歯科界の顔が代わる

新しい選挙制度導入で予測が難しく、接戦が予想されていた日歯会長選挙は、現職の井堂会長を90票という大差で大久保氏が破る結果となりまりました。
選挙序盤戦は、現職の井堂氏が圧倒的な各府県歯会長の支持、また、対立候補の大久保氏の出身母体を日大を含めた多くの同窓会の正式な支持を受け、大きく先行していました。
しかし、それが去年のクリスマスあたりから大久保氏が猛烈な追い込みをし、この選挙締め切り10日間位前に並んだという一部の観測がありました。
結果を見れば、そこから大久保氏が一気に井堂氏を追い込み、予想を上回る大差で抜き去った結果となりました。
この結果の理由は、選挙戦術などもいろいろあろうかと思いますが、行き着くところが、一昨年の事件を受け、顔を替えなければ歯科界の再生は難しいという、現在の歯科医療環境の危機感の一般会員の声が選挙人の先生方に伝わり、それが、旧来の学閥や地域という垣根を越えた形となりこの結果が生まれたものと思います。
新しい流れが芽生えたようです。
by kura0412 | 2006-02-01 10:15 | 歯科

コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言


by kura0412