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厚労省幹部処分される

厚労省から幹部二人の処分者が発表されました。いずれも吉田元議員からの接待を受けたことがその処分の理由です。
それと同時期に、社会保険庁幹部が贈収賄で逮捕された報道もありました。
結果、日歯の金が吉田前議員を間にしての事件ですので、偉そうなこともいえないのかもしれませんが、地方の技官などは、歯科医師会役員との飲食の接待は一切受け付けないと聞いているだけに、あの岡光事件があっても、未だにこの状況には驚きます。懲りない官庁です。
しかし、結果、御身を守るが為に、当初噂されていた歯科保健課の室への格下げ、歯科医師以外の課長へ登用も見送られました。こんな状況ですので、恐らく日歯、日歯連盟の幹部の先生のどなたかが、個人的な人脈を利して、踏み留めさせたのだと推測します。首の皮一枚残りました。
正しい、歯科医療政策を推進する為には、噂の部分は厚労省自らが、その専門性を否定するに等しい行為です。もっと、恥ずることなく専門的な高い知識を有した者同士が、国民の為にオープンな討議、検討の中での歯科医療政策の推進を期待したい所です。それをも社会は否定するでしょうか?
by kura0412 | 2004-09-30 12:14 | 歯科 | Comments(0)

臨床現場視察

昨日今日と行政の仕事で長野にいます。目的をもって視察をしてるのですが、実際の現場を見ること、まさに視察を見ることの重要性を感じています。ペーパーやHPでは感じない生の実際を見て、感じ、自らの感想をもつ。大切です。よく考えると、首相はもとより厚労大臣、国会議員、局長がどれだけ歯科臨床の劣情現場を見たことがあるでしようか?臨床現場の改善をするには首相の視察の実現を進めた方が下手なデーターを見せるよりてっとり早いかもしれません。
by kura0412 | 2004-09-29 11:22 | 歯科 | Comments(0)

一つの区切り-臼田日歯前会長保釈される-

臼田日歯前会長が昨晩保釈されました。4月14日の逮捕以来五ヶ月以上に及ぶ拘留でした。裁判に傍聴した人に聞けば、ふた周りぐらい痩せたのこと。物凄い取調べだったことは私でも推測出来ます。逆に、それだけ罪の重い犯罪だったともいえます。
2月2日の日歯会館捜索から始まったこの事件、ここで臼田前会長保釈され、一つの区切りを過ぎた感じもしますが、他の事件の行くへはまだまだ予断を許しません。地検特捜部もその規模を縮小はしたようですが、解散もしていません。
しかし、事件が今後、どんな方向へ進展しようと、現在の歯科界に課せられた課題の克服へ目を向け動きださなければなりません。もう歯科界には時間の猶予は残されていません。時代の変革期が今あります。
by kura0412 | 2004-09-28 07:01 | 歯科 | Comments(0)

今日は村岡元大臣在宅起訴&明日は日歯連盟評議員会

明日は日歯連盟評議員会です。橋本派の献金処理の問題は別にして、一連の事件の話題が日歯代議員会の会長選挙工作にいっていた感がありましたが、その問題の根源は日歯連盟、それも会計処理の問題です。
その分析も途中の段階であろうとは思いますが、会員の関心、また、それを追求する側からみれば、会計の問題を少しでも明らかに出来るかにスポットがあてられます。
そして、それが、明日説明のある改革委員会の中間報告と相まって、どのように示されるのか、現時点ではまだ無理なのか?
これは、日歯連盟再生の入り口の問題であると共に、今日、マスコミで騒いでいる橋本派の献金処理の問題が、あくまでも、これは橋本派内部の問題であったのか、日歯連盟がその内部の問題まで大きく関与していたものだったのか、それを世に明言できる指標にもなるはずです。
あまりにも不透明な部分が多いだけに、現時点では、その解明にはまだ多くの時間を要しそうです。
by kura0412 | 2004-09-27 12:10 | 歯科 | Comments(0)

