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日歯会長選挙の結果(速報)

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by kura0412 | 2006-01-31 15:37 | 歯科 | Comments(0)

自民党広報紙から

自民党は1月18日の党大会で、日本医師連盟、日本歯科技工士連盟なとと一緒に、友好団体の一つとして表彰を受けた、と自民党の広報紙に報道されていました。
私自身、ここ半年ぐらいの間の自民党の国会、地方議員との交流で、既に一昨年の事件は過去のような存在としてのイメージは感じていましたが、自民党内では、これで晴れて事件の清算は表面上では終わった証となります。(社会の評価は別ですが)
だとすると、厚労省の歯科に対する対応は何なんでしょうか?
ところでその広報紙を見て感じたのは、日医も技工士会も会長ですら峻別されていませんでした。あれだけ日歯に峻別を迫りながら?これ、どうゆうことでしょうか?
by kura0412 | 2006-01-31 11:29 | 歯科 | Comments(0)

歯科は既に医療提供施設です

このブログでも紹介している、薬局を医療提供施設に関する医療法の改正をめぐって、関係団体との調整が難航しているとの報道です。
実際は、関係団体というより医師会が反対しています。
これもある意味では当然で、これを認めれば、競合して一般診療所の価値が下がるばかりか、株式会社組織もある薬局がその任も認められれば、株式参入を反対してきた主張とは隔たりが生じるからです。
では、もしこれを歯科診療所が医療提供施設と宣言したらどうでしょうか?
というと、少し?を感じられませんか?
歯科が既に医療提供施設です。では、口腔内に限定しているだけ?これも少しへんです。診療行為に関しては限定していることはあっても、情報提供は現行法でもわれわれでも現時点でも可能です。
では、何が必要なのでしょうか?
われわれが歯科診療所というものの役割を、戦略的に意識を持って変革して、国民に理解を求め、その施設としてなるべく研鑽、PRに努めれば可能だとということです。
薬局の医療情報施設への法改正のニュースを最初に聞いたときには、歯科は時既に遅しの印象を持っていましたが、意外な展開も可能となってきました。
by kura0412 | 2006-01-30 12:03 | 歯科 | Comments(0)

長野から頂いたお土産

昨日、長野県歯の総務部の研修会に招かれ地震での体験談、また、現在の歯科界の問題点などをテーマにお話をさせていただきました。
先生方思われていることは私と一緒であり、また、自らの診療の為、そして歯科界の為に日頃から真剣に診療、歯科医師会活動に取り組んでいる方々の存在を確認が出来きました。もっと、もっと、こんな形で現在の臨床の現場、歯科界の改善を語り合う機会が増えていければ、まだ日本の歯科界は死なないという希望の光を感じ持って帰ってきました。
ただ、お話しながら、その先生方の熱い思いが具現化する手法、システムが現在日本の歯科界には欠如しているのではないか?とも感じました。先生方との語らいから、新たな課題をお土産として頂いたような気がします。

長野県歯の先生方大変お世話になりました。先生方の思いが長野発で全国に広がり、一つの渦になっていくことを期待し、また、再開できることを楽しみしています。
by kura0412 | 2006-01-30 10:49 | Comments(0)

手の平を返した報道には

ホリエモン逮捕を、あれだけ改革の旗頭と騒ぎ立てたマスコミは、今度は、マネーゲームに走る異端児と手の平を返した報道に走ってます。
特にA新聞のその変貌ふりは目につきます。そのA新聞がまた深層を追求しないまま日歯会長選挙に対しての記事が載っていました。確かに指摘される部分はあっても、あこまで言われる必要はありません。私には、自社が長野県知事の記事で大騒ぎしたのを忘れたかといいたくなります。
偶然にも今日の午後から、その長野県へ講演のご依頼を受け行ってきます。
by kura0412 | 2006-01-28 11:42 | 歯科 | Comments(0)

