カテゴリ:政治( 994 )

侍ジャパンに隠れましたが

侍ジャパンの連覇で霞んでしまったことが良かったのか悪かったのか分かりませんが、民主党小沢代表の公設秘書が起訴されましたが、小沢代表は代表を即辞任せずとの記者会見が行なわれました。

今回の東京地検特捜部の逮捕には、各方面からいろいろな意見があります。
確かに、従来のこの種の逮捕と比べると異例の部分が多々あり、逮捕直後の小沢代表自身がコメントしたように「国策逮捕」という考え方もありました。

しかし、問題は、ダミー政治団体を迂回して、禁止される企業献金を公設秘書が行なったということが今回の起訴でも明確に示されました。(判決は別の話として)
もし、政府自民党が同様な問題が起きた時の民主党ならば、このことが代表が直接関与していなかったとしても、その責任は免れないと主張したはずです。

また、選挙の勝敗への影響もさることながら、もし、民主党が政権奪還した時、公設秘書が起訴されている首相の誕生となります。果たして、このことを世界はどう感じとるでしょうか?

昨日の記者会見で小沢代表は「政権交代の為に退かない」と言っていましたが、これは逆で「政権交代を実現する為に身を引く」という決断が出来なかったのか?
少なくても、これで、民主党の今まで一方的に解散を求めのトーンダウンは必至であり、麻生首相の解散の決断は、サミット後、あるいは連休後のいずれが有力になってきました。

ただ、こんな情勢でも、反転して、政府自民党に勢いが付いたわけではありません。
by kura0412 | 2009-03-25 15:51 | 政治 | Comments(1)

国策捜査ではなくても

民主党は西松建設事件で解散要求のトーンが下がり、一方の麻生政権は、この事件が流れを反転する力になっていません。
その結果どうなるか?
予想された来年度予算、あるいは関連法案成立後の解散は遠のき、限りなく任期満了に近い時期の解散になる雰囲気です。

但し、小沢代表が引責して代表を退き、新しい顔となった場合は、民主党は一気に解散総選挙への攻勢を強めてくるはずです。
私は今回の東京地検特捜部の逮捕が国策捜査とは思っていませんが、結果、日本政治の今後を左右する事件になることは間違いありません。
by kura0412 | 2009-03-11 18:25 | 政治 | Comments(0)

生死を賭けた戦いに

「国策捜査だ」「不起訴になる」

果たして、あの東京特捜地検が、この政局が動こうとしている時期に、確証なしに、また、あの程度の政治献金の為に公設秘書を逮捕するでしょうか?

そして、民主党は党全体で小沢代表を信じ、守ろうとしています。

政局は元より、三権分立の日本の根本を揺るがす、お互いが生死を賭けての戦いになりました。
by kura0412 | 2009-03-05 15:44 | 政治 | Comments(1)

小沢代表の資金管理団体 捜索

【NHKニュース:03月03日 17時43分】

西松建設による裏金事件に関連して民主党の小沢一郎代表の資金管理団体が西松建設のOBが代表を務めていた政治団体から違法な政治献金を受け取った疑いが強まったとして、東京地検特捜部は、政治資金規正法違反の疑いで小沢代表の団体の捜索を始めました。関係者によりますと、小沢代表の団体側は、容疑を否定しているということです。

捜索を受けているのは、小沢代表の資金管理団体の「陸山会」です。東京地検特捜部の調べによりますと、「陸山会」は西松建設のOBが代表を務めていた政治団体の「新政治問題研究会」と「未来産業研究会」から違法な政治献金を受け取った疑いが持たれています。政治資金規正法では、政党以外への企業献金や他人名義での献金が禁止されています。政治資金収支報告書によりますと、「陸山会」は西松建設の2つの政治団体から平成18年までの3年間に1400万円の寄付を受けています。特捜部の調べによりますと、西松建設の政治団体は社員や家族から会費を集めたうえで、実際は会社が会費分を賞与に上乗せして支給し、全額負担するなど事実上の企業献金だった疑いがあるということです。特捜部は、小沢代表の団体側が事実上、西松建設からの企業献金と知りながら寄付を受け取った疑いが強まったとして、政治資金規正法違反の疑いで強制捜査に乗り出したもので、団体の担当者から事情を聴くなど捜査を進めるものとみられます。関係者によりますと、小沢代表の団体側は容疑を否定しているということです。



政局は更なる混迷を深めそうです。
これで、予算、あるいは関連法案成立後の解散総選挙の可能性が濃厚となってきました。
by kura0412 | 2009-03-03 18:00 | 政治 | Comments(0)

