実あ、自由な競争にさらされた産業と、規制に縛られた産業との違いである。既得権を守るための政治的な抵抗は大きいが、医療改革は、国民に大きな成果が約束されている構造改革の目玉のひとつである。

この筆者、もう少し勉強したほうがいいですね。でもこのコラムはマーケット欄ですので仕方ないのでしょうか。しかし、この論調がスタンダードになろうとしてきています。
by kura0412 | 2006-11-18 12:08 | 歯科 | Comments(0)

歯科にもM&Aは?

M&AだとかTBOだとか、歯医者に関係ないような話が世の中を蔓延しています。今朝もキリンがメルシャンをTOBで買収したと報道がありました。
私は大酒飲みではありませんが、銘柄困った時は、ワインはメルシャン、ウイスキーはキリンを選んで外れたことがないので、その世界は知りませんがお互いの良い特徴を生かしてのM&Aなのかな?と感じました。
M&Aはその業界で生き抜くための一つの手法です。で、これを歯科界で考えるとどうでしょう?
財力のあるチエーン展開しているグループが買い叩いて配下に入れる。あるのでしょうか?出来るのでしょうか?上手くいくのでしょうか?
by kura0412 | 2006-11-17 15:25 | 歯科 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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ミラー片手に歯科医師の本音

『口腔健康管理とかかりつけ歯科医』

今回の改定を医療全体的にみると三つの注目すべき特徴がありました。一つは伸び続けていた調剤には厳しい結果となったこと。7対1の入院基本料の要件の厳格化。そして改定の中で「かかりつけ」という概念が明確に組みこまれまれました。
「かかりつけ」に関しては医師、薬剤師に加え歯科でも導入されていますが、「かかりつけ歯科医」はあくまでも「保険用語に一つ」というイメージがあります。しかしながら医科、薬科ではこの「かかりつけ」を軸に医療体制の新しいイメージを描きつつ、今後の政策を積み重ねる意気込みを感じます。そこにあるのは、地域包括ケアの推進がベースにあっての考えです。例えば、今回の改定では紹介状のない大病院の初診・再診料自己負担は大幅なアップとなりました。また、調剤の方ではかかりつけ薬剤師指導料算定をきっかけに、患者とのコミニュケーションを密に図ろうとする試みを目指します。
一方、医療政策として改定と対をなす基金は、歯科医療の環境整備にも益々重要な意味を持ちます。ただ、今回改定の中でも可能性の秘めた項目としていくつか点数化は見られましたが、基金が改定とリンクすることなく、独立しての事業になっている印象は拭えません。限られた予算の中でのやり繰りです。W改定に向けての改定と基金との相乗効果を目指す為の戦略と、それに沿った事業の立案が必要となってきます。
包括ケアを視野に入れての「かかりつけ歯科医」でポイントとなるのが口腔ケアです。その有用性は医科からも視線が注がれています。然るに、口腔ケアという言葉が、ブラッシングのみの狭義に捉えられている現状があり、本来の口腔ケアの意味する嚥下機能も含めた口腔全体を管理する視点の広がりが不足しています。その観点からみると、今回日本歯科医学会が「口腔健康管理」と称した新たな口腔ケアの概念の提唱は機知を得た提案です。摂食機能療法などを加えた従来の歯科治療を「口腔機能管理」、歯石除去、PTCなど歯科衛生士の実施するエリアを「口腔衛生管理」、そして一般の方が実施する口腔清拭、食事介助などを「口腔ケア(狭義)」として、この三点を総じて「口腔健康管理」としました。
広義の口腔ケアとして定義する考えは、真の意味での「かかりつけ歯科医」が目指す所です。既にW改定に向けての作業が進む中で、この概念を一日も早く歯科界内部で意見の確認をしながら、国民への認知を広めなければなりません。
日医はかかりつけ医機能研修制度を創設し、独自の「かかりつけ医」というものを推し進めようしています。そしてその講習の中に「かかりつけ医の摂食嚥下障害」のメニューも組み込まれています。また、地域包括ケアに向けた「かかりつけ連携手帳」の作成に着手し、そのスピードは目を見張るものがあります。『かかりつけ歯科医』、『口腔健康管理』、『摂食嚥下障害』のキーワードは、地域包括ケアの中で育ちそうな芽であることは間違いありません。残す課題は、地域包括ケアを主導する日医、地区医師会との更なる連携の強化と事業実現に向けてのスピードを加速させることです。