ある交流会に参加

一昨日、あるスポーツ選手の呼びかけの交流会に参加しました。バスケットボールの選手、サッカー選手、熱烈なそのフアン、マスコミ関係者、そして歯医者。歳は私が一番上で、40代はもう一人の私の友人の歯科医師の先生だけの若い世代ばかりです。全体の話題は共通しなくても、それぞれの話の接点は何かはあるもので、久々に楽しい語りのひと時でした。
勿論、歯の話もありました。直接患者になるとゆう営業活動ではなく、話すことによって、治療の受けて側の気持ちも改めていろいろ分かります。
こんな経験から思うに、私自身は無論のこと、歯科界全体を顧みても、他の分野の交流の少なさ、必要性を感じます。そして、少しアルコールが入ると本音も飛び出します。語ることは大切です。どちらかというと、歯科界はこの他分野との語らいを避けていた、また、苦手にしていた感があります。どんなセッションとの人でも、歯科界自らが、その語らいを求める。歯科界がこんな時期こそ重要になってきます。
しかし、バスケットの選手は飲むは、食うは、喋るは、そのパワーには圧倒されました。来週の月曜日には、その選手達と、私の地元でリベンジの会がまた予定されています。
by kura0412 | 2004-09-25 12:09 | 歯科 | Comments(0)

プロ野球騒動が歯科界に教えてくれたものは

プロ野球のスト回避が決まりました。フアンを大切に考え、それを基に訴えること、そしてそこにパワーが生まれることを、今回の一連のプロ野球騒動の中で、古田会長の取った行動に、歯科界にいる人間としても参考にしなければいけないことを感じます。
歯科界も、プロ野球の世界以上に、現在大きな岐路に立たされています。そして、現在、いずれのセッションでも改革、改革の訴えが聞こえます。しかし、究極にはそこに行き着きますが、患者、国民サイドに立って考えた時の反省、そして今後の展望をどこまで示していたか?と、自らに問えば疑問符がつきます。
「こんな医院経営環境では、責任ある診療を続けられない。」これは、見方、示し方によっては、われわれの勝手、利益誘導のみとも捉えられます。
真の「国民の為の歯科医療を進める為の歯科界の改革の訴え」その難問に挑戦てこそ、改革が実現出来るのではないでしょうか。そして、それは夢物語だけではない、現実のものになるのだということも、今回のプロ野球の騒動は歯科界に教えてくれました。
古田選手会長・ありがとう。
by kura0412 | 2004-09-24 12:22 | 歯科 | Comments(0)

(日歯会員であって)あなたならどうする?

もし、臼田前会長が保釈され、日歯、日歯連盟にお詫びの挨拶をしたい。という申し入れがあったとき、あなたならそれを許しますか?拒否しますか?
詫びることを受け入れる度量ももちたいし、また、冗談ではない、公判が進んでいる中、これだけ歯科界、日歯、日歯連盟を混乱させた張本人を、一歩たりとて会館にはいれない。
どちらの考えも分かるだけに???保釈申請は既にされているとの情報があります。
by kura0412 | 2004-09-22 11:22 | 歯科 | Comments(2)

読売新聞の論調

今回のプロ野球のスト決行に対しての報道の論調は概ね選手会に対して同情的です。しかし、唯一それに批判的なのが読売新聞です。
その理由は明白です。
言論の自由の保障は、民主的な社会においては必須であるのはご承知の通りです。でも、逆に、報道によって、社会の論調の流れ、そして、動向を決めることも十分可能です。
今までの、日歯、日歯連盟の一連の事件報道で、歯科界内部の意見は完全に封印され、歯科医師は、自分たちの利益誘導のため金を使い、犯罪を犯した。こう結論つけられました。そんな中、読売は、政治の世界に対しては、鋭い論調を連発していましたが、歯科界に対しては、一つの冷静さも加味しながら報道していた印象を私は持っています。参議院選挙立候補断念の決定時は、その苦渋の選択を評価していたし、井堂執行部が発足した時、写真入りで報道してくれたのも読売新聞だけでした。
その読売新聞も、こと、その屋台骨でもあるプロ野球のこととなると、冷静さを失うのか、確固たる渡辺イズムで会社のセオリーがあるのか別のようです。大きい会社なのですら、セッションで視点が異なることも当然ですが。
by kura0412 | 2004-09-21 11:15 | 歯科 | Comments(0)

プロリーグ

今日の休みは去年からはまっている新潟アルビレックスのバスケットの試合を観戦してます。相手は韓国のプロリーグチャンピョン。身体の作りが違う感じです。バスケットに関しては日本は韓国に何歩も遅れをとっているとのこと。プロリーグのない日本、技術だけでなく、組織、制度の整備もその再生には必須の感じです。頑張れ!アルビ!
by kura0412 | 2004-09-19 14:27 | 歯科 | Comments(0)

