採算を忘れているのでは

昨日の日曜日は、先生方の中でも外に出るのを我慢して、保険改定の準備をされた方もいられると思います。私も、どこに出ることなく、先日の社保講習会の資料を眺め、パラパラと捲ったスタディモデルの項目に目が点になりました。

スタディモデルは今回の改定での解釈で
「一連の診療は終了した日から属する月の翌月の初日から起算して3年を保存期間とする。但し、スタディモデルの正面観、左右側面観、上下咬合面観等を患者氏名、作成年月日が判別できる状態で写真撮影し、カルテに添付した場合は3月を保存期間とする。但し、写真撮影に係る費用は所定点数に含まれ算定できない。」

これを見て、昨日は改定の準備を止め、一日中寝ていました。
また、処置項目が殆ど含まれた再診料38点。どうやって患者の感染予防を確保するのでしょうか?ゴム手袋を使い廻ししれとでもいうのでしょうか?
利益の幅という議論の前に、採算というのを忘れています。
by kura0412 | 2006-03-27 11:54 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


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