期待が大きいだけに

大統領選挙での勝利宣言演説、大統領就任演説、そして昨日の議会演説、オバマアメリカ大統領のスピーチの上手さは、英語が良く分からないで内容がはきりしない私でも、まるででドラマのシーンを見ている雰囲気にさせてくれます。

しかし、時は100年に一度の不況の真っ只中、いかにその克服へ向けての実行が結果になるか?!
支持率が高く、アメリカ国民の期待が大きいだけに、期待を裏切ると、逆に失望へ一気に反転しそうです。
by kura0412 | 2009-02-26 14:41 | 政治 | Comments(0)

ターニングポイント

中川大臣辞任騒動で、自民党内であったどんな苦しい場面でも麻生政権を支えようとしたムードが一気に崩れてきたような気がします。
「私は郵政民営化には反対だった」そして昨日は「中川大臣と酒を酌み交わしたことはない」などの、本来首相の口からは言ってはならない発言、それも麻生首相が強気ぶっての答弁が更に気持ちを逆なでしているようにも感じます。

しかし、その政権交代を狙う民主党の「ワインは誰が注文した」などの質問にも?で、果たして政権を任せらるのか?
噂の第三局が生まれると、これまたどんな流れに変化するのか、しないのか?

衆議院の予算案可決を挟んで、政局は大きなターニングポイントを迎えてきました。
by kura0412 | 2009-02-20 11:53 | 政治 | Comments(0)

話し合い解散の選択しかなくなったか

中川財務大臣の辞任劇で更に政局が混迷を深めてしまいました。

第2次補正予算、また21年度予算成立の行くへが不透明になり、一日も早い予算案、その関連法案の成立を望みたいところですが、微妙な情勢となってきました。雰囲気的には予算案成立を前提の話し合い解散が現実的になってきたような気がします。
あとは、自民党は麻生首相の下か、あとは別な旗頭を立てての選挙かの選択になります。追加の補正予算を麻生現政権で断行することは無理なようです。

個人的には、矢継ぎ早で大型の経済対策を実行してからの解散と思っていましたが、とてもこの状態では国会審議が進む状態ではありません。経済対策を進める為にも、責任政党である自民党は解散を選択するしかないようです。
by kura0412 | 2009-02-18 12:10 | 政治 | Comments(0)

麻生内閣支持率が一桁に

日本テレビでの世論調査ですが、とうとう麻生内閣の支持率が10%を切ってしまいました。一桁は森内閣以来でしょうか?
20%切ると黄色信号(赤信号?)といわれていましたが、中川大臣の記者会見前の調査でのこの数字はかなり厳しい状況になてきました。

麻生内閣で予算案は通すでしょうが、総選挙は?そんな情勢になったようです。
by kura0412 | 2009-02-17 10:19 | 政治 | Comments(0)

尾辻議員の迫力ある質問

「野に下るのは恥ずかしくない。恥ずべきは政権にあらんとして、いたずらに迎合すること。毅然と進む首相にご一緒します」
先日の尾辻自民党参議院議員会長での参議院代表質問の中での一節です。

他にも「経営者の視点で改革が進められ、多くの人を失業に追い込んだ。規制改革会議は責任をとらねばならない」と、執行部の一員でありながら、野党のような辛口の政府批判を連発して、構造改革路線と明確に決別するように麻生首相に迫りました。

ご承知の通り、厚労大臣も勤めた自民党厚労族の重鎮であり、日頃ソフトな口調な議員の発言だけに逆に迫力があります。
そして、その麻生首相に求めるポイントこそが、麻生首相が政権維持できる最後の決断です。
by kura0412 | 2009-02-04 12:18 | 政治 | Comments(0)

政局には正月はないようです

加藤・山崎氏が新党視野、来月にも新たに勉強会
激震・麻生政権

自民党で年明けから、離党や新党結成などの分裂含みの動きが強まる情勢となった。加藤紘一・元幹事長と山崎拓・前副総裁らは次期衆院選前の新党結成を視野に、1月にも新たな勉強会を発足させる。
また、道路特定財源の一般財源化を巡る政府の対応に反発する中堅・若手議員の一部が関連法案の採決で造反を模索している。民主党側も、自民党内の造反・離党を誘う動きを強める構えで、1月5日召集の通常国会は政界再編につながる緊迫した展開が予想される。