『食べる=生きる』

地方消滅で日本の少子化高齢化に対して大きな警笛を鳴らした日本創成会議が「高齢者の終末医療を考える」と称したシンポジュウムを先日開催しました。その議論を聞くに、地方消滅と終末医療?そんな一見結びつかない二つが、これからの日本の大きな課題となっています。それと共に、改めて人の死という死生観を医療分野の一角に位置する歯科医師として、見つめ直す時期が今あるものと感じます。
高齢化になって、いわゆる寝たきり老人に対していろいろな考え方が示され、特に胃瘻の是非については大きな意見が分かれるところです。欧米においては日本で常習化している高齢者、寝たきり老人への適応が少ないとのこと。この点に関しては中医協でも前回の改定では、嚥下検査の有無によって評価を変えるという対応がなされ、また今回の改定での議論では、その経過の調査結果も示されています。しかしその一方、この問題が話題になって、胃瘻によって日常生活が暮らせるレベルになる患者さんまで拒否するような実例があり、医療現場その対応に苦慮する場面が多々見られる話も聞きます。
この問題は、医療、介護費増大から語られることが多かったのですが、タブー視されていた死に対する考え方が社会問題の遡上に挙がっていることは、大きな時代の変化として捉えられます。そして、食べることは従来から歯科界も提唱するように、単に延命だけが目的ではありません。生きていることの喜びを感じる、人間としての尊厳に係わる重要な日常生活の一つなのです。
医療関係者以外でも「食べる=生きる」を唱える人がいます。「食べることは、呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれているもの。」とは、料理研究家・辰巳芳子氏が唱えている私の好きな一文です。そして欧米での判断基準となる「食べる」ことの有無が延命治療の是非判断の基準となる考え方は、経済問題を抜きにしてもその専門家集団である歯科界の属するものが改めて真摯に議論し、一つの考え方を社会に示す責務があると考えます。
然るに、だかからといって歯科界が社会の先頭に立って、自らが死生観の変更を訴える必要はありません。これは社会全体で既にうごめく潮流であり、歯科界はあくまでもこの分野に特化した専門家として食べることの重要性、必要性を改めて世に唱え、それを臨床の場で実践を積み重ねれば良いのです。果たしてこれをも医科が歯科から奪い取り、領域拡大を目指すのでしょうか。
この死生観の議論の推移を見守ると共に、食べることへの支援を更に強める為に、摂食嚥下への歯科領域からの積極的なアプローチが必要となってきています。何故ならば、咀嚼と嚥下は対となって多くの結果を導き出すことが立証され、食べることを特化した専門家としての医療人としては、現状のままでは取り組みが不十分だからです。歯科医療は新たなる視点をもって社会に貢献する時代の到来です。あとはそれを導き、フォローする具体的な政策を積みかさねることです。歯科医療は真の意味での生きる喜びを支援する世界を導きます。