古田のフアンになりました

プロ野球はスト決行となりました。記者会見の古田と機構側との比較で、この戦いのフアンの評価一目瞭然です。その結果の行くへ分かりませんが勝負ありです。
野球に、そしてフアンに対する情熱、想いが桁違いです。古田の話には説得力あったし、自らの気持ちを素直に表していました。本社からの中間管理職役者の球団代表とでは、桁が違う、そんな感じです。恐らく、オーナー達との話し合いでは結果は違っていたはずです。
今日の朝のワイドニュースでもやっていましたが、39歳、それもキャッチャーでクリーンナップで、この連日の協議。大変だと思います。でも、それを出さずしてのあの態度、男です。サムライです。僕は古田のフアンになりました。
by kura0412 | 2004-09-18 11:01 | 歯科 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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ミラー片手に歯科医師の本音

『口腔健康管理とかかりつけ歯科医』

今回の改定を医療全体的にみると三つの注目すべき特徴がありました。一つは伸び続けていた調剤には厳しい結果となったこと。7対1の入院基本料の要件の厳格化。そして改定の中で「かかりつけ」という概念が明確に組みこまれまれました。
「かかりつけ」に関しては医師、薬剤師に加え歯科でも導入されていますが、「かかりつけ歯科医」はあくまでも「保険用語に一つ」というイメージがあります。しかしながら医科、薬科ではこの「かかりつけ」を軸に医療体制の新しいイメージを描きつつ、今後の政策を積み重ねる意気込みを感じます。そこにあるのは、地域包括ケアの推進がベースにあっての考えです。例えば、今回の改定では紹介状のない大病院の初診・再診料自己負担は大幅なアップとなりました。また、調剤の方ではかかりつけ薬剤師指導料算定をきっかけに、患者とのコミニュケーションを密に図ろうとする試みを目指します。
一方、医療政策として改定と対をなす基金は、歯科医療の環境整備にも益々重要な意味を持ちます。ただ、今回改定の中でも可能性の秘めた項目としていくつか点数化は見られましたが、基金が改定とリンクすることなく、独立しての事業になっている印象は拭えません。限られた予算の中でのやり繰りです。W改定に向けての改定と基金との相乗効果を目指す為の戦略と、それに沿った事業の立案が必要となってきます。
包括ケアを視野に入れての「かかりつけ歯科医」でポイントとなるのが口腔ケアです。その有用性は医科からも視線が注がれています。然るに、口腔ケアという言葉が、ブラッシングのみの狭義に捉えられている現状があり、本来の口腔ケアの意味する嚥下機能も含めた口腔全体を管理する視点の広がりが不足しています。その観点からみると、今回日本歯科医学会が「口腔健康管理」と称した新たな口腔ケアの概念の提唱は機知を得た提案です。摂食機能療法などを加えた従来の歯科治療を「口腔機能管理」、歯石除去、PTCなど歯科衛生士の実施するエリアを「口腔衛生管理」、そして一般の方が実施する口腔清拭、食事介助などを「口腔ケア(狭義)」として、この三点を総じて「口腔健康管理」としました。
広義の口腔ケアとして定義する考えは、真の意味での「かかりつけ歯科医」が目指す所です。既にW改定に向けての作業が進む中で、この概念を一日も早く歯科界内部で意見の確認をしながら、国民への認知を広めなければなりません。
日医はかかりつけ医機能研修制度を創設し、独自の「かかりつけ医」というものを推し進めようしています。そしてその講習の中に「かかりつけ医の摂食嚥下障害」のメニューも組み込まれています。また、地域包括ケアに向けた「かかりつけ連携手帳」の作成に着手し、そのスピードは目を見張るものがあります。『かかりつけ歯科医』、『口腔健康管理』、『摂食嚥下障害』のキーワードは、地域包括ケアの中で育ちそうな芽であることは間違いありません。残す課題は、地域包括ケアを主導する日医、地区医師会との更なる連携の強化と事業実現に向けてのスピードを加速させることです。




