日本の歯科界を診る(ブログ版)


コラムニスト・鞍立常行が日本の歯科界に直言
by kura0412
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『日医連推薦の自見氏、21万票獲得し初当選』

2016参院選の医師候補、当選は10人中5人
日医連推薦の自見氏、21万票獲得し初当選

第24回参議院議員選挙の投開票が7月10日行われ、比例区で当落が注目された、日本医師連盟推薦の自民党の自見はなこ氏は21万562票を獲得して初当選を果たした。一方、おおさか維新の会から出馬した、元厚生労働大臣政務官で医師の梅村さとし氏は、政界復帰を目指したが、落選に終わった。

自見氏は「しっかりとした下働きをしていける存在になりたい」と今後の活躍を誓った。日本医師連盟会長の横倉義武氏は、長い選挙戦をねぎらい、万歳三唱の音頭を取った。もっとも、2013年の前回参院選で、日医連推薦の羽生田たかし氏(自民党)は約25万票獲得、早々に当選確実を得たのに対し、自見氏は票が伸び並んだことから、必ずしも満足の行く選挙結果とは言えず、関係者からは悔しさの言葉も聞かれた。
梅村氏は前回参院選では、民主党から大阪選挙区で出馬したものの落選。今回はおおさか維新の会に所属政党を変え、比例区から出馬したが、再び涙を飲んだ。梅村氏は「考え得ることは全てやったので、後悔はない。いい選挙戦だった」と振り返った。
比例区では、そのほか4人の医師が立候補(『医師候補は10人、参院選が公示』を参照)。公明党の二人は強く、秋野公造氏(現職)は61万2066票、熊野正士氏(新人)は60万5226票という高得票でそれぞれ当選。一方、矢作直樹氏(日本のこころを大切にする党)、渡辺良弘氏(国民怒りの声)の2人の新人は落選に終わった。
選挙区では、4人の医師が立候補。現職が強く、桜井充氏(民進党、宮城)と足立信也氏(民進党、大分)は当選。柳沢秀敏氏(無所属、東京)と玉田憲勲氏(無所属、広島)の2人の新人は落選した。

自見陣営、当確やや遅れに悔しさも
開票速報が始まった午後8時の日本医師会館には、日医幹部や職員を含む約50人が参集。固唾を飲んでNHKの開票速報を見守った。同10分ごろから比例区の当選確実者が読み上げられる中、自民党候補者第1陣の7人に自見氏の名前は入っておらず、最前列に座った日医幹部らの渋い顔が続いた。同19分ごろにテレビ朝日が当選確実を報じると、幹部らにあちこちから電話がかかってくるようになり、同22分ごろに民放数社が当選確実を報じたことで、当選を確信した。
横倉会長は「長い選挙戦、ありがとうございました」とあいさつし、一堂が万歳三唱。次いで、自見氏は「大変厳しい選挙戦を戦い、『国民の皆さまから頑張ってね』『社会保障期待しているよ』『子ども子育て支援をしっかりやってね』という声をいただいての当選だったと思う。地域の中で、私たちが、医療・介護・福祉が何よりも大切だということを、しっかりとした下働きをしていける存在になりたい」と抱負を語った。その後、首都圏を中心とした地域医師会の会長らがあいさつをした。午後9時ごろには自見氏は、横倉会長とともに自民党本部に向い、安倍晋三首相にあいさつした。
前回参院選では羽生田氏は24万9818票(投票率:52.61%)を獲得し当選。自民党の比例区で当選した18人中6番目で、医療団体では日歯連組織内候補の次いで2番目だった。日医幹部は今回の選挙戦の「前回の25万票を超えるか、医療団体で最多得票を集められるかがポイント」と話しており、NHKの第1陣当確者に名前がなかったことを悔しがった。自見氏は、比例区当選の19人中9番目の得票 数にとどまった(投票率:54.70%)。医療団体の推薦候補では一番だった。