加藤、山崎両氏らの勉強会は「日本の国のかたち、あり方を考える」を主題に、自民党議員と、学者や文化人も交えて5~10人規模となる見通し。構造改革路線を批判する立場から、「行き過ぎた市場原理主義の是正」を旗印とした勢力の結集を目指すとしている。民主党議員の一部を連携相手に想定しているとされるほか、公明党との協力を探る可能性があると見られている。

一方、道路特定財源の一般財源化では、新たな「地域活力基盤創造交付金」の使途の8割が道路にあてられる予定で、「道路特定財源の一般財源化を抜本的に進める会」の河野太郎、水野賢一、柴山昌彦の各衆院議員ら自民党の中堅・若手が「骨抜き」と反発。政府が1月下旬をめどに作る関連法案に関しても、「新交付金に縛りをかけるなら賛成し難い」と態度を硬化させている議員もいる。
定額給付金事業では、先の衆院解散要求決議案の採決で造反した渡辺喜美・元行政改革相が、同事業を盛り込んだ2008年度第2次補正予算案に反対する可能性を示唆。自民党内で同調者が出る可能性がある。

一連の動きには、麻生内閣の支持率急落などが作用している。参院で主導権を握る民主党は同党会派単独では参院の過半数がなく、自民党の一部との連携を模索する動きが出ている。

(2008年12月30日03時04分 読売新聞)




政局には正月はないようです。
by kura0412 | 2008-12-30 12:01 | 政治 | Comments(0)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412

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ミラー片手に歯科医師の本音

『口腔健康管理とかかりつけ歯科医』

今回の改定を医療全体的にみると三つの注目すべき特徴がありました。一つは伸び続けていた調剤には厳しい結果となったこと。7対1の入院基本料の要件の厳格化。そして改定の中で「かかりつけ」という概念が明確に組みこまれまれました。
「かかりつけ」に関しては医師、薬剤師に加え歯科でも導入されていますが、「かかりつけ歯科医」はあくまでも「保険用語に一つ」というイメージがあります。しかしながら医科、薬科ではこの「かかりつけ」を軸に医療体制の新しいイメージを描きつつ、今後の政策を積み重ねる意気込みを感じます。そこにあるのは、地域包括ケアの推進がベースにあっての考えです。例えば、今回の改定では紹介状のない大病院の初診・再診料自己負担は大幅なアップとなりました。また、調剤の方ではかかりつけ薬剤師指導料算定をきっかけに、患者とのコミニュケーションを密に図ろうとする試みを目指します。
一方、医療政策として改定と対をなす基金は、歯科医療の環境整備にも益々重要な意味を持ちます。ただ、今回改定の中でも可能性の秘めた項目としていくつか点数化は見られましたが、基金が改定とリンクすることなく、独立しての事業になっている印象は拭えません。限られた予算の中でのやり繰りです。W改定に向けての改定と基金との相乗効果を目指す為の戦略と、それに沿った事業の立案が必要となってきます。
包括ケアを視野に入れての「かかりつけ歯科医」でポイントとなるのが口腔ケアです。その有用性は医科からも視線が注がれています。然るに、口腔ケアという言葉が、ブラッシングのみの狭義に捉えられている現状があり、本来の口腔ケアの意味する嚥下機能も含めた口腔全体を管理する視点の広がりが不足しています。その観点からみると、今回日本歯科医学会が「口腔健康管理」と称した新たな口腔ケアの概念の提唱は機知を得た提案です。摂食機能療法などを加えた従来の歯科治療を「口腔機能管理」、歯石除去、PTCなど歯科衛生士の実施するエリアを「口腔衛生管理」、そして一般の方が実施する口腔清拭、食事介助などを「口腔ケア(狭義)」として、この三点を総じて「口腔健康管理」としました。
広義の口腔ケアとして定義する考えは、真の意味での「かかりつけ歯科医」が目指す所です。既にW改定に向けての作業が進む中で、この概念を一日も早く歯科界内部で意見の確認をしながら、国民への認知を広めなければなりません。
日医はかかりつけ医機能研修制度を創設し、独自の「かかりつけ医」というものを推し進めようしています。そしてその講習の中に「かかりつけ医の摂食嚥下障害」のメニューも組み込まれています。また、地域包括ケアに向けた「かかりつけ連携手帳」の作成に着手し、そのスピードは目を見張るものがあります。『かかりつけ歯科医』、『口腔健康管理』、『摂食嚥下障害』のキーワードは、地域包括ケアの中で育ちそうな芽であることは間違いありません。残す課題は、地域包括ケアを主導する日医、地区医師会との更なる連携の強化と事業実現に向けてのスピードを加速させることです。




