生きるということが

介護保険の認定審査会に出席して、要介護4、5あたりの申請の人を書類上でみると、果たしてこのままでいいのか?それは人道上、また経済上いずれにも疑問を感じるところがあります。もし、私自身が同じ状況に陥ったら、そこまで生きていなくてもとも思います。
また、逆に、現在議論されている後期高齢者医療制度では、国保中央会が提案しているような、登録された後期高齢者の人数に応じた定額払いのように、人を人として扱わないような制度導入も問題があります。
生きるということが財政的な問題、そして倫理的、人道的な問題をいかに組み合わせて国家の基本的な考え方として制度に映し出すか、そこに大きな課題があります。ただ、それを経済だけで議論することだけは避けなければなりません。
by kura0412 | 2007-03-07 16:56 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412