日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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予防に保険導入の道が開けるか?

一昨日のブログのコメントにno name先生が書いていた『カリエスリスクコントロール療法 (触蝕症のリスク検査に基づく齢裔形成前酌蝕 の再石灰化およびリスクコントロール療法)』が中医協の下部組織である先進医療専門家会議で7月分として届出が受理された件を、知人に調べてもらったところ、どうもその通りのようです。
今回は初診時18000円の患者負担、特療5000円で二日間で終了のようです。(詳しく分かればまたアップします)
確かに、この評価療養の方は随時選定が可能であったのは事実ですが、この採用で今後のこの議論、特に予防に対して保険導入を図ることに対して大きな影響を与える可能性があると思います。
もし詳しい実情をお分かりの先生が居られたらコメントお願いします。
by kura0412 | 2006-08-31 13:53 | 歯科 | Comments(6)

概算要求&事務次官交代

07年度厚労省の予算概算要求が発表されました。ここから財務省との折衝の中調整されますので、ここに提示されたものがMAXです。
概要だけ見る限りその中に「歯科」の文字はなかったようです。
食育、健康フロンティア、メタボリック、安全・安心で質の高い医療提供体制の充実、介護予防10ヵ年戦略、その中に書かれてあるフレーズの中に、歯科という文字が入らずとも忍ばせてあるのかもしれません。
日歯の対応が悪いのでしょうか?それともまだまだ事件の後遺症が続いているのでしょうか?どこかの項目に歯科関連が入っていることに淡い期待をもつしかありません。
その厚労省の事務方トップの事務次官に辻審議官が就任しました。
旧厚生省と労働省の交互で勤めるこのポストに、厚労省出身者が2年ぶりに就任したことになります。辻次官は事件の対応をした中心人物でもあります。直接私はお会いしたことがありませんが、大局をみれる人物であることを期待するしかありません。
by kura0412 | 2006-08-30 11:58 | 歯科 | Comments(0)

日医推薦候補に武見敬三氏が決まるが、

来年の参議院選挙での勝敗のポイントに昨年の衆議院選挙でいわゆる郵政民営化の造反議員のレッテルを貼られた議員、元議員の去就がいわれています。
既に国民新党は自民党と組せずとの今日の報道です。しかし、無所属の議員の多くは党への愛着があり、流れがある自民党復党を願望していると思います。ただ、実際問題として、刺客として送り出された現議員と選挙区の調整は難しく、自民党、特に参議院自民党としてその選択は困難が予想されています。
一方、会長選挙での後遺症でその決定が遅れていた日医推薦の参議院比例区候補に現職の武見敬三氏が決定されました。これに対して、植松前会長の地盤である関西方面を中心として異論を唱える声も少なくありません。
これに加え、武見氏とは他に、造反議員のレッテルを貼られ落選した、医師でもある自見庄三郎元郵政大臣が、日医の推薦で参議院比例区選挙に立候補する動きが報道されています。
しかし、自見氏立候補に対しては二つのハードルがあり、一つは自民党に復党出来るか否か、また、日医が武見氏と並んで二人を推薦するかどうか、そして二人立候補して、果たして二人当選が日医の現状で可能なのか。単に日医だけでなく、自民党におけるハードルをどう乗り切るか、一歩その取り扱いを間違えると日医の混乱に拍車がかかる恐れがある為、その動向は注視する必要があるようです。
by kura0412 | 2006-08-29 11:52 | 歯科 | Comments(1)

ウイークポイントが引き立たせるかも?(安倍晋三というイメージは)

ポスト小泉確定の安倍官房長官の公約の目玉としての二本柱が、憲法改正と教育改革になりそうです。
これによって、予てから北朝鮮の拉致問題を積極的に係わり、その強い対応でタカ派のイメージが強い安倍氏が更にそれを強くしそうな感じですが、しかしそのイメージの実際は、旧来のタカ派とは全く異なり、タカ派というよりも、主張する政治家として強く感じさせるのは、一体どんな理由からなのでしょうか?
その著書「美しい国へ」を読んでも感じた、安倍氏は祖父・岸信介元首相、父・安倍晋太郎元外相という政治家一家に育ち、その政治の勘所のようなものを生まれ育った過程で自然に身についているのではないか、安保闘争のとき、自身が子供ながらその紛争の実際の渦の中で体験する。そんな経験の積み重ねが、自然と政治家としての資質を大きく育てていったのだと思います。
そして安倍氏が判断する日本の現状は、いかなる状況でも国家として主張する場面である。それを主張することはタカ派もハト派もない。そして国民には「安倍晋三」というイメージ像は、過去のタブーをしっかりと受け止める主張する政治家と映し出されます。今までの副官房長官から党幹事長などの経験の過程を合わせみれば、私のイメージもただの世襲議員ではありません。
失言、ゴシップが少なそうな安倍氏の唯一のワークポイントになる可能性のあったこのタカ派のイメージが、逆に、安倍氏を引き立たせる材料になるかもしれません。
by kura0412 | 2006-08-28 12:32 | 歯科 | Comments(4)

何故?歯医者の早食い

先生方よく言われませんか?
食事が早い!
と、
データーを取ったわけではありませんが、確かに総じて歯医者の食事の時間は早い、短いですね。
私もその早食いの一人です。
理由は、大学時代、忙しかったころの後遺症で昼休みの短さなのでしょうか?
本来、30回噛んで食べましょう、と指導している割に多くの先生が早食いです。もう早食いするほどの忙しくないはずですので、せめて食事ぐらいはゆっくりと摂りたいものですが、これまた習慣はなかなか直りません。
by kura0412 | 2006-08-26 17:18 | 歯科 | Comments(0)

