日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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ただの選挙目当てのアドバルーンだったのか

高校授業料無償化、高速道路無料化、農家の個別所得保障、子供手当てなどの民主党のマニフェストの目玉政策が、財源問題を主な利用で完全実施が暗礁に乗り上げています。
そして、当初、厚労省が3000億円の公費を費やし大幅アップを目指していた改定率も、段々トーンダウンをしてきてマイナス改定をも財務省は主張してきています。

マニフェストにもある医療費の確保で、政務三役が今回を明言していた3%という数字は、16、18年度改定でのダメージをまず回復しなければ医療再生のスタートは覚束ないという理由からの主張です。
この2度の小泉内閣が構造改革として強いたダメージは、現在の医療の混乱の根源であることは、多くの関係者が痛感しているところです。そしてそれを回復するのは、個々の政策、手当ての前にまずクリアしなkればいけない問題であることは、恐らく多くの政治家も認知するところです。

だとすれば、ここに政治的な決断で手当てが出来ないとするならば、医療関係者の多くが、鳩山民主党政権の政策提言は、ただの選挙目当てのアドバールンとしか判断しなくなります。
果たして、、医療関係者、歯科界はどんな政治的なアプローチをして、その誤りを阻止できるのか否か。ここ暫くの動向には最大限の注視をしなければなりません。
by kura0412 | 2009-12-07 16:04 | 政治 | Comments(4)
Commented by 累卵 at 2009-12-07 17:27 x
民主党政策集にある「全ての国民が歯科検診を受けられるようにする」を考慮して、多少とも現実味のある提案をします。
(私案)「保険医定年制と学校歯科医、歯科健診・歯科保健指導」
これまでの学校歯科健診・歯科保健では、疾病発見と治療勧告に歯科医師の努力が注がれ、疾病に対するリスクの低減はほとんど行われてきませんでした。その結果、平成17年度の「諸外国の歯科医療需要に関する調査」で、諸外国では歯科医療の内容が、充填・補綴から予防へ、さらに診断へと変化しているのに、日本だけが、充填・補綴処置が過去10年間変わらず50%近いという状況です。
歯の健康の保持に関する正しい知識は、歯科保健教育を様々な授業の中に取り入れ、若い頃から取り組まないと効果は期待できません。また、今後の二次予防を、う蝕も歯周病も「case finding⇒risk finding」へと転換するためには、新しい歯科保健医療の知識を備えた学校歯科医などの活用が不可欠です。
そのためには、現在の学校歯科医などの資質向上のため、学校歯科医生涯研修制度の整備と推進を図り、学校歯科医などの一層の努力を「健康づくり」への指導、健診後のフォローに役立てるシステム構築が必要と考えます。
Commented by 累卵 at 2009-12-07 17:31 x
さらに、国民への良質な歯科医療提供のためには、健保連が「医療提供体制についての検討状況」(平成16年7月9日)で、適正な保険医療の観点から保険医に「定年制」を設けるべきと提言していることなども勘案し、歯科医療に携わる保険医定年制の導入と学校歯科医制度改革を図るべきと考えます。
ドイツでは、1999年より「68歳保険医定年制」が導入されました。保険医として定年を迎えても医師免許は残るため、自由診療医として営業ができるので、憲法に定められる営業の自由には抵触しないという見解のもとに、定年制は合法化されました。
 保険医定年制の導入は当面定年70歳から始め、段階的に67歳または68歳とし、新しい概念の学校歯科医研修の受講を条件に保険医定年歯科医師を(72歳頃まで)学校歯科医として配置・活用することで、学校などでの口腔内疾病罹患リスク低減が図れます。
Commented by 累卵 at 2009-12-07 17:31 x
同時に、「歯の健康の保持の推進に関する法律」成立後に、新しい概念の「歯科健診と歯科保健指導」の研修受講を条件に、保険医定年歯科医師を(72歳頃まで)全ての歯科健診と歯科保健指導に活用し、二次予防の保険給付のための客観的な基準値を確立させ、歯科における予防医療の保険導入を健保連などと交渉し、歯科医療における予防が21世紀の医療ではその最先端となるよう国民に提示し、理解と納得を得る必要があると考えます。
Commented by はと at 2009-12-08 20:34 x
ってか
口腔保健法早く出せよ、民主党
一度は国会提出したのだから法案は完璧だろ?
あまりに信義に劣る
普天間移設も県外だなんだと県民を期待させて
結局へのこだろ。ただの詐欺だろ
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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