これからの政治の動きに大きな変動を予感

中川自民党幹事長のHPからの引用です。
これからの政治の動きに大きな変動を予感させるコメントです。


(今後の国会運営)通年国会に近いものになるのではないか
国会は個人的な見通しですが、与党は話し合いモードで、野党はまだ対決モードで、会期は相当長いものになるということはあり得るかもしれません。これから今のような状況が進めば、国会は通年国会に近いものになるのではないかという感じもしております。
(8月7日記者会見にて)

(テロ特措法)与野党それぞれに責任があり、責任を共有しなければならない
韓国の方々が拉致され、殺害されたように、アフガニスタン現地でも、テロとの戦いは、国際的な取り組みがなされているところです。非常に重要な問題もあります。欧州各国もカナダも、一生懸命このテロとの戦いには、イラクと異なって参加しています。それに対する日本の後方給油支援、インド洋での給油支援を国際的な役割として、果たすのか果たさないのかということが問われます。その一環として日米関係にも関連する重要な法案であると思います。
その意味で、国会で十分に話し合って、いずれにしても11月1日に期限が切れてしまいますから、やはり何らかの答えを出さなければならないと思います。これは、与野党それぞれに責任があり、責任を共有しなければならない課題であろうと思います。十分話し合う中に、基本的なことが行われる担保が取られるなら、柔軟に臨んで継続せしめることが重要だと思います。
(8月7日記者会見にて)

(分断政府の時代)全委員会の全議員が主役の時代に
両院の各委員会にパワーシフトが起こることも「分断政治」、としては、特徴的に行われます。アメリカの委員会中心主義ということで、党内の審査よりも議会の場での話し合い、政策決定が主舞台になるということが起きています。その意味では、これから日本でも全委員会の全議員が主役の時代になります。ある意味で、国会が国権の最高機関としての機能を十二分に発揮しなければならないということでもあります。選挙直後に申し上げましたが、この民意は「与野党が良く話し合え」という民意であり、これに良く応えなければならないと思います。我々もそういう姿勢でこれからの「分断政府」の時代に臨んで行かなければいけないと思います。
(8月7日記者会見にて)

(分断政府の時代)法案の相当部分が国会で修正されるだろう
これから、衆議院の多数派の3分の2の与党と、参議院の多数派が異なる。また、衆議院の多数派及び内閣、こちらは議院内閣制ですが、参議院は違うということなる。政治学用語では「分断政府」という状況です。アメリカの場合は、過去にもありましたが、現在共和党の大統領と 議会上院・下院多数派が民主党という状態です。新しい時代に対応した国会運営がこれから必要となるのでしょう。政府の法案も、おそらくそのまま野党にご理解いただいて、通る法案と、そのままでは通らないという法案が出てくるだろうと思います。相当部分が国会において決定される、修正されることになるでしょう。
(8月7日記者会見にて)
by kura0412 | 2007-08-09 09:16 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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