スケートの事件も歯科界に波及?

日本スケート連盟の不明朗な会計処理で元会長が逮捕されました。ここまで露骨な形は別にしてスポーツ関連団体の会計処理は非常に曖昧であるのは事実のようです。
理由は簡単です。基本的には役員はそれぞれ生業を持ち、趣味の世界での仕事であるからです。それに加え、全国規模の組織、人気種目となればスポンサーからの莫大な資金が流入してきます。今後もこれをきっかけに各団体の会計監査が実施されれば、今回事件がその氷山の一角の事件となるかもしれません。
これらのスポーツ団体の多くは、公益法人化をしています。どうしてもそうなれば会計処理に対しても公的なチェックも緩くなり、今回の事件の発生のような病巣となり得ます。その為に、私が現在興味を持って観戦しているバスケットボールプロリーグであるbjリーグは、コンプライアンスの厳守を図る意味でも、リーグ全体を株式会社組織にしているケースもあります。
今回の事件は、ひょっとすると日歯の大きな課題としてして直面している公益法人改革に微妙な影響を与えるかもしれません。スケートの世界の事件が歯科界に波及する可能性があるとは、大変な世界になりました。
by kura0412 | 2006-10-04 11:54 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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