『食べる=生きる』

地方消滅で日本の少子化高齢化に対して大きな警笛を鳴らした日本創成会議が「高齢者の終末医療を考える」と称したシンポジュウムを先日開催しました。その議論を聞くに、地方消滅と終末医療?そんな一見結びつかない二つが、これからの日本の大きな課題となっています。それと共に、改めて人の死という死生観を医療分野の一角に位置する歯科医師として、見つめ直す時期が今あるものと感じます。
高齢化になって、いわゆる寝たきり老人に対していろいろな考え方が示され、特に胃瘻の是非については大きな意見が分かれるところです。欧米においては日本で常習化している高齢者、寝たきり老人への適応が少ないとのこと。この点に関しては中医協でも前回の改定では、嚥下検査の有無によって評価を変えるという対応がなされ、また今回の改定での議論では、その経過の調査結果も示されています。しかしその一方、この問題が話題になって、胃瘻によって日常生活が暮らせるレベルになる患者さんまで拒否するような実例があり、医療現場その対応に苦慮する場面が多々見られる話も聞きます。
この問題は、医療、介護費増大から語られることが多かったのですが、タブー視されていた死に対する考え方が社会問題の遡上に挙がっていることは、大きな時代の変化として捉えられます。そして、食べることは従来から歯科界も提唱するように、単に延命だけが目的ではありません。生きていることの喜びを感じる、人間としての尊厳に係わる重要な日常生活の一つなのです。
医療関係者以外でも「食べる=生きる」を唱える人がいます。「食べることは、呼吸と等しく、いのちの仕組みに組み込まれているもの。」とは、料理研究家・辰巳芳子氏が唱えている私の好きな一文です。そして欧米での判断基準となる「食べる」ことの有無が延命治療の是非判断の基準となる考え方は、経済問題を抜きにしてもその専門家集団である歯科界の属するものが改めて真摯に議論し、一つの考え方を社会に示す責務があると考えます。
然るに、だかからといって歯科界が社会の先頭に立って、自らが死生観の変更を訴える必要はありません。これは社会全体で既にうごめく潮流であり、歯科界はあくまでもこの分野に特化した専門家として食べることの重要性、必要性を改めて世に唱え、それを臨床の場で実践を積み重ねれば良いのです。果たしてこれをも医科が歯科から奪い取り、領域拡大を目指すのでしょうか。
この死生観の議論の推移を見守ると共に、食べることへの支援を更に強める為に、摂食嚥下への歯科領域からの積極的なアプローチが必要となってきています。何故ならば、咀嚼と嚥下は対となって多くの結果を導き出すことが立証され、食べることを特化した専門家としての医療人としては、現状のままでは取り組みが不十分だからです。歯科医療は新たなる視点をもって社会に貢献する時代の到来です。あとはそれを導き、フォローする具体的な政策を積みかさねることです。歯科医療は真の意味での生きる喜びを支援する世界を導きます。