やっぱり予想は出来ません

今回の日歯会長選挙では、実質、予備選挙の形で選挙人の投票を決定している地域がかなりあります。その中でも、千葉県歯ははっきりとした形で、千葉県にある選挙権23票を会員全員での投票数で按分して振り分けるとのことで、その結果が昨日開票されたそうです。
その選挙人の按分された票は漏れ伝わって聞いていますが、正式な発表での情報ではありませんので、ここで公表は出来ませんが、私が当初予想していた通り接戦の様相のようです。
この選挙は普通の選挙のように、報道予測があるわけでもなく、そのアナウンス効果も発生しません。今回その選挙運動の主力となった候補者からの電話運動でも、直接候補者本人から電話があって、嫌なニアンスを電話でかもし出す選挙人の先生などまずいません。したがって、各陣営の票読みもあてにはならないかもしれません。
さて、いよいよ選挙戦も最終段階に入りました。
私は普通の選挙でも予想は結構当たると自負しているのですが、今回の日歯会長選挙は正確な予想は出来ません。
by kura0412 | 2006-01-27 16:03 | 歯科 | Comments(0)

目論見通りに進むでしょうか?

厚労省が、06年度の改定と医療制度改革を実施した場合の08年度公的医療保険への財政影響試算で、公的負担が6800億円減少すると公表しました。
一方、医療費適正化計画では、15年度時点で生活習慣病患者を25%減少を目標とすることも公表しています。
いずれも医療、人間を相手にしての卓上での計算、目論見です。果たして想いの通りになるでしょうか?先生方ご記憶の通り、この手で上手くいったことはまずありません。ただ今回気をつけなければいけないのは、中間に見直しの論議がある点です。今からその言い訳も準備する必要もあるかもしれません。
しかし、歯科はその言葉があります。
「だから、歯科の予防を積極的に進めれば、生活習慣病予防の予防にも、医療費全体の軽減にも寄与できたのに」
歯科は今回この主張が足りませんでした。
by kura0412 | 2006-01-26 12:12 | 歯科 | Comments(0)

日歯会長選挙の予想

日歯会長選挙の締め切りまであと一週間を切り、いよいよラストスパートの段階になってきました。
現状での予想が、あちらこちらから聞こえてきますが、事前の聞き取り調査をしているわけでもなく、また、選挙運動の現場を見ているわけではありませんから、その信憑性は疑ってみておき、結果をみて、その予想が正しかったのか否かを判断するしかありません。
また、今回の選挙の特徴である、選挙人の数が多くなったことが、今までの代議員での選挙とは全く選挙運動も異にし、その為に各陣営の票読みも予測も難しいようです。これも、結果を見て、それぞれの陣営の選挙運動の良し悪しを判断するしかありません。
ということで、タイトルで期待していた先生方には申し訳ありませんが、無責任なことはいえませんので、現時点での私の予想は?です。
ただ私でも一つだけ予測できることがあります。それは、今回の会長選挙は、今までとは比べようがないほどその結果を社会が注視していることです。
by kura0412 | 2006-01-25 12:27 | 歯科 | Comments(0)

医療費節約7つの知恵

週刊文春にマスコミよく登場する医師で大学の教授N氏の「賢い患者の医療費節約7つの知恵」という記事がありました。
確かにそのスタンスを患者サイドから立って、現実の対応としての提案としての助言と考えれば、分からないわけではありませんが、現在の医療制度そのものの問題点を無視しての小手先の提案には、納得できない点が目に付きました。

医療費節約7つの知恵

1・脳ドックや人間ドックを受けない
2・たばこを吸わない
3・野菜を1日ひと皿多く食べる。
4・キシリートールガムやフッ素入り歯みがき粉で虫歯予防
5・薬を4週間分処方してもらう
6・ジェネリック薬品を処方してもらう
7・長期治療薬をもらう時に「薬剤情報提供」は不要


キシリトールガムやフッ素入りの歯磨き粉で虫歯予防を。

これ自体は非常にいい提案でもあります。
しかし、先生方ご承知の通り、歯科全体の医療費の割合が8%と低下している中、あたかも、これによって虫歯が減って医療費負担を削減できるような印象をもたせるのは、いかがなものかと思います。
また、ガムやフッ素だけで虫歯が予防できるというイメージを植えつけるのもどうでしょうか?
ただ、一つだけ考えられるのは、虫歯は予防可能な疾患の一つだということを、医師の先生が言ってくれたことは、われわれに恩恵があるかもしれません。
しかし、一般受けするこの類の記事はこれから段々増えてくると思います。
by kura0412 | 2006-01-24 12:00 | 歯科 | Comments(0)