『飲み込みは大丈夫ですか』

基金における事業が一つのきっかけとなって、在宅診療、医療連携が新たな展開に進み始めています。それぞれの医療環境の実情を踏まえて、地域独自の取り組むこの基金を利しての新たな事業は、診療報酬と対になるこれからの歯科医療全体へ大きく波及する政策です。そしてこの基金は、来年度において今年度予算規模に介護関係が上乗せされる計画となっており、医療介護の垣根を越えた地域包括ケアシステム構築としての発想が必要となっています。
歯科における在宅診療の中心は、従来の診療所における診療の延長としての義歯調整から始まり、口腔ケアの対応へと進んでいます。口腔ケアの効果は、既に誤嚥性肺炎予防という観点から医科の関係者は元より介護関係者にも認知されています。それに加えてここきてスポットライトが浴びているのが、今回の基金でもいくつかの地域で事業が計画される摂食嚥下の分野です。
しかしながら、介護保険の認定審査項目にも「えん下」という項目がありながら、実際に摂食嚥下の対応は、一部の大学病院、リハビリテーション、耳鼻科があって積極に取り組んでいる病院以外、殆ど対応出来ていないのが介護、医療の世界の現状です。その理由は簡単です。採算が合わないからです。特に歯科においては無報酬に等しい状態です。
 嚥下の対応は、適応が少ない耳鼻科領域の手術以外その改善方法の中心は訓練、姿勢の改善、食形態変更のアドバイスなどで薬の処方もありません。検査も歯科では保険算定が認められていない内視鏡・造影検査と問診を中心としたスクーリングテストです。近年、摂食機能療法が歯科でも算定可能となりましたが、それは鼻腔栄養、胃瘻増設患者に限定されており、重度になる前の本来対応が必要な患者さんには算定出来ません。
そしてもう一つこの分野を歯科が推し進めるハードルとなるのが、隣接する医科の反応です。現在、摂食嚥下リハビリテーションは歯科医師を中心としたアプローチと耳鼻科、あるいはリハビリテーション科の医師を中心としたアプローチの二つがあります。本来ならば他の疾患でもあるように医科が歯科は口腔内のみと突っぱねるところですが、儲からない中で耳鼻科医の成り手が減少し忙しく手が回りません。それと共に、「摂食・嚥下リハビリテーション学会」の「・」がなくなり「摂食嚥下リハビリテーション学会」に名称を変えたように、嚥下と摂食、咀嚼は一連の動作であり、咀嚼のプロである歯科医師を係わりから排除することは出来ません。咀嚼して嚥下することによって食べることが出来るのです。
もし、嚥下を歯科の領域と社会から認知されれば、歯科診療所が「食べる」ことの社会ステーションと成り得ます。口から食べることへの支援が生きる為、生活を支える源であることが歯科診療所から発信が可能と成ります。したがって報酬的評価は低くても、嚥下に問題ある人が歯科診療所に相談することへの広がり目指し、その実現に向かっての政策を積み重ねる必要があります。先ずは先生方が診療所で「飲み込みは大丈夫ですか」の一言を問える環境作りがその第一歩です。




『この道しかなかった中で』

この原稿を書いている今、衆議院選挙の結果は分かっていません。しかし事前の各マスコミみれば自民党圧勝予測です。選挙は投票箱が閉められるまで何が起こるか分かりませんが、少なくても安倍退陣はなく、任期2年を残しての安倍首相の解散の決断は見事成功となりそうです。
メディアは大義ない解散と騒ぎましたが、今回の安倍首相の解散目的は明確です。日本の経済再生を目指し、自らが提唱したアベノミクスの敢行の為の長期政権への道を切り開くことです。無論、長期政権となってもアベノミクス成功の確定はありません。しかし野党からは、アベノミクスに代わって日本経済再生を可能とする具体的な対案は示されませんでした。マニフェストに踊らされて政権交代を選択したことを悔やむ多くの有権者は、その提示なしで現在の野党にもう投票することは出来ません。また第三極への期待感も、離れたりよりを戻したりの腰の落ち着きのなさを感じ、一時のブームに終わりそうです。となると自民党のキャッチフレーズ「この道しかない」、安倍政権に託すしか今回の選挙では有権者に選択肢がなかったことになります。では長期政権となるこれからの政治情勢を踏まえて、歯科界はどう安倍政権と向き合わなければいけないのでしょうか。
今回の総選挙でのマスコミの世論調査では、有権者は社会保障に対しては経済再生と並び非常に関心をもっていましたが、その政策論戦は殆ど成されませんでした。特に自民党が示した政策は、医療に関してはないも等しいような扱いです。唯一あったのが、既にスタートしている社会保障改革のプログラム法案のスケジュールに則って進めるということです。但しこのプログラム法案の対となす消費税増税が延期となったわけですので、そのスケジュールの変更は必要になってきました。恐らく16年度改定に対しては、これを理由に財務省から厳しい対応を迫られるのは必至です。
この現実の意味するものは、現行の医療制度、水準を是とする考え方がベースにあります。消費税増税、経済再生となって税収が増えたとしても、けっして医療の大幅な拡充が成されるわけではありません。それどころか、もし経済再生と成らなければ医療費はそぎ落とされる可能性もあります。これからは少子高齢化、財政再建を踏まえて、いかにレベルを落とすことなく現行の医療を保つことへの模索が始まります。しかしながら理不尽な政策に対して、責任ある医療人として対応することは当然であり、大きな改善が必要な歯科と、既に一定の医療経営環境を維持している医科とでは立ち位置が異なります。先ずはこの点への内外の理解を求めることがスタートとなります。
選挙終わるのを待って各種医療政策への対応が加速的に進みます。幸いにして政治の世界では現在の歯科医療の現状は理解されつつあり、一つ一つの政策毎の対応スタンスが求められています。果たしてこの道しかなかった中で、歯科界はどう歩みを進めるべきなのでしょうか。歯科界の政策対応能力と政治力の真価が問われています。




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