一寸先は闇ですが

政治の世界は一寸先は闇と言われますが、しかし総裁選挙のマスコミ報道もあり、現在の政治基調は自民党ペースで進んでいることは間違いありません。ただこれが来年の参議院選挙まで続くかとなると???です。
その流れが続くか否かへの大きなハードルが二つあります。
一つは来年度予算がどの程度の規模になって、どんな特徴を持つ予算を示せるか?
そして、これはあるかないかも分かりませんが、外交問題です。
予算をポスト小泉が小泉路線を継承するか?歯科界としては前段は来年度は改定時期ではありませんが、これによって20年度予算の方向性を予測することが出来ます。
もう一方は完全に直接的には関係はありませんが、あるとすれば北朝鮮、イランだと思いますが、突発的な事件、戦争です。
これに関しては、タカ派と言われている安倍官房長官が示す外交政策が国民にどう評価されるでしょうか?
こんな予測をしても、首相の一言で流れが180度変化します。まさに一寸先は闇の世界です。
by kura0412 | 2006-08-25 16:34 | 歯科 | Comments(0)

口腔ケアが介護業者の手に?

8月19日のブログに書いたように介護保険改正で口腔ケアがそのケア項目に入っているにも係わらず、いろいろな理由でその利用が促進されていません。そんな中、ある大手の介護サービス業者が、歯科医師も歯科衛生士も関与しないで、介護士がこれを実施出来るようにする為講習会を開催し、口腔ケアサービスを展開しようとしているという情報が入りました。
なかなか歯科サイドがこれに取り組む様子がみえないこと、また、激化するサービス競争に少しでも特徴を出す為が理由と考えられます。
恐らく、これから歯科サイドで何もしなければ、口腔ケアは歯科から離れ、介護業者が一方的に進めることになるかもしれません。
要介護者は増えるばかりで、需要は掘り起こせばいくらでもある状態ですが、それがプロとしてのサービス提供となるとクリアしなければいけない問題が現存しているも実際です。その対処は私には難しすぎて妙案が浮かんできません。
by kura0412 | 2006-08-24 15:13 | 歯科 | Comments(0)

自民党的な小沢党首と脱自民党の小泉首相&憲法改正の安倍官房長官

小沢民主党代表と先の衆議院選挙で郵政民営化反対で造反組とされ自民党を離れた綿貫元衆議院議長らとが一緒にゴルフをしたとの報道がありました。
一方、あまり知られていない話ですが、小泉首相は通常国会議員の三種の仁義である、ゴルフ、カラオケ、マージャンを殆どしないそうです。つまりそうゆう類で議員との交流はなかったということです。そんなことも奇人、変人と称され大胆な行動が出来、内閣が終わろうとしている今でも支持率が50%とという高い国民、有権者に支持された所以かもしれません。
小沢党首の行動が旧来の自民党的であり、また小泉首相は自民党的でない。
これにポスト小泉当確の若い安倍官房長官は憲法改正を総裁選挙の公約として謳いました。
さてこれらを国民、有権者がとう判断するでしょうか?
by kura0412 | 2006-08-23 12:18 | 歯科 | Comments(1)

財政改革を受け国立大病院が経営危機

今日の日経新聞に、黒木岐阜大学学長の全国の国立大学で付属病院の経営問題が深刻な経営危機となっているという寄稿文が掲載されていました。
そしてその原因が法人化を発端に、財政改革によって、交付金の削減、経営改善目標が医療の質を直撃しているとして、その改善を政府、国民に訴えています。
ご承知の通り、現在この法人化に伴って、国立大学の歯学部の付属病院は、医学部と統合されて医科歯科付属病院となっている所が多くあります。だとすれば、歯科においてもこれ影響大です。
採算を考えれば、歯科は医科よりも遥かに採算が悪いわけで、それを理由に病院内でもいろいろな問題が発生することが推測され、これは病院の問題だけではなく、歯科としての課題も今後検証しなければいけないかもしれません。
この問題の元凶は医療の財政規模をもっとボリュームをもたせること。これしか解決策がないことを政府も国民も早く気づくべきです。
by kura0412 | 2006-08-21 16:42 | 歯科 | Comments(0)

怖くて手が出せないー介護予防の利用低迷ー

4月に改正された介護保険制度の目玉であった「介護予防」の利用率が要介護認定者の10%以下にとどまっているとの報道です。
その中ではその原因を自治体、体制整備遅れ、採算不透明などがあげていますが、私は二つの理由があると考えています。
まず一つが、介護者の重篤化が進んで、介護を必要とするエネルギーが要介護度の高い人をケアするのが一杯、一杯で介護予防まで手がまわらない現状。そしてもう一つが儲からない、また、介護事業参入者の厚労省への不信です。
特に、後段については医療保険で改定の度に体験した嫌な思いがありますので先生方もお分かりだと思います。導入時に高点数を付け、普及したらバッサリ原点するアレです。私の知っている介護関係者も同じことを嘆いていました。(しかし歯科に関してはその最初の美味しい餌もなくなっている現状ですが)
となると、本来ならば今回導入された口腔ケアなどは、歯科は手が足りている状況なのですから、積極的にやらなければいけないところでしょうが、先の読めないようにした厚労省の手法は怖くて手が出せない?どうなんでしょうか?
by kura0412 | 2006-08-19 15:44 | 歯科 | Comments(3)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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