避けては通れない問題

昨日読んだ、ある著名な経済学者の本の中に、公的医療保険は最良の治療を受けられることが妨げになる。だからもっと自由に、また混合診療を導入によってその選択枝を広げることが大切だと説いています。
しかし、日々の日常で臨床に携わっている先生方、本当にそう思いますか?
「もし、これが保険に適用されいていれば」
逆に、このように感じる場面を経験されている先生方が殆どではないでしょうか?
この現場での声を、本来ならば、医科のように、ならば全て公的保険の適用と唱えれば、少なくても医療側の正論は主張できます。しかし、歯科は自由診療の存在でそれがいいずらい環境にあります。
だからこそ、ここの整理を自らがきちっとしなければ、歯科のわれわれの主張は国民の同意、賛同は得られません。これは歯科界が混乱が起きても、避けては通れないクリアーしなければいけない問題です。
by kura0412 | 2006-01-23 13:49 | 歯科 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラー片手に歯科医師の本音

『口腔健康管理とかかりつけ歯科医』

今回の改定を医療全体的にみると三つの注目すべき特徴がありました。一つは伸び続けていた調剤には厳しい結果となったこと。7対1の入院基本料の要件の厳格化。そして改定の中で「かかりつけ」という概念が明確に組みこまれまれました。
「かかりつけ」に関しては医師、薬剤師に加え歯科でも導入されていますが、「かかりつけ歯科医」はあくまでも「保険用語に一つ」というイメージがあります。しかしながら医科、薬科ではこの「かかりつけ」を軸に医療体制の新しいイメージを描きつつ、今後の政策を積み重ねる意気込みを感じます。そこにあるのは、地域包括ケアの推進がベースにあっての考えです。例えば、今回の改定では紹介状のない大病院の初診・再診料自己負担は大幅なアップとなりました。また、調剤の方ではかかりつけ薬剤師指導料算定をきっかけに、患者とのコミニュケーションを密に図ろうとする試みを目指します。
一方、医療政策として改定と対をなす基金は、歯科医療の環境整備にも益々重要な意味を持ちます。ただ、今回改定の中でも可能性の秘めた項目としていくつか点数化は見られましたが、基金が改定とリンクすることなく、独立しての事業になっている印象は拭えません。限られた予算の中でのやり繰りです。W改定に向けての改定と基金との相乗効果を目指す為の戦略と、それに沿った事業の立案が必要となってきます。
包括ケアを視野に入れての「かかりつけ歯科医」でポイントとなるのが口腔ケアです。その有用性は医科からも視線が注がれています。然るに、口腔ケアという言葉が、ブラッシングのみの狭義に捉えられている現状があり、本来の口腔ケアの意味する嚥下機能も含めた口腔全体を管理する視点の広がりが不足しています。その観点からみると、今回日本歯科医学会が「口腔健康管理」と称した新たな口腔ケアの概念の提唱は機知を得た提案です。摂食機能療法などを加えた従来の歯科治療を「口腔機能管理」、歯石除去、PTCなど歯科衛生士の実施するエリアを「口腔衛生管理」、そして一般の方が実施する口腔清拭、食事介助などを「口腔ケア(狭義)」として、この三点を総じて「口腔健康管理」としました。
広義の口腔ケアとして定義する考えは、真の意味での「かかりつけ歯科医」が目指す所です。既にW改定に向けての作業が進む中で、この概念を一日も早く歯科界内部で意見の確認をしながら、国民への認知を広めなければなりません。
日医はかかりつけ医機能研修制度を創設し、独自の「かかりつけ医」というものを推し進めようしています。そしてその講習の中に「かかりつけ医の摂食嚥下障害」のメニューも組み込まれています。また、地域包括ケアに向けた「かかりつけ連携手帳」の作成に着手し、そのスピードは目を見張るものがあります。『かかりつけ歯科医』、『口腔健康管理』、『摂食嚥下障害』のキーワードは、地域包括ケアの中で育ちそうな芽であることは間違いありません。残す課題は、地域包括ケアを主導する日医、地区医師会との更なる連携の強化と事業実現に向けてのスピードを加速させることです。