『食べる=生きる』

地方消滅で日本の少子化高齢化に対して大きな警笛を鳴らした日本創成会議が「高齢者の終末医療を考える」と称したシンポジュウムを先日開催しました。その議論を聞くに、地方消滅と終末医療?そんな一見結びつかない二つが、これからの日本の大きな課題となっています。それと共に、改めて人の死という死生観を医療分野の一角に位置する歯科医師として、見つめ直す時期が今あるものと感じます。
高齢化になって、いわゆる寝たきり老人に対していろいろな考え方が示され、特に胃瘻の是非については大きな意見が分かれるところです。欧米においては日本で常習化している高齢者、寝たきり老人への適応が少ないとのこと。この点に関しては中医協でも前回の改定では、嚥下検査の有無によって評価を変えるという対応がなされ、また今回の改定での議論では、その経過の調査結果も示されています。しかしその一方、この問題が話題になって、胃瘻によって日常生活が暮らせるレベルになる患者さんまで拒否するような実例があり、医療現場その対応に苦慮する場面が多々見られる話も聞きます。
この問題は、医療、介護費増大から語られることが多かったのですが、タブー視されていた死に対する考え方が社会問題の遡上に挙がっていることは、大きな時代の変化として捉えられます。そして、食べることは従来から歯科界も提唱するように、単に延命だけが目的ではありません。生きていることの喜びを感じる、人間としての尊厳に係わる重要な日常生活の一つなのです。
医療関係者以外でも「食べる=生きる」を唱える人がいます。「食べることは、呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれているもの。」とは、料理研究家・辰巳芳子氏が唱えている私の好きな一文です。そして欧米での判断基準となる「食べる」ことの有無が延命治療の是非判断の基準となる考え方は、経済問題を抜きにしてもその専門家集団である歯科界の属するものが改めて真摯に議論し、一つの考え方を社会に示す責務があると考えます。
然るに、だかからといって歯科界が社会の先頭に立って、自らが死生観の変更を訴える必要はありません。これは社会全体で既にうごめく潮流であり、歯科界はあくまでもこの分野に特化した専門家として食べることの重要性、必要性を改めて世に唱え、それを臨床の場で実践を積み重ねれば良いのです。果たしてこれをも医科が歯科から奪い取り、領域拡大を目指すのでしょうか。
この死生観の議論の推移を見守ると共に、食べることへの支援を更に強める為に、摂食嚥下への歯科領域からの積極的なアプローチが必要となってきています。何故ならば、咀嚼と嚥下は対となって多くの結果を導き出すことが立証され、食べることを特化した専門家としての医療人としては、現状のままでは取り組みが不十分だからです。歯科医療は新たなる視点をもって社会に貢献する時代の到来です。あとはそれを導き、フォローする具体的な政策を積みかさねることです。歯科医療は真の意味での生きる喜びを支援する世界を導きます。



『飲み込みは大丈夫ですか』

基金における事業が一つのきっかけとなって、在宅診療、医療連携が新たな展開に進み始めています。それぞれの医療環境の実情を踏まえて、地域独自の取り組むこの基金を利しての新たな事業は、診療報酬と対になるこれからの歯科医療全体へ大きく波及する政策です。そしてこの基金は、来年度において今年度予算規模に介護関係が上乗せされる計画となっており、医療介護の垣根を越えた地域包括ケアシステム構築としての発想が必要となっています。
歯科における在宅診療の中心は、従来の診療所における診療の延長としての義歯調整から始まり、口腔ケアの対応へと進んでいます。口腔ケアの効果は、既に誤嚥性肺炎予防という観点から医科の関係者は元より介護関係者にも認知されています。それに加えてここきてスポットライトが浴びているのが、今回の基金でもいくつかの地域で事業が計画される摂食嚥下の分野です。
しかしながら、介護保険の認定審査項目にも「えん下」という項目がありながら、実際に摂食嚥下の対応は、一部の大学病院、リハビリテーション、耳鼻科があって積極に取り組んでいる病院以外、殆ど対応出来ていないのが介護、医療の世界の現状です。その理由は簡単です。採算が合わないからです。特に歯科においては無報酬に等しい状態です。
 嚥下の対応は、適応が少ない耳鼻科領域の手術以外その改善方法の中心は訓練、姿勢の改善、食形態変更のアドバイスなどで薬の処方もありません。検査も歯科では保険算定が認められていない内視鏡・造影検査と問診を中心としたスクーリングテストです。近年、摂食機能療法が歯科でも算定可能となりましたが、それは鼻腔栄養、胃瘻増設患者に限定されており、重度になる前の本来対応が必要な患者さんには算定出来ません。
そしてもう一つこの分野を歯科が推し進めるハードルとなるのが、隣接する医科の反応です。現在、摂食嚥下リハビリテーションは歯科医師を中心としたアプローチと耳鼻科、あるいはリハビリテーション科の医師を中心としたアプローチの二つがあります。本来ならば他の疾患でもあるように医科が歯科は口腔内のみと突っぱねるところですが、儲からない中で耳鼻科医の成り手が減少し忙しく手が回りません。それと共に、「摂食・嚥下リハビリテーション学会」の「・」がなくなり「摂食嚥下リハビリテーション学会」に名称を変えたように、嚥下と摂食、咀嚼は一連の動作であり、咀嚼のプロである歯科医師を係わりから排除することは出来ません。咀嚼して嚥下することによって食べることが出来るのです。
もし、嚥下を歯科の領域と社会から認知されれば、歯科診療所が「食べる」ことの社会ステーションと成り得ます。口から食べることへの支援が生きる為、生活を支える源であることが歯科診療所から発信が可能と成ります。したがって報酬的評価は低くても、嚥下に問題ある人が歯科診療所に相談することへの広がり目指し、その実現に向かっての政策を積み重ねる必要があります。先ずは先生方が診療所で「飲み込みは大丈夫ですか」の一言を問える環境作りがその第一歩です。




