『完全無料のクラウド型電子カルテ』

きりん、完全無料のクラウド型電子カルテ
診療報酬債権の流動化や情報掲載料で収益確保

医療系アプリケーションベンチャーのきりんは2016年12月1日、完全無料で利用できるクリニック向けのクラウド型電子カルテ「きりんZERO」の正式版をリリースした。マルチデバイスに対応し、レセコン機能や予約システム、アプリなどと連携する。

きりんZEROは、電子カルテ機能に加え、外来予約・受付・レセコン機能についても、初期導入費用・月額利用料いずれも無料で利用できる。登録患者数が増えたとしても、無料である。
レセコン機能では、日医標準レセプトソフト「ORCA」と連携する。診療報酬改定時もクリニックによる改定対応の必要がなく、常に最新の情報でレセプトを作成できる。また、診察と病名、薬剤と病名のチェック機能があり、レセプト病名チェックの必要がなく、病名付け忘れも防げる。
マルチデバイスに対応しており、インターネット環境があればWindowsパソコン、Mac、タブレット端末などで利用できる。また、患者向けには専用アプリ(無料)を用意しており、予約システム機能により患者自身で受信予約することも可能。

なぜ完全無料が可能か
きりんZEROが完全無料で提供できる背景には、同社が提供する「きりんFRM」「きりんMR」などのサービスによる収益モデルがあるからだという。「きりんFMR」は、クリニック経営を支援するキャッシュフロー改善サービスで、きりんZEROのサービス開始と並行して提供する。
診療報酬は請求から支払基金から入金されるまで通常45日ほどかかるが、きりんZEROでの診療データを活用することで当月に立替払いを行い、キャッシュフローを改善するもの(診療報酬債権の流動化を利用)。また、地域の複数のレセプト請求データを解析し、返戻を最小限にするとともに、算定漏れを防止するレセプトチェックサービスを行い医療事務の負担を軽減する。同社はきりんFMRを提供するために、りそな銀行およびマーチ・アセット・マネジメント(売掛債権などの流動化のための特別目的会社)から診療報酬再譲渡の資金調達を行っている。
「きりんMR」は、きりんZEROを利用した処方時に薬剤情報を提供するサービス。新薬やジェネリック医薬品などの情報を専用枠で提示することで、同社は製薬会社などから情報掲載のための費用を徴収する。
また、きりんZEROの普及により取得された医療情報を個人情報が特定できない医療ビックデータとして蓄積。データ解析による新たなビジネスモデルを製薬会社や保険会社と協業していく予定という。

【日経デジタルヘルス】



歯科もこの手を使えないものでしょうか。
by kura0412 | 2016-12-08 15:38 | 医療全般 | Comments(0)