同じ県内でもスタートしました

歯科助成始まる、上越・妙高

上越、妙高両市の成人を対象とする歯科検診費用助成制度が今月から始まった。上越地域では糸魚川市が2007年度から先行導入した制度で、生活習慣病との関連が指摘される歯周病やむし歯などの早期発見・治療を通じて、健康維持につなげるのが狙い。上越、妙高両市は「健康への意識を高めるきっかけになる」と期待を寄せるが、働き盛りで時間的な余裕がない30歳―40歳代がどれだけ受診するかなど効果のほどは未知数だ。
両市の制度は35歳から5歳刻みで60歳までの市民を対象に、検診費用(2000円)の4分の3を補助するもの。個人負担は500円で済む。生活保護世帯は全額が助成される。
両市がそれぞれ検診を委託した上越市85、妙高市12の歯科医院で受診できる。
上越市民が妙高市の歯科医院で検診を受けることも可能。妙高市民も上越市の歯科医院を利用できる。
受診希望者はあらかじめ両市に申請。審査を経て自宅に決定通知書などが郵送される。
上越市は約1万7000人、妙高市は約3000人が対象となる見込み。
歯周病は成人の8割がかかっているとされる。自覚症状がないまま進行するケースが多く、頭痛や肩こり、肥満、糖尿病、高血圧などとの関連が指摘されている。
ただ、歯科の場合、痛くならないと医院を訪れない人が多い上に、サラリーマンや子育て中の人など、検診を希望しながら実際に受診する時間を作れない場合も想定される。
受診できる期間は上越市が12月31日まで。妙高市は来年3月31日まで。両市では「口内健康は多くの疾病の引き金となるだけに、受診してほしい」と積極的な受診を呼び掛けている。
糸魚川市が昨春から始めた制度は、40歳から10歳刻みで70歳までの市民を対象に市が全額負担する。初年度は対象者2633人のうち118人が受診した。

【新潟日報2008年6月4日】



同じ県内でのこの動きは波及する可能性大ですし実現を期待したいです。
by kura0412 | 2008-06-04 16:13 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412