民間歯科保険発売停止から

20年前に明治安田生命(当時明治生命)より発売されていた歯科保険が、今年より新規販売を停止したとい案内が着ました。まだ生命保険会社が損保保険を扱える前の製品でしたので、生命保険のオプションとしての扱いだったと思います。
現在、民間医療保険花盛り、また、混合診療も議論する中ですが、発売当初、これは日本の歯科界を変えるかもしれないと注目をしたのですが、歯科の場合は全く逆の結果になりました。

歯科疾患の生命への限局性、また、審美などの患者サイドの選択の幅が大きいだけに、歯科が民間保険導入とは結びつきにくかったのかもしれません。しかし、もし、自費診療と保険診療の明確化、混合診療の導入が進んでいたらどうだったでしょうか?

現在、日本の歯科界の中では、混合診療の議論を待望する意見が多くなっていますが、それと共に、この民間保険についても平行しての議論も必要と思います。
by kura0412 | 2008-03-10 15:32 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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