梅村氏、午前5時すぎまで当落決まらず
一方、大阪市にある梅村氏の個人事務所には、午後8時前から、おおさか維新の会の関係者や医療関係者らが集まった。開票直後の速報では、おおさか維新の会の比例区で当選確実者が出たのは、片山虎之助氏と渡辺喜美氏の二人のみ。梅村氏には当確が出なかった時点で、事務所内は「待ち」の状態に。
おおさか維新の会は、比例区で5議席獲得できるとの予測もあったが、結果的には4議席に終わった。改選数121議席数、最後の1議席がなかなか決まらず、情勢が厳しくなった午前5時20分頃、事務所関係者が「全ての結果が出たわけではないが、大変厳しい状況」と述べ、事実上、落選を宣言した。最後の1議席は、生活の党に決まった。

【m3.com】



自見氏を推薦した府県歯科連盟もあるようです。
by kura0412 | 2016-07-12 17:37 | 政治 | Comments(0)
ミラーを片手に歯科医師の本音
回想

本紙閉刊に伴いこのコラムも今回で最後となります。平成10年9月から19年間、筆が進まない時もありましたが、締め切りを遅らせることもなく、また大きなトラブルもなく終えることにある意味安堵しております。ただその中で一度だけで校正まで終えながら書き直したことがありました。それはあの「日歯連事件」と称された事件が勃発した時でした。
あの時は一人の開業医でしかない私が、社会事件になるほどの大事件に対して実名で書くことに躊躇しましたが、事件に対していろいろな観点から憤りを感じ、もし問題となれば歯科医師を辞める覚悟をもって書きました。この事件によって日本の歯科界に大きな変化があったことは多くの先生方が感じられたことです。今思えばその内容は別として、あの時書き綴っておいたことが、その後連載を続けられた源になっていたかもしれません。
然るに風化しつつあるあの事件の本質は何だったのか。その手法に対しては司法判断が下った結果が示されていますが、事件の根本には、現在も続く歯科医療に対する公的評価の低さを何とか打開しようと考え方がありました。この点を誰もが分かっているのに言葉に出ていません。但し結果的には中医協委員が1名減員、事件後の懲罰的な18年度改定となり、歯科界の思いとは反対の流れを作ってしまいました。特に改定では、それまでの改定時で、技術料を引き下げながら作った僅かな財源を「かかりつけ歯科医」初再診料に振り分けながらも、「かかりつけ歯科医」を一気に消し去られたことによって、保険点数全体が縮小したと共に、時代の流れである「かかりつけ歯科医」という名称、概念をも否定されることになってしまいました。そして事件によって植え付けられた歯科界の負のイメージは現在も引きずっています。
日本の歯科界は今、大きな分岐点に差し掛かかり、新しい息吹が入る機運も高まっています。但し、この負のイメージを引きずったままでは大きな壁が存在します。あの事件は終わったのでなく、まだ背負っており、それを回顧することで歯科界の課題を改めて見出すことが必要です。
残念ながら現在、日歯、日歯連盟共に入会者、特に若い先生の入会が減少しています。事件の影響、また、入会することへの利点を見出せず、医療環境向上寄与への期待が薄らいでいるからです。個人で個々の臨床現場での対応出来ても、政策を変えるには一つの塊にでなければパワーが発揮できないだけに、この問題は歯科界発展の最大の課題です。その為には、過去の問題となった出来事を背景も含めて改めて見直し、そして新しい目標を示す。それも抽象的でなく、具体的な分かりやすい政策を提示することで歯科界の展望が分かることで推進力の働きとなります。
最後に、本コラムを続けなければ会うことの出来なかった全国の先生方と交流できたことは、私の歯科医師人生としての財産となりました。そして、好き気ままに綴ることを甘受して頂き、連載を許して頂いた歯科時報新社・吉田泰行社長に感謝を述べ終わります。ありがとうございました。
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