医科と共同歩調をとる、しかし

昨日の私のブログ、また、コメントを頂いた累卵先生が書かれているように、歯科は医科と二人三脚でこの医療に対して厳しい局面を打開しようと考えているのに、医科は歯科の実情を理解しようとは示していません。極端な話、これだけ減っている歯科の枠をも取らんばかりの印象すら感じます。
それを一番最近感じたのは、昨日も書いた混合診療の対応です。
医科は、混合診療反対と唱えていました。そして、歯科も本来ならば混合診療導入に踏み切りたい気持ちがあった中、医科と同調歩調を合わせる為、混合診療反対を貫きました。
そしてその結果、名前こそ混合診療という言葉は使われませんでしたが、保険外併用療養制度導入が成され、歯科のように、選定、評価いずれも?付くような現状の中、既に医科はこの混合診療を積極的に進めれているわけです。
一言でいえば、医科のしたたかさを感じます。
表明上は混合診療反対であっても、裏では示し合わせていた。
そんな見方も出来ないわけではありません。
では、歯科はどうすればいいのでしょうか?
確かに、中医協委員も一人減員になりそうな状況、また、対厚労省、保険者に対して歯科単独では圧倒的な不利な状況の中、医科の協力なしで対応は出来ません。
しかし、現実は非常に医科と比較する時に、歯科の不利な状況は歪めない事実だと思います。
これをどう調整するか?
その判断、手法はこれからの大きな歯科の課題だと思います。
by kura0412 | 2007-02-08 15:22 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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