『食べる=生きる』

地方消滅で日本の少子化高齢化に対して大きな警笛を鳴らした日本創成会議が「高齢者の終末医療を考える」と称したシンポジュウムを先日開催しました。その議論を聞くに、地方消滅と終末医療?そんな一見結びつかない二つが、これからの日本の大きな課題となっています。それと共に、改めて人の死という死生観を医療分野の一角に位置する歯科医師として、見つめ直す時期が今あるものと感じます。
高齢化になって、いわゆる寝たきり老人に対していろいろな考え方が示され、特に胃瘻の是非については大きな意見が分かれるところです。欧米においては日本で常習化している高齢者、寝たきり老人への適応が少ないとのこと。この点に関しては中医協でも前回の改定では、嚥下検査の有無によって評価を変えるという対応がなされ、また今回の改定での議論では、その経過の調査結果も示されています。しかしその一方、この問題が話題になって、胃瘻によって日常生活が暮らせるレベルになる患者さんまで拒否するような実例があり、医療現場その対応に苦慮する場面が多々見られる話も聞きます。
この問題は、医療、介護費増大から語られることが多かったのですが、タブー視されていた死に対する考え方が社会問題の遡上に挙がっていることは、大きな時代の変化として捉えられます。そして、食べることは従来から歯科界も提唱するように、単に延命だけが目的ではありません。生きていることの喜びを感じる、人間としての尊厳に係わる重要な日常生活の一つなのです。
医療関係者以外でも「食べる=生きる」を唱える人がいます。「食べることは、呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれているもの。」とは、料理研究家・辰巳芳子氏が唱えている私の好きな一文です。そして欧米での判断基準となる「食べる」ことの有無が延命治療の是非判断の基準となる考え方は、経済問題を抜きにしてもその専門家集団である歯科界の属するものが改めて真摯に議論し、一つの考え方を社会に示す責務があると考えます。
然るに、だかからといって歯科界が社会の先頭に立って、自らが死生観の変更を訴える必要はありません。これは社会全体で既にうごめく潮流であり、歯科界はあくまでもこの分野に特化した専門家として食べることの重要性、必要性を改めて世に唱え、それを臨床の場で実践を積み重ねれば良いのです。果たしてこれをも医科が歯科から奪い取り、領域拡大を目指すのでしょうか。
この死生観の議論の推移を見守ると共に、食べることへの支援を更に強める為に、摂食嚥下への歯科領域からの積極的なアプローチが必要となってきています。何故ならば、咀嚼と嚥下は対となって多くの結果を導き出すことが立証され、食べることを特化した専門家としての医療人としては、現状のままでは取り組みが不十分だからです。歯科医療は新たなる視点をもって社会に貢献する時代の到来です。あとはそれを導き、フォローする具体的な政策を積みかさねることです。歯科医療は真の意味での生きる喜びを支援する世界を導きます。



『飲み込みは大丈夫ですか』

基金における事業が一つのきっかけとなって、在宅診療、医療連携が新たな展開に進み始めています。それぞれの医療環境の実情を踏まえて、地域独自の取り組むこの基金を利しての新たな事業は、診療報酬と対になるこれからの歯科医療全体へ大きく波及する政策です。そしてこの基金は、来年度において今年度予算規模に介護関係が上乗せされる計画となっており、医療介護の垣根を越えた地域包括ケアシステム構築としての発想が必要となっています。
歯科における在宅診療の中心は、従来の診療所における診療の延長としての義歯調整から始まり、口腔ケアの対応へと進んでいます。口腔ケアの効果は、既に誤嚥性肺炎予防という観点から医科の関係者は元より介護関係者にも認知されています。それに加えてここきてスポットライトが浴びているのが、今回の基金でもいくつかの地域で事業が計画される摂食嚥下の分野です。
しかしながら、介護保険の認定審査項目にも「えん下」という項目がありながら、実際に摂食嚥下の対応は、一部の大学病院、リハビリテーション、耳鼻科があって積極に取り組んでいる病院以外、殆ど対応出来ていないのが介護、医療の世界の現状です。その理由は簡単です。採算が合わないからです。特に歯科においては無報酬に等しい状態です。
 嚥下の対応は、適応が少ない耳鼻科領域の手術以外その改善方法の中心は訓練、姿勢の改善、食形態変更のアドバイスなどで薬の処方もありません。検査も歯科では保険算定が認められていない内視鏡・造影検査と問診を中心としたスクーリングテストです。近年、摂食機能療法が歯科でも算定可能となりましたが、それは鼻腔栄養、胃瘻増設患者に限定されており、重度になる前の本来対応が必要な患者さんには算定出来ません。
そしてもう一つこの分野を歯科が推し進めるハードルとなるのが、隣接する医科の反応です。現在、摂食嚥下リハビリテーションは歯科医師を中心としたアプローチと耳鼻科、あるいはリハビリテーション科の医師を中心としたアプローチの二つがあります。本来ならば他の疾患でもあるように医科が歯科は口腔内のみと突っぱねるところですが、儲からない中で耳鼻科医の成り手が減少し忙しく手が回りません。それと共に、「摂食・嚥下リハビリテーション学会」の「・」がなくなり「摂食嚥下リハビリテーション学会」に名称を変えたように、嚥下と摂食、咀嚼は一連の動作であり、咀嚼のプロである歯科医師を係わりから排除することは出来ません。咀嚼して嚥下することによって食べることが出来るのです。
もし、嚥下を歯科の領域と社会から認知されれば、歯科診療所が「食べる」ことの社会ステーションと成り得ます。口から食べることへの支援が生きる為、生活を支える源であることが歯科診療所から発信が可能と成ります。したがって報酬的評価は低くても、嚥下に問題ある人が歯科診療所に相談することへの広がり目指し、その実現に向かっての政策を積み重ねる必要があります。先ずは先生方が診療所で「飲み込みは大丈夫ですか」の一言を問える環境作りがその第一歩です。




