日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
プロフィールを見る
画像一覧
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31

霞ヶ関は大騒ぎ

政治主導の骨格に関する内閣基本方針
鳩山内閣が16日の初閣議で決定した基本方針は次の通り。

1、先の総選挙は国民の政治へのやりきれない不信感、従来型の政治・行政の機能不全への失望と強い怒りがあらわれ、政権交代に結びついたものだ。
その意味で総選挙の勝利者は国民1人ひとりであるはずだ。国民の強い期待に対して、全身全霊を傾けてお応えするのが内閣の使命だ。

2、きょうの日を日本が明治以来続けてきた政治・行政システムを転換する歴史的な第一歩にしないと、この内閣の意味はない。鳩山内閣は「本当の国民主権の実現」「内容の伴った地域主権」を政策の2つの大きな柱にし、新たな国づくりに向けて動き出したい。
利権政治と官僚依存の政治システムからの脱却をめざす。国民主導の政策を行う本当の意味での国民主権の国家に転換する。

3、新たな国づくりに向けて、国政運営を官僚主導・官僚依存から政治主導・国民主導に刷新しないといけない。ただ、私たちがめざすのは「官僚たたき」の政治ではない。

4、各府省に大臣、副大臣、大臣政務官を中心に政務3役会議を設置し、国民視点で政策の立案や調整をする。与党の事前審査制を廃止し、従来の政府・与党の2元的意思決定を1元化し、族議員の誕生を防ぐ。与党議員の提案などは副大臣らが聴取、大臣に報告し、政府の意思決定は政党でなく内閣でする。

5、事務次官会議は廃止する。重要政策は私自身と官房長官がその都度判断し、閣僚委員会を開いて実質的な議論をする。各種の政府の政策会議は抜本的に整理統合する。

6、内閣官房に国家戦略室を設置し、官邸主導で税財政の骨格や経済運営の基本方針を決める。

7、行政刷新会議を開き、政府のすべての予算や事業を見直し、税金の無駄使いを徹底的に排除。真の地域主権国家を築くための改革を推進。国家公務員の天下りや渡りのあっせんを全面的に禁止し、国家公務員制度の抜本的な改革を進める。

8、経済に加え、環境、平和、文化、科学技術などで国際社会に貢献し、国際社会から信頼される国をつくり、日本人であることに大いなる誇りを抱ける国家、社会をつくっていかねばならない。

9、時代が激動の変革期を迎えている現在、旧来型の資源配分や行政手法を転換しなければ、国民生活、日本の将来まで危うくする。新しいリーダーシップの下、日本が荒波を乗り越え、発展し続けるため、当面4つの考え方を基軸とする。

10、第1は人の命を大切にし、国民生活を守る政治だ。新型インフルエンザ対策への取り組みはもちろん、年金記録問題は特に今後2年間の集中的・抜本的な取り組みが必要だ。

11、第2に地域のことは地域に住む住民が決める「地域主権」への転換だ。国の権限や財源を精査し、地方への大胆な移譲を進めるなど国と地方の関係を抜本的に転換する。高速道路やガソリン税など生活に直接かかる負担を軽減し、国が担うべき役割は国が率先して実行する。郵政事業のあり方も地域主権の観点から抜本的に見直す。

12、第3は経済合理性のみを評価軸とした経済から、人間のための経済への転換だ。経済活性化のための規制改革の継続は当然だが、雇用のセーフティーネットの強化や食・住まいなど身近な生活面での安全確保にも努める。経済指標の数字のみに踊らされることなく、家計の実質的な可処分所得を増やすことで個人消費を拡大する。

13、第4に自立した外交により世界の平和創造と課題解決に取り組む、尊厳ある国家を目指す。極端な2国間主義や単純な国連至上主義ではなく、長期的な構想力と行動力をもった主体的な外交を展開する。緊密かつ対等な日米同盟を再構築するため、協力関係を強化し、両国間の懸案も率直に話し合う。

14、目指すべきは、すべてを政府に依存する政府万能主義でも格差を生み弱者を切り捨て、すべてを民間に委ねる市場原理主義でもない。「国民主権」「地域主権」「自立と共生」。この3つの理念を実現することで、国、地方自治体、国民が役割を果たしながら社会全体を構成していく。

15、新たな国づくりは決して誰かに与えられるものではない。国が予算を増やせば、すべての問題を解決できるというものでもない。社会の「絆(きずな)」を再生し、人と人との信頼関係を取り戻す。「友愛の社会」を実現すべく全力で取り組む。

【NIIKEI NET:初閣議後の官房長官発表】




昨日の霞ヶ関は1日大騒動だったようです。就任しなたばかりの各大臣が、いきなり強烈な政策転換の発言連発です。その中でも、やはり長妻厚労大臣は異彩を放っています。新大臣には、怖さ反面、期待感もあります。
この革命的政権交代の実現は、随分前から入念な検討がされていたようです。特に次官会議の廃止はその大きな出鼻を挫いた感じがします。今のところ官僚側の反撃は少ない雰囲気です。
by kura0412 | 2009-09-18 10:53 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
以前の記事
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 10月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 06月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
2005年 02月
2005年 01月
2004年 12月
2004年 11月
2004年 10月
2004年 09月
2004年 08月
2004年 07月
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