『この道しかなかった中で』

この原稿を書いている今、衆議院選挙の結果は分かっていません。しかし事前の各マスコミみれば自民党圧勝予測です。選挙は投票箱が閉められるまで何が起こるか分かりませんが、少なくても安倍退陣はなく、任期2年を残しての安倍首相の解散の決断は見事成功となりそうです。
メディアは大義ない解散と騒ぎましたが、今回の安倍首相の解散目的は明確です。日本の経済再生を目指し、自らが提唱したアベノミクスの敢行の為の長期政権への道を切り開くことです。無論、長期政権となってもアベノミクス成功の確定はありません。しかし野党からは、アベノミクスに代わって日本経済再生を可能とする具体的な対案は示されませんでした。マニフェストに踊らされて政権交代を選択したことを悔やむ多くの有権者は、その提示なしで現在の野党にもう投票することは出来ません。また第三極への期待感も、離れたりよりを戻したりの腰の落ち着きのなさを感じ、一時のブームに終わりそうです。となると自民党のキャッチフレーズ「この道しかない」、安倍政権に託すしか今回の選挙では有権者に選択肢がなかったことになります。では長期政権となるこれからの政治情勢を踏まえて、歯科界はどう安倍政権と向き合わなければいけないのでしょうか。
今回の総選挙でのマスコミの世論調査では、有権者は社会保障に対しては経済再生と並び非常に関心をもっていましたが、その政策論戦は殆ど成されませんでした。特に自民党が示した政策は、医療に関してはないも等しいような扱いです。唯一あったのが、既にスタートしている社会保障改革のプログラム法案のスケジュールに則って進めるということです。但しこのプログラム法案の対となす消費税増税が延期となったわけですので、そのスケジュールの変更は必要になってきました。恐らく16年度改定に対しては、これを理由に財務省から厳しい対応を迫られるのは必至です。
この現実の意味するものは、現行の医療制度、水準を是とする考え方がベースにあります。消費税増税、経済再生となって税収が増えたとしても、けっして医療の大幅な拡充が成されるわけではありません。それどころか、もし経済再生と成らなければ医療費はそぎ落とされる可能性もあります。これからは少子高齢化、財政再建を踏まえて、いかにレベルを落とすことなく現行の医療を保つことへの模索が始まります。しかしながら理不尽な政策に対して、責任ある医療人として対応することは当然であり、大きな改善が必要な歯科と、既に一定の医療経営環境を維持している医科とでは立ち位置が異なります。先ずはこの点への内外の理解を求めることがスタートとなります。
選挙終わるのを待って各種医療政策への対応が加速的に進みます。幸いにして政治の世界では現在の歯科医療の現状は理解されつつあり、一つ一つの政策毎の対応スタンスが求められています。果たしてこの道しかなかった中で、歯科界はどう歩みを進めるべきなのでしょうか。歯科界の政策対応能力と政治力の真価が問われています。




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