『この道しかなかった中で』

この原稿を書いている今、衆議院選挙の結果は分かっていません。しかし事前の各マスコミみれば自民党圧勝予測です。選挙は投票箱が閉められるまで何が起こるか分かりませんが、少なくても安倍退陣はなく、任期2年を残しての安倍首相の解散の決断は見事成功となりそうです。
メディアは大義ない解散と騒ぎましたが、今回の安倍首相の解散目的は明確です。日本の経済再生を目指し、自らが提唱したアベノミクスの敢行の為の長期政権への道を切り開くことです。無論、長期政権となってもアベノミクス成功の確定はありません。しかし野党からは、アベノミクスに代わって日本経済再生を可能とする具体的な対案は示されませんでした。マニフェストに踊らされて政権交代を選択したことを悔やむ多くの有権者は、その提示なしで現在の野党にもう投票することは出来ません。また第三極への期待感も、離れたりよりを戻したりの腰の落ち着きのなさを感じ、一時のブームに終わりそうです。となると自民党のキャッチフレーズ「この道しかない」、安倍政権に託すしか今回の選挙では有権者に選択肢がなかったことになります。では長期政権となるこれからの政治情勢を踏まえて、歯科界はどう安倍政権と向き合わなければいけないのでしょうか。
今回の総選挙でのマスコミの世論調査では、有権者は社会保障に対しては経済再生と並び非常に関心をもっていましたが、その政策論戦は殆ど成されませんでした。特に自民党が示した政策は、医療に関してはないも等しいような扱いです。唯一あったのが、既にスタートしている社会保障改革のプログラム法案のスケジュールに則って進めるということです。但しこのプログラム法案の対となす消費税増税が延期となったわけですので、そのスケジュールの変更は必要になってきました。恐らく16年度改定に対しては、これを理由に財務省から厳しい対応を迫られるのは必至です。
この現実の意味するものは、現行の医療制度、水準を是とする考え方がベースにあります。消費税増税、経済再生となって税収が増えたとしても、けっして医療の大幅な拡充が成されるわけではありません。それどころか、もし経済再生と成らなければ医療費はそぎ落とされる可能性もあります。これからは少子高齢化、財政再建を踏まえて、いかにレベルを落とすことなく現行の医療を保つことへの模索が始まります。しかしながら理不尽な政策に対して、責任ある医療人として対応することは当然であり、大きな改善が必要な歯科と、既に一定の医療経営環境を維持している医科とでは立ち位置が異なります。先ずはこの点への内外の理解を求めることがスタートとなります。
選挙終わるのを待って各種医療政策への対応が加速的に進みます。幸いにして政治の世界では現在の歯科医療の現状は理解されつつあり、一つ一つの政策毎の対応スタンスが求められています。果たしてこの道しかなかった中で、歯科界はどう歩みを進めるべきなのでしょうか。歯科界の政策対応能力と政治力の真価が問われています。




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