ロシアで医療協力、健康管理センター新設支援

政府、ロシア極東で医療協力 健康管理センター新設を支援

政府はロシアへの経済協力の一環として、ロシアが極東ハバロフスクで進める健康管理などを助言する「予防医療診断センター」(仮称)の設立に資金・技術面で協力する方針を固めた。健康診断や人間ドックを普及させて極東地域のロシア人の健康維持に貢献する。健康診断などが習慣として定着すれば、日本の医療機器の輸出増にもつながるとみている。

日ロ両首脳が2016年に合意した極東での産業振興など8項目の対ロ経済協力計画の一環だ。ロシア保健省と日本の厚生労働省などが具体案を話し合う。両政府は18年5月に日ロ首脳会談を開く方向で調整しており、成果の一つとしたい考えだ。
ロシア保健省などがハバロフスク鉄道病院内にセンターを新設することを想定。日本側がロシア関連のビジネスを手がける商社や医療関連機関など民間に投資を募る。医療分野での技術協力だけでなく、医療機器の提供や人材派遣の実施も検討する。健康診断などの習慣が極東地域で定着すれば、将来的に、日本も協力して同様の施設をロシア全土に広げることも視野に入れる。
ロシアは健康管理の意識が薄いとされる。平均寿命は15年の統計で70.5歳、男性に限ると64.7歳と短い。政府は日本の質の高い技術や医療機器を提供すれば、ロシア人の病気の早期発見や健康増進に貢献できると考えている。
ロシアへの8項目の経済協力を巡っては、16年5月にロシア・ソチで開いた日ロ首脳会談で、医療や極東開発など8分野で協力していくことで合意した。今回の予防医療診断センターの新設は、医療分野の協力の一環として進める。政府には極東地域での経済協力を進めることで、ロシア側から北方領土を巡る交渉への前向きな姿勢を引き出したいとの思惑がある。

(日経新聞)




既に民間レベルで海外への進出を進めている実例は多くあります。しかしこのケースは団体としてアプローチが必要です。歯科の関与は大きな影響を及ぼすはずですんで何とか食い込みたいところです。
by kura0412 | 2018-01-11 11:30 | 政治

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