公益法人法改正への対応の本音と建て前

公益法人法の改正で、日歯を初め各歯科医師会ではその対応が求めれています。特にその中でも各共済制度の取り扱い注目が集まります。

一応、建て前としては、歯科医師会は公益事業に参加する為に会員となるわけですが、その実際は、会員になることによって何かのメリットを得るがために歯科医師会に入会するのが殆どです。また、最近の未入会の増加は、そのメリットが少なくなったと感じる先生方の増加も原因の一つです。
となると、歯科医師会入会のメリットの大きな一つである共済制度の行へは、今後の歯科医師会活動に大きな影響を及ぼします。

その一方、もっと歯科医師会が会員に利益を得るような事業を求める声もあります。そして、これに対しての対応として、8020財団の積極的な活用を唱える先生も多く存在します。
今回の公益法人改正への対応は、たんに法律的適用を進めるだけでなく、歯科医師会の活動の意義の再確認と共に、歯科医師会入会のメリットの拡大の求めという本音の部分とが交錯します。
私は、タブー視することなく本音の部分への議論も進めるべきと考えます。
by kura0412 | 2008-05-08 12:17 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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