『飲み込みは大丈夫ですか』

基金における事業が一つのきっかけとなって、在宅診療、医療連携が新たな展開に進み始めています。それぞれの医療環境の実情を踏まえて、地域独自の取り組むこの基金を利しての新たな事業は、診療報酬と対になるこれからの歯科医療全体へ大きく波及する政策です。そしてこの基金は、来年度において今年度予算規模に介護関係が上乗せされる計画となっており、医療介護の垣根を越えた地域包括ケアシステム構築としての発想が必要となっています。
歯科における在宅診療の中心は、従来の診療所における診療の延長としての義歯調整から始まり、口腔ケアの対応へと進んでいます。口腔ケアの効果は、既に誤嚥性肺炎予防という観点から医科の関係者は元より介護関係者にも認知されています。それに加えてここきてスポットライトが浴びているのが、今回の基金でもいくつかの地域で事業が計画される摂食嚥下の分野です。
しかしながら、介護保険の認定審査項目にも「えん下」という項目がありながら、実際に摂食嚥下の対応は、一部の大学病院、リハビリテーション、耳鼻科があって積極に取り組んでいる病院以外、殆ど対応出来ていないのが介護、医療の世界の現状です。その理由は簡単です。採算が合わないからです。特に歯科においては無報酬に等しい状態です。
 嚥下の対応は、適応が少ない耳鼻科領域の手術以外その改善方法の中心は訓練、姿勢の改善、食形態変更のアドバイスなどで薬の処方もありません。検査も歯科では保険算定が認められていない内視鏡・造影検査と問診を中心としたスクーリングテストです。近年、摂食機能療法が歯科でも算定可能となりましたが、それは鼻腔栄養、胃瘻増設患者に限定されており、重度になる前の本来対応が必要な患者さんには算定出来ません。
そしてもう一つこの分野を歯科が推し進めるハードルとなるのが、隣接する医科の反応です。現在、摂食嚥下リハビリテーションは歯科医師を中心としたアプローチと耳鼻科、あるいはリハビリテーション科の医師を中心としたアプローチの二つがあります。本来ならば他の疾患でもあるように医科が歯科は口腔内のみと突っぱねるところですが、儲からない中で耳鼻科医の成り手が減少し忙しく手が回りません。それと共に、「摂食・嚥下リハビリテーション学会」の「・」がなくなり「摂食嚥下リハビリテーション学会」に名称を変えたように、嚥下と摂食、咀嚼は一連の動作であり、咀嚼のプロである歯科医師を係わりから排除することは出来ません。咀嚼して嚥下することによって食べることが出来るのです。
もし、嚥下を歯科の領域と社会から認知されれば、歯科診療所が「食べる」ことの社会ステーションと成り得ます。口から食べることへの支援が生きる為、生活を支える源であることが歯科診療所から発信が可能と成ります。したがって報酬的評価は低くても、嚥下に問題ある人が歯科診療所に相談することへの広がり目指し、その実現に向かっての政策を積み重ねる必要があります。先ずは先生方が診療所で「飲み込みは大丈夫ですか」の一言を問える環境作りがその第一歩です。




『この道しかなかった中で』

この原稿を書いている今、衆議院選挙の結果は分かっていません。しかし事前の各マスコミみれば自民党圧勝予測です。選挙は投票箱が閉められるまで何が起こるか分かりませんが、少なくても安倍退陣はなく、任期2年を残しての安倍首相の解散の決断は見事成功となりそうです。
メディアは大義ない解散と騒ぎましたが、今回の安倍首相の解散目的は明確です。日本の経済再生を目指し、自らが提唱したアベノミクスの敢行の為の長期政権への道を切り開くことです。無論、長期政権となってもアベノミクス成功の確定はありません。しかし野党からは、アベノミクスに代わって日本経済再生を可能とする具体的な対案は示されませんでした。マニフェストに踊らされて政権交代を選択したことを悔やむ多くの有権者は、その提示なしで現在の野党にもう投票することは出来ません。また第三極への期待感も、離れたりよりを戻したりの腰の落ち着きのなさを感じ、一時のブームに終わりそうです。となると自民党のキャッチフレーズ「この道しかない」、安倍政権に託すしか今回の選挙では有権者に選択肢がなかったことになります。では長期政権となるこれからの政治情勢を踏まえて、歯科界はどう安倍政権と向き合わなければいけないのでしょうか。
今回の総選挙でのマスコミの世論調査では、有権者は社会保障に対しては経済再生と並び非常に関心をもっていましたが、その政策論戦は殆ど成されませんでした。特に自民党が示した政策は、医療に関してはないも等しいような扱いです。唯一あったのが、既にスタートしている社会保障改革のプログラム法案のスケジュールに則って進めるということです。但しこのプログラム法案の対となす消費税増税が延期となったわけですので、そのスケジュールの変更は必要になってきました。恐らく16年度改定に対しては、これを理由に財務省から厳しい対応を迫られるのは必至です。
この現実の意味するものは、現行の医療制度、水準を是とする考え方がベースにあります。消費税増税、経済再生となって税収が増えたとしても、けっして医療の大幅な拡充が成されるわけではありません。それどころか、もし経済再生と成らなければ医療費はそぎ落とされる可能性もあります。これからは少子高齢化、財政再建を踏まえて、いかにレベルを落とすことなく現行の医療を保つことへの模索が始まります。しかしながら理不尽な政策に対して、責任ある医療人として対応することは当然であり、大きな改善が必要な歯科と、既に一定の医療経営環境を維持している医科とでは立ち位置が異なります。先ずはこの点への内外の理解を求めることがスタートとなります。
選挙終わるのを待って各種医療政策への対応が加速的に進みます。幸いにして政治の世界では現在の歯科医療の現状は理解されつつあり、一つ一つの政策毎の対応スタンスが求められています。果たしてこの道しかなかった中で、歯科界はどう歩みを進めるべきなのでしょうか。歯科界の政策対応能力と政治力の真